2016年5月 クラブツーリズムのツアーで参加したカナダ旅行記です。
午前中にバンクーバー国際空港に到着したため、ホテルのチェックインの時間まで観光が続きます。
ヨーロッパのツアーですと、たいてい夜に到着してそのままホテルへというパターンが多いのですが、カナダではそのまま観光に突入。
このあたりで時差ボケMAX。早くホテルで寝たいと思いつつもバスで連れまわされます(苦笑)
幸いお天気がよく、日光を浴びると対策になるとはいわれますが、う~ん、やっぱり眠かった・・・
バンクーバーについて
バンクーバーはカナダ西部のブリティッシュコロンビア州にある人口約58万人の市。
周辺の人口をあわせると210万人のカナダ西部最大、カナダ国内でも3位の都市圏です。
私は過去に3度ほど、乗り継ぎや簡単な市内観光程度で立ち寄っただけですが、20年近く前に訪ねた時には、かなり治安が良い印象でした。
冬も極寒というほどではなく雪も降りません。海岸が近いのでほどほどに雨も降り気候的にも恵まれています。
そして今回、初春といいながらまるで初夏のような陽気の中、バンクーバー市内を車窓観光しながら次の目的地に向かいます。
バンクーバー市内の風景
自転車も乗せて走るエコすぎる電気バス
日本国内では、このようなバスは、「トロリーバス」として、唯一黒部アルペンルートで運行されていしたが、2018年で廃止され、架線のない電気バスに代わりました。
カナダの電気バスは、なんとバスの前面に自転車を乗せるためのフレームがついているんです。目的地までの移動にも公共交通機関を推奨しているということですね。
車事情ですが、カナダは「国産車」というのがないので、日本車もたくさん走っていす。見慣れたロゴの販売店もよく見ました。
行く先々で、HONDA、SUZUKI、TOYOTA、YAMAHAのロゴが気になります。わが地元発祥の企業ばかりなので・・・
チャイナタウン
世界中どこにいっても大きな都市には必ずあります。
かつては、バンクーバーには日本人街もあったそうですが今はなくなってしまったそうです。
バンクーバー発祥の地ギャスタウン(ガスタウン)
銅像の方は、ここにバーを開いて商売を成功させた通称:ギャッシー・ジャック
ギャッシーの名前から「ギャスタウン」と呼ばれています。ただしこの界隈、治安はあまり良くないとのことです。
カナダは、アメリカと同様に先住民がいたところに、ヨーロッパから入植者が入ってきて開拓され、近代化した国です。
日本で言う「明治の幕開け」とほぼ重なります。
ヨーロッパとは比べ物になりませんが、それなりに歴史を感じさせるレンガづくりの建物が立ち並んでいます。
オリンピック聖火台
バンクーバーの名が注目されたのが、2010年に開催された冬季オリンピックです。今でも毎年7月1日の建国記念日にこの聖火台に点火されるのだそうです。
バスは本日最後の観光スポットに到着です。また公園です(笑)
水族館も動物園もある広大な公園 スタンレー・パーク
北米の都市公園の大きさではトップ10に入るという公園。その広さは400ヘクタール・・・といってもまったく想像がつきませんが、東京ディズニーランド8個が入ってしまうといえばわかりやすいかも。
水族館、動物園、トーテムポールなど観光スポットも盛りだくさんで、年間約800万人が訪れるそうです。
しかし、バスが到着する頃、眠気はピークに達していました。
とりあえず、睡魔を封じ込めてトーテムポールの前で記念撮影
眺めの良い湾のあたりを15分ほどぶらりと散策。
木々の若葉が初春であることを感じさせます。
対岸はビルが建ち並ぶダウンタウン
あまりの天気と気候の良さにちょっとだけ目が覚めました!
こういう風景を見るとしばらく滞在してみたくなります。自転車に乗れるか不安ですけど(笑)
後姿だけでも絵になるギャルたち
サイクリングは自信がないけど、広い公園を楽しみたいという方には、馬車もあります。
これだけ緑が多くて、水に囲まれ、夏でも涼しいバンクーバーは、「世界でもっとも住みやすい町」として常にランキング上位に登場するのも頷けます。
しかし、近年は移住者が多すぎてバブル状態になり、庶民が一戸建てを購入するのは、かなり厳しいのだそうです。
ここでの滞在は、動物園や水族館に行くような余裕はなく、ホテルのチェックインまでの時間調整という感じでした。あっ、日光浴で時差ボケ対策というのもあるのかな?
午後3時過ぎに宿泊先のホテルへ向かいます。
宿泊はロブソン通りのホテル
利用したホテルは、お買い物などにも便利なロブソン通りにあるエンパイア・ランドマークホテルです。
ホテルからの眺め
宿泊したのは9階でしたが、最上階のレストランからの眺めはもっと素晴らしいです。
これくらいのホテルで十分満足です。寝るだけですから・・・
なお、このホテルは2017年に閉館しました。
余談ですが、1990年代にバンフへのスキー旅の帰路、乗り継ぎのためだけに宿泊したホテルが、スタンレー公園近くのウェスティン・ベイショアでした。
冬は宿泊客が少ないのでお安いのと、当時はけっこうな円高でした。庶民価格のツアー(10万円台)でウェスティンとはビックリですね。今考えると「高級ホテルの無駄遣い」でしたね。
ロブソン通りの様子
近くにスーパーやおみやげもの屋さんも立ち並び、日本食をはじめとした手軽な飲食店も豊富です。
カナダのマックの看板 「m」の中にはメープルがついているんですよ~
過信はできませんが、20年前に来た時と同様に治安は良い街だと感じました。
これなら夜も自由食でオッケーという感じでしたが、夕食はツアーについていました。
初日から早々にスーパーでばらまき用のおみやげや気になるお菓子などを買い込んだ後は、飛行機旅の疲れでぐっすりと睡眠をとりました。
翌日は、ナイアガラに向かいます。
こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。