おでかけ ももよろず

日本全国北から南、たまには海外へ・・・”よろず”な旅をご紹介

【ペルー周遊ツアー旅行記15】オリャンタイタンボからビスタドーム号でマチュピチュへ

スポンサーリンク

2017年9月に参加したペルー周遊ツアー旅行記です。

オリャンタイタンボ駅からいよいよ旅のクライマックス マチュピチュへ向けて列車に乗ります。

momoyorozu.hatenablog.jp

ペルーレイルのビスタドーム号に乗車

マチュピチュへの列車は2社が運行していますが、私たちが乗車したのはペルーレイル

f:id:momoyorozu:20180501184456j:plain

このマーク、ペルーやマチュピチュの「名物」をモチーフにしていてかわいいですね。

列車は、オリャンタイタンボからマチュピチュを1時間半で結びます。

今回乗車するのはビスタドーム(VISTADOME)号。

窓や天井がガラス張りになっている展望列車です。復路はエクスペディション号でした。

乗車にはパスポートチェックがあります

チケット(普通のコピー紙みたいなもの)には個人名が記載されており、駅への入口と、乗車口でパスポートチェックがあります。

f:id:momoyorozu:20180501185828j:plain

(この列車は外国人観光客専用らしい)国内線の航空機搭乗の様相ですが、特にセキュリティチェックはありませんでした。

列車に持ち込む荷物に注意!

列車へはスーツケースなどの大型の荷物は原則持ち込めません。ツアーだったのでこのあたりの詳細については、クスコ到着前に添乗員さんから指示があり、マチュピチュ2泊分の荷物をリュックあるいはボストンバッグにまとめました。スーツケースはクスコのホテルへ回送となります。

 

線路上を歩き、階段から乗り込みます。

f:id:momoyorozu:20180501185742j:plain

ホームらしいものはあるのですが、日本のようにピタリと列車が横づけされるわけではないようです。

天井までガラス張りになっている展望列車です。

f:id:momoyorozu:20180501185952j:plain

ツアーで割り当てられている座席からメンバー内でのクジ引きで席が決められました。

進行方向左側が展望の良い席だということをリサーチ済でしたが、ラッキーにもそちら側の席が当たりました〜

 

ビスタドーム号の乗り心地は?

座席は4名のボックス席になっていて回転は不可です。

f:id:momoyorozu:20180501190122j:plain

椅子は見た目は立派に見えますが、体格の良い外国人向けなのかレザーが硬い印象です。

日本人では新幹線やバスもファブリック素材が多いせいか、座っていてもしっくりしない感じでした。まあ、1時間ちょっとの乗車なので辛くはないですけど。

なお、大きな展望窓も最初は開放的で良いと思ったのですが、後半は暑くて暑くて・・・帽子必須です(苦笑)

 

マチュピチュまでの車窓と車内のようす

ウルバンバ川沿いの渓谷

オリャンタイタンボ駅を発車した直後に見えるのは、山岳の麓に畑が広がる風景 

f:id:momoyorozu:20180502003253j:plain

ウルバンバ川に沿って渓谷を下流に向かっているのですが、私は上流に向かっていくような感じがしてなりませんでした。

天井の窓からは残雪を抱いた山が顔をのぞかせています

f:id:momoyorozu:20180502003507j:plain

お天気が良すぎて、最後は「この窓いらない」と思いました。

シェードやカーテンはないので、帽子などの日焼け対策グッズがあったほうが良いかもしれません。

 

途中、停車した駅では地元の人々が乗る列車に遭遇

f:id:momoyorozu:20180502003744j:plain

昭和の集団就職列車みたいです(当時は知りませんけど、私)

見送りの人ではなく、リマの車道と同じく物売りが押し寄せています(笑)

インカ道(古道)を歩く人々

そしてこの駅のすぐ先では、インカ道(古道)のトレッキングをする人たちを見かけました。

f:id:momoyorozu:20180502004024j:plain

 (写真は復路で撮影したものです)

このルートでは古道を4日ほどかけて(野宿しながら)マチュピチュまで歩くそうです。

標高4000メートルの峠を抜けていくというかなりハードなルートなのですが、とても人気の高いコースで、予約がなかなかとれないそうです。

 

予約以前にそんな体力もないし、そもそも時間もありません。まあ列車でラクラクのんびりが一番だわ~

ビスタドーム号のおやつ

f:id:momoyorozu:20180502004411j:plain

この列車ではドリンクと軽食(お菓子)が提供されました。

飲み物はホット、コールドから数種類から選択できました。あまりの暑さにマンゴージュースをいただきましたが、生ぬるかったのが残念(T_T)

オレンジ?キャロット?ケーキは、(昼食を食べすぎて)満腹のためお持ち帰りでしたが、しっとりしていて美味しかったです。

 

風景は山岳の風景から熱帯雨林へ

発車して1時間ほど過ぎた頃に車窓の景観が変わってきました。

ガイドさんの説明では、熱帯雨林(いわゆるアマゾン)地帯へ入ってきたようです。

f:id:momoyorozu:20180502010807j:plain普通に日本の風景っていう気もしますけど!?

日本も水が豊富な国ですが、ここも豊か、というか(氾濫の)危険な雰囲気さえするのですが・・・

と思ったらダム発見! 

f:id:momoyorozu:20180502011239j:plain

まさかペルーでダムに出会えるなんて、ダム好きとしては感動です(^_^)

その上、日本的な規模のダムなので親近感がわきます。黒部峡谷鉄道で見るような風景と似ています。

このダムを見ると「あ〜、やっぱり下流に向かっているんだ」と認識。

秘境マチュピチュに向かうイコール上流に進むというイメージですが、この川はアマゾン川の源流のひとつで、(太平洋側の)ペルーにありながら、ブラジルを抜け大西洋に流れ出ていくそうです。

 

マチュピチュ(アグアスカリエンテス)駅に到着

1時間半ほどの乗車で、終点に到着しました。

通称マチュピチュ駅ですが、正式にはアグアスカリエンテスというそうです。 

f:id:momoyorozu:20180502011956j:plain

ここは古き良き昭和のようなレトロ感ただようホームです。

反対側のホームに停車していたのは、超高級列車のハイラムビンガム号

f:id:momoyorozu:20180502012036j:plain

食堂車らしい車内がちらりと見えますが、照明の雰囲気だけでも豪華さが漂ってきます。ちなみにクスコから往復で800ドルくらいするそうです。

時間とお金があればぜひ利用してみたいものです。

 

駅前が超ラッシュでびっくり!

すでに夕方5時近くです。
駅を出て徒歩でホテルへ向かいますが、駅前は、まるでラッシュアワーの日本のよう。
f:id:momoyorozu:20180502012132j:plain
夕方の時間帯は、列車で到着した人、これから列車に乗ろうとする人、さらに村の人たちでしょうか、とにかく人、人、人・・・
さらにこの先、露店が立ち並ぶ狭い通路を抜けて行かなくてはなりません。 
5分弱ほどで露店の並ぶエリアを抜けたら混雑から解放されました。
 
橋の上から見る景色は、まるで日本の温泉街のようです。f:id:momoyorozu:20180502012423j:plain鬼怒川っぽいという方が多いようですが、関東の人間ではない私には、伊豆か飛騨あたりかな? いずれにしても昭和生まれの日本人には懐かしく感じる風景です。
ちなみに、マチュピチュ村の初代村長さんは、鉄道の敷設にも尽力した日本人の移民、野内与吉さんという方。それを聞くと、なるほど納得です。 
 

宿泊は立地抜群 「エル・マピ」ホテル 

2泊するのは、こちらのホテル エル・マピ(El MaPi by Inkaterra)です。
f:id:momoyorozu:20180502012816j:plain

 

豪華というわけではないけれど、秘境リゾートを静かに楽しむには十分な環境でした。

www.momoyorozu.net

 

翌朝はいよいよマチュピチュ遺跡へ向かいます 

www.momoyorozu.net

こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。

www.momoyorozu.net