2016年5月のカナダ春の周遊旅 つづきです。
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いよいよ旅はクライマックス。カナディアンロッキーの観光へ出発です。
出発の朝8時頃のバンフの町
どんよりしたお天気で、山々は全く見えません。私の晴れ女パワーも力尽きてしまったのか・・・(泣)
しかし天気予報では「上向き」とのことなので、希望を持っていきましょう!
ジョンストン渓谷のハイキング
(冬季閉鎖のために一部の湖の観光ができないため)5月末までのツアーでは、ミニハイキングが組み込まれています。
現地のネイチャーガイドさん(日本人)と一緒に、滝をめざして片道30分ほどのハイキングへ。
長い年月をかけて浸食されたという渓谷沿いを歩きます。杉ではなくて松が多いと聞いてホッとしながら歩く歩道は、しっかり整備されているうえ、高低差もほとんどありません。
雄大なロッキー山脈の中にありながら日本的な渓谷風景です。(秋田県の白神山地で歩いた景色を思い出しました)
雪解けシーズンなので、ずいぶん水量も多くなっています。
滝(Lower Falls)に到着
滝の真横から覗くスペースもあります。
ほんのわずかの散策でしたが、日本では見られない珍しい植物のことなどガイドさんからいろいろ教えていただきました。リスの巣も見ることができましたよ。
ちょっぴり肌寒さも感じる気候ですが、往復1時間ほど歩くとポカポカしてきます。そして、駐車場に近づく頃には、陽が射してきましたよ~
しかし、まだロッキーの山々は全容を現しません
ハイウェイ走行中に時々みかけるこんな橋
車や人間用ではなく、動物専用の橋。動物や環境を大事にする点ではカナダらしい配慮ですね。
車窓から見えた野生の鹿(ぶれまくりですが・・・)
雪解け間近のレイクルイーズ周辺を散策
ジョンストン渓谷から30分ほどバスは走り、レイクルイーズに到着。
雲がなくなり、やっと青空が広がりました~
初春のレイクルイーズ(Lake louise)
湖は半分がまだ凍っている状態。氷が解けたところが鏡のようになっていました。
レイクルイーズの奥に見えるのはビクトリア氷河。この氷河が溶けて造られたのが、レイク・ルイーズだそうです。
このようなエメラルド色の湖面を見るには6月以降がベスト。
この色は、氷河が削り取る岩に含まれる成分が水に溶けて反射するからだとか。
氷が残る季節ならではのレアな風景です。
諏訪湖などで見られる御神渡り(おみわたり)のような神秘的な風景でした。
シャトー・レイク・ルイーズ
湖を臨む場所に建つ豪華リゾートホテル。シャトー・レイク・ルイーズです。
ここに宿泊するツアーも一時検討しましたが、バンフの街まで遠く、町歩きができないのでやめました。(じっくりホテル滞在だけしたい年齢になったらまた来たいかも)
ゴージャスな雰囲気が漂うラウンジスペース
ラウンジの窓が、そのまま額縁になっていました。
駐車場で見かけたキャンピングカー
レンタルして、国立公園内を移動しながら1週間ほどのバカンスを楽しむ方が多いのだそう。滞在もいいけど、大自然を走り抜けるバカンスなんて憧れちゃいますね。
走る姿も絵になる1枚
私が若かりし頃滑走したレイクルイーズスキー場も見えました!
ケタ外れに広いゲレンデ。日本ではめったに体験できないパウダースノーと大自然のパノラマを満喫できます。
当時はスキーバブル末期で、カナダやスイスで滑るのが憧れでした。しかし今では、外国人が日本の雪質に憧れて日本のスキー場にやってくる時代。変わりましたね~
着実にお天気が上り坂。晴れ女パワーは健在なのです(^^)v