2014年2月の冬のスペイン周遊ツアー つづきです。
今回の旅では、スペイン国内を観光バスで一周しました。
バス移動のみのツアーのメリット
団体ツアーといっても、途中飛行機を利用したり、AVEというスペイン版新幹線を利用するものもあり、このあたりがツアー料金の差に出ると思います。
私の参加したツアーは、いわゆる”お得なツアー”のためすべてがバス移動。
スケジュールなどはこちらの記事で
初日と最終日を除き、毎日3~6時間くらいバスに乗っていました。
しかし、飛行機ほど窮屈でもなく、沿線の風景が楽しめ、途中に立ち寄るサービスエリアでの飲食やおみやげチェックが息抜きになったりするので、バス旅は苦になりませんでした。
ヨーロッパは鉄道でもセキュリティチェックがあったりしますし、なんといってもスーツケースも一度乗せれば目的地まで運んでくれるのがいいですね。
ツアーバス
バスは”おベンツ”。基本、日本車しか信用できませんが、10歩譲ってドイツ車なら良しとしましょう。日本人ツアーのバスはせめてこのあたりにしてもらいたいものです。
スペイン国内はハイウェイが整備されています。都市部は渋滞もありますが、郊外に出れば渋滞はありません。(冬だからかもしれませんが・・・)
アメリカのように怪物みたいなトラックは走っていません。走行している車も日本と同じような雰囲気です。
そんなバス旅の途中での風景をいくつか紹介したいと思います。
バス旅道中の風景
ラ・マンチャ地方のおみやげ店
白と青がスペインらしい建築。外国人観光客御用達という感じのお店ですけど・・・
ここは、小説「ドン・キホーテ」の冒険の舞台となった地域で、近くには観光用の風車もあります(立ち寄りなし)
それにちなんで、おみやげ店に併設された展示館
ドン・キホーテに関するギャラリーですが、日本語の表記が怪しすぎます(笑) 日本人観光客がたくさん立ち寄るから急ごしらえで作ってみた、という感じ。
地域の名「ラ・マンチャ」は、アラビア語で「乾いた大地」を意味するそうで、沿線は、ひたすら乾燥に強いオリーブの畑が続きます。
乾燥した大地のはずが、雨に降られた後に虹が出現しました(^^)v
冬なので日本と同様、畑は寂しい景色ですが、2月ならではの花が見られたりするのです。
2月に見られるアーモンドの花
わかりにくいのですが、白と薄いピンクの花が咲いています。桜と似ています。
私は海外旅行となると飛行機でもバスでもテンションが上がって、まったく眠れないタイプですが、多くの方は体力温存という感じです。
添乗員さんが沿線のことなど説明してくれることもありますが、それもほんの一部。なにせ長時間なので退屈。
この旅では準備していきませんでしたが、現地SIMカードを用意していけば移動中でもネットもできますけど・・・まあ海外に行ってまで日本のニュースなど随時見てなくてもいいかな、と。ツアーならば、ホテルに行けばだいたいつながるのでそれで十分です。
私の楽しみのひとつに沿線の看板を激写するというのがあります。100km/h以上のスピードで走っているのでぶれまくりですが、行先案内板やおもしろい広告が撮れたりします。保存容量が許せば動画で数分撮ってみても良いかと。
沿線に現れる巨大な黒い牛
これ何度か見ましたが、添乗員さんの説明によるともともとお酒の看板だったそうです。しかし、ハイウェイ走行中これを見て飲みたくなってしまう人が続出でやむなく看板を塗りつぶして現在にいたっているのだとか。
スペインらしい看板なので、そのまま使えて一件落着~(笑)
アンダルシア州への入口の看板
偶然撮れたのですが、絶妙なタイミングでした(^^)v
この時は現地SIMのある通信機器をもっていなかったのですが、位置情報がとれる機器を持っていれば現在走っている位置や都市もわかります。またピンポイントで適当に風景を撮影しておくとあとで走行ルートがわかって便利です。
スペインのサービスエリアいろいろ
レストハウスは新旧いろいろありますが、ここはなかなかハイセンスでございました。
ただ、全体的にはひと昔前の日本のサービスエリアといった風情のところが多かったように思います。
なんか、昭和感満載だわ~(笑) こうしてみると、日本のサービスエリアってなににおいてもハイレベル。特にトイレに関しては日本以上の施設はありません。
バレンシアに近いサービスエリアでは、搾りたてオレンジジュースを賞味。
コーヒーは、基本は濃~いエスプレッソ(カフェ・ソロ)が出てきます。
私は基本ストレートで飲みたい派。この場合は、「アメリカーノ」といえば、いわゆる薄めのアメリカンコーヒーが出てくるということを後で知りました。
長距離バス旅も楽しみを見つければ案外楽しいものですよ。