2017年6月に参加したセントレアの滑走路見学ツアー つづきです。
なお、この記事では2009年参加時の写真も含んでご紹介しています。
セントレアは、他の空港に比べターミナルのデッキから国内線・国際線ともに見通しが良く、滑走路を離着陸する風景も撮影しやすいと思います。望遠レンズ付きのカメラを携えた飛行機好きさんが展望デッキにいますが、絶対にこのツアーに参加しないと撮れないのがこの滑走路西側(海側)からの風景です。
滑走路西側からの離着陸風景
ANAのプロペラ機(ボンバルディア?)
機体の種類に超詳しいわけではないのでそこは省略。何年か前に仙台に行った時にこんな感じの機体に乗りました。
南へ向かって離陸する瞬間を撮ろうと構えていたところ、フワッと離陸。
小さい機体は滑走距離が短いのだそうです。
本来は、ここでバスから降りてリアルに音などを体感できる予定だったのですが・・・雨のため中止。バスの中に待機して15分ほど離発着を見ました。
晴れていればこの柵の中で見ることができます。これは前回なかったメニューでした。
雨の中、窓越しの撮影ですが、この日見た機体コレクションです。
キャセイパシフィック(香港)
エティハド航空(アラブ首長国連邦 アブダビ)
一度は乗ってみたい中東のお金持ち国家のエアライン
ソラシドエア
昨年、鹿児島線新規就航価格で乗りました。価格はLCCより安いのに、サービスはフルキャリア以上でとても素晴らしい!
天候とカメラ(コンデジ)のため、今いちうまく撮れていないので、2009年のものから蔵出ししてみました。今となればレアな写真かも!?
ANAのスーパードルフィンは間もなく引退、ノースウエスト航空は2010年にデルタ航空に統合されてしまったのでこの機体はもう見ることがありません。
今回(2017年)の見学はお天気、機体共に不作だったかな・・・と思っていたのですが、ところがどっこいです。
南に向かって進んでいくと、国際線ターミナルの端っこに見慣れぬ機体発見!
レアな飛行機目白押しのセントレア
アントノフ(ウクライナ)
ウクライナの貨物輸送会社の機体だそうです。ロケットの部品でも運ぶのかな?
エンジンが4つに、タイヤも何本?? 窓もありません。
正面から見ると”顔”が怖いですっ
セントレア周辺には、航空機部品を製造するメーカーが集結しています。このため世界でも珍しい貨物専用機がよく駐機しているのです。
前回はこちらと遭遇
ドリームリフター(アメリカ・ボーイング社)
ボーイング社のB787という機体の部品を運ぶ専用貨物機。B787の部品の3分の1が日本で製造され、アメリカのボーイング社に運ばれ組み立てられるのです。
胴体の後方が輪切り状態にパカッと開いて部品を積載します。
なお、胴体まるごと入ってしまうこの機体は世界に4機しかありません。
ドリームリフターオペレーションズセンター
ドリームリフター専用の保管庫のようです。(2009年にはなかった建屋です)
南端をぐるりと走ります。黄色い車は制限エリア内を誘導してくれる先導車。
前回も見たけど、何をするのかよくわからない働く車(芝刈り!?)
そして、忘れ去られたように雨ざらしになっていたのがこちら
B787初号機
多くの日本製の部品がここから送られている縁からセントレアで譲り受けたのです。
この機体、この翌年には超厚待遇で展示されることになるのですが・・・これを見るとちょっと悲しい(T_T)
この後は、国際線ターミナル下を通り、ゲートまで戻ります。
デルタ航空
デトロイトに就航していますが、やっぱりアメリカ行くなら日系で行くかな、私。
こちらは前回の写真ですが、飛行機の旅に忘れてはならない機内食を作る工場です。
ここの見学ツアーがあったらいいなぁ
これにて制限エリア(滑走路)見学はおしまい。およそ90分の見学ツアーでした。
バスに乗り込んだターミナルビルに戻ってきました。ここで女性ガイドさんが下車。
私たちはバスに乗ったまま、セントレアの職員さんたちに見送られ空港を後にします。
こちらの参加証がおみやげとなりました。
なお、ドリームリフターとシンガポール航空機の2ショットは、合成でなくホンモノだそうですよ。
セントレア現地発の「滑走路見学ツアー」について
「滑走路見学コース」は、お住まいの地域の旅行会社などが催行するツアーや団体貸し切りバスでセントレアまで行くという他に、個人向けに(主に土日開催の)セントレア現地発着のツアーも用意されています。
セントレアまるわかりツアー - セントレアの楽しみ方 | 中部国際空港 セントレア
滑走路見学ツアーに参加した感想
2度目の滑走路見学でしたが、8年ぶりということもあって就航している航空会社に変化があったり、見学コースも一部変更されているので、毎回違った感動があります。
羽田や関空に比べたら便数も少ない空港なのですが、セントレアは運が良ければ珍しい貨物専用機が見られるという点ではどこの空港にも負けないと思います。
また、デッキからは見えない空港内にある様々な施設を知ることもできます。
飛行機が離陸する迫力は、大人でも十分に楽しめると思いますし、搭乗するのとはまた違った感動があると思います。
今回は滑走路近くでの降車見学は叶いませんでしたが、次回はこれも楽しみに数年後また参加したいと思います。