2014年2月の冬のスペイン周遊ツアー旅行記です。
サグラダファミリアやグラシア通りの著名建築を見学した後は、バスに乗って市内を車窓見学しました。
私の大好物でもあるレトロ&斬新な建造物が連なるグラシア通りを後に、バスは見晴らしの良い場所に向かいます。
ここまでで疲れた方はバスでひと眠りという方もいらっしゃいますが、ここまで来て、私は寝ている暇などありません!
途中、車窓から見た風景にはスペインらしいこんなスポット
バルセロナ市内を車窓観光
闘牛場をリノベーションしたショッピングモール
※写真左上の”EMERGENCIA(非常口)”の文字は、車内の文字が映りこんでいます
市内には「止まって写真撮らせて~」と言いたいスポットがたくさんありました。
一方で、他の都市なら感動するような建物も、サグラダ・ファミリアなどを見た後では、あまりテンションが上がらないというのが困ったもの(苦笑)
モンジュイックの丘
この時すでに夕方5時近く。冬という季節に加え、天気は下り坂。
それでもサグラダ・ファミリアがしっかり見えましたよ(^^)v
地中海も眼下に。港は、世界的な豪華客船の寄港地にもなっているそうです。
この丘には1992年のバルセロナオリンピックで使われたオリンピックスタジアムもあります。
有森裕子選手がデッドヒートを繰り広げた(結果は惜しくも銀メダル)というマラソンコースの坂道をバスでたどりながら、ゴールした競技場内もちらりと見えました(@_@)
なかなか個人ではここまで来るには大変ですが、ツアーならざっくりとバスで要所を巡ってくれるのでラクです。
本来のツアーに組み込まれた観光はここまでだったのですが、この日はスケジュール変更があったり、カサ・ミラの全景が(工事中で)見られなかったために、添乗員さんの配慮でおまけ観光となりました。
ガウディの師匠が設計した サン・パウ病院
ドメネク・イ・モンタネールが設計した病院の建物。
モンタネールは、ガウディとほぼ同時代に活躍した建築家。グラシアス通りで見たカサ・リェオ・モレラやカタルーニャ音楽堂などの建築を残しています。ガウディの師匠でもあった人です。
この奥に続く敷地内には50近い建物が建っているそうです。
重厚感のある赤い石づくりの建物は、師匠の作ったお手本という感じがします。対する弟子は殻をぶち破って自由奔放すぎ!?
この写真を撮っている場所から反対側を振り向くと・・・
再びサグラダ・ファミリアが視界に入ってきます。
繊細さが際立つ カタルーニャ音楽堂
サン・パウ病院と同様にドメネク・イ・モンタネールの設計で、世界遺産にも登録されています。
モンタネールの最高傑作ともいわれる豪華な建物です。ガラスやタイルなどがちりばめられていて、繊細さを感じられます。
中に入るとさらにその繊細さが間近に感じられます。
エントランスの柱にあるチケット窓口のような場所は、同じ人物の設計とは思えないけどどうなんでしょう?
本来の見学コースではなかったためここまで。ツアーによっては、音楽堂のホールまで入れるものもあるようですね。
その後、スペイン最後の夕食を終えて外に出るとどしゃ降りの雨でした。
この日、1日を通してどんよりしたお天気だったのですが、サグラダ・ファミリアにいた約1時間だけ晴れ間が出ました。
今回は半日だけの駆け足のバルセロナ市内観光でした。
ガウディ建築のもうひとつの名所・グエル公園やグラシア通りの散策、そしてまだまだ工事の続くサグラダ・ファミリア、数々の美術館など・・・
私にとっては、再びバルセロナを訪れたいという希望を残してスペインの旅は終了となり、翌日の便で帰国です。
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