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【カナダ春の周遊旅17】カナディアンロッキー観光1~ジョンストン渓谷ハイキングと山岳ルートドライブ ~

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2016年5月 クラブツーリズムのツアーで参加したカナダ旅行記です。

いよいよ旅のクライマックス。カナディアンロッキーの観光へ出発です。

 

 

出発当日朝 バンフの町並み

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朝8時頃のようす。

どんよりしたお天気で、山々は全く見えません。私の晴れ女パワーも力尽きてしまったのか・・・(泣)

しかし天気予報では「上向き」とのことなので、希望を持っていきましょう!

 

ジョンストン渓谷ハイキング

5月末までのツアーでは、(冬季閉鎖のためにこの時期はまだ一部の湖の観光ができないため)ミニハイキングが組み込まれていました。

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現地のネイチャーガイドさん(日本人)と一緒に、滝をめざして片道30分ほどのハイキングへ。

長い年月をかけて浸食されたという渓谷沿いを歩きます。

杉ではなくて松が多いと聞いてホッとしながら歩く歩道は、しっかり整備されているうえ、高低差もほとんどありません。

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雄大なロッキー山脈の中にありながら日本的な渓谷風景です。(秋田県の白神山地で歩いた景色を思い出しました)

雪解けシーズンなので、ずいぶん水量も多くなっています。

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滝(Lower Falls)に到着

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滝の真横から覗くスペースもあります。

ほんのわずかの散策でしたが、日本では見られない珍しい植物のことなどガイドさんからいろいろ教えていただきました。リスの巣も見ることができましたよ。

ちょっぴり肌寒さも感じる気候ですが、往復1時間ほど歩くとポカポカしてきます。

そして、駐車場に近づく頃には、陽が射してきましたよ~

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しかし、まだロッキーの山々は全容を現しません

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ハイウェイ走行中に時々みかけるこんな橋

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車や人間用ではなく、動物専用の橋動物や環境を大事にする点ではカナダらしい配慮ですね。

車窓から見えた野生の鹿(ぶれまくりですが・・・)

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雪解け間近のレイクルイーズ周辺を散策

ジョンストン渓谷から30分ほどバスは走り、レイクルイーズに到着。

雲がなくなり、やっと青空が広がりました~

初春のレイクルイーズ(Lake louise)

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湖は半分がまだ凍っている状態。氷が解けたところが鏡のようになっていました。

レイクルイーズの奥に見えるのはビクトリア氷河。この氷河が溶けて造られたのが、レイク・ルイーズだそうです。

このようなエメラルド色の湖面を見るには6月以降がベスト。

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この色は、氷河が削り取る岩に含まれる成分が水に溶けて反射するからだとか。

私が行った季節は、氷が残る季節ならではのレアな風景です。

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諏訪湖などで見られる御神渡り(おみわたり)のような神秘的な風景でした。

 

シャトー・レイク・ルイーズ

湖を臨む場所に建つ豪華リゾートホテル。シャトー・レイク・ルイーズです。

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ここに宿泊するツアーも一時検討しましたが、バンフの街まで遠く、町歩きができないのでやめました。(じっくりホテル滞在だけしたい年齢になったらまた来たいかも)

ゴージャスな雰囲気が漂うラウンジスペース

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ラウンジの窓が、そのまま額縁になっていました。

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駐車場で見かけたキャンピングカー

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レンタルして、国立公園内を移動しながら1週間ほどのバカンスを楽しむ方が多いのだそう。滞在もいいけど、大自然を走り抜けるバカンスなんて憧れちゃいますね。 

走る姿も絵になる1枚

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若かりし頃に滑走したレイクルイーズスキー場も見えました!

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桁外れに広いゲレンデ。日本ではめったに体験できないパウダースノーと大自然のパノラマを満喫できます。

当時はスキーバブル末期で、カナダやスイスで滑るのが憧れでした。

しかし今や外国人が日本の雪質に憧れて日本のスキー場にやってくる時代。変わりましたね~

 

着実にお天気は上り坂になってきました。

レイクルイーズから先は、山岳地帯を抜けるハイウェイを進み氷河観光に向かいます。

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上記の写真は前から2列目の席から撮ったものです。

今回の旅では車窓撮影のベストポジションを確保しました。

 

ちょっと旅程から脱線しますが、ここからはツアーで重要なバス座席についてです。

海外ツアーでのバスの座席ってどうやって決める?

ツアーでバスを利用した観光では、安全上、最前列は添乗員などスタッフの席となっています。ツアー客のベストポジションは2列目ということになります。

ところで、海外ツアーでのバスの座席ってどうやって決めるの?とお思いの方も多いと思います。

国内ツアーでは申し込み順だったり、参加人数やお体の状況などを考慮して旅行会社が決めるそうですが、最近は前列の数列を追加料金で選択できるなんていうのもありますよね。

一方、海外ツアーは日程が数日に渡るので、日替わりでローテーションというパターンが多いようです。

今回のツアーでは、(席順のためだけの)グループ分けをして、3つのエリア(前、中、後)をローテーションしました。

別のツアーでは、毎日添乗員さんが作った座席表に従って決められた席に座るというのもありました。若干違いはあるものの不公平感がないように工夫されています。

ある添乗員さんから聞いた話ですが、席でもめてしまって殴り合い寸前になったこともあったとか・・・座席の恨みは恐ろしいようで、添乗員さんも気配りが大変ですね。

 

幸いにも私はこの日は運よく前列が選べるグループでした。

それまでは最後に乗車して余っている席でいいや、という調子だったのですが、この日だけは朝から気合いを入れて席を確保しました!(朝いちばんで決めた席が、その日1日固定となります) 

私たち以外に気合いの入った方はいらっしゃらなかったので、もめることもなく!?平和でした。まあ、バス移動中は熟睡、観光地に着いたらテンション上げるという方もいますからね。旅のペースは人それぞれです。

 

走行中に右に左に山々や湖が見えて、現地ガイドさんが詳しく説明してくれるのですが、カメラ片手にメモを撮るのも大変。

※記事内若干地名などが違っている点はご容赦ください

名前はわからなくてもとりあえず写真だけ撮りました。

最近はスマホなどで撮影しておけばGoogle先生やAppleクンが整理して、マップまで作ってくれるのでホント、便利な世の中です。

 

アイスフィールド・パークウェイ(93号線)

バンフ国立公園からジャスパー国立公園を結ぶ290kmのルートがアイスフィールド・パークウェイ。その中でもレイク・ルイーズからの93号線は、沿線にみどころが集中するゴールデンルートといわれています。

沿線の風景

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ヨーロッパのようだったり、アメリカっぽい雰囲気だったり・・・と変化に富んだ風景が目に飛び込んできます。

 

カナディアンロッキーの景観が、日本では見られない独特な美しさを持っているのは
地形の成り立ちの違いも大きいのですが、緯度の高さから森林限界線(木々が生育しない高さ)が低いことも理由だそうです。

山の中腹あたりから上は、岩肌むき出しになり残雪が張り付いています。

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岩肌を見ていたら、マグロのカマに見えてきた(>_<)

 

クロウフット氷河

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Clowfoot Glacierは、「カラスの足」という意味を持つ氷河。

(写真中央の分岐から)2つに分かれていますが、元々は3つに分岐していたそう。

 

偶然にも近くにカラスがいましたが、隣の男性と比較しても大きいのがわかります。近寄ったら襲われそうな恐怖を感じます。

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バスはコロンビア大氷原(アサバスカ氷河)を目指して走ります。

www.momoyorozu.net

 

こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。

www.momoyorozu.net