2018年3月の広島の旅。
宮島の弥山(みせん)山頂を目指し、ロープウェイを乗り継いで獅子岩駅に到着しました。
獅子岩駅から弥山本堂~体力勝負の20分~
獅子岩駅からはまずは弥山本堂を目指します。登山というほどではありませんが、日頃運動不足の私にとっては、なかなか体力勝負のハイキングコースでした。
しかしその道中には絶景が待っています。
獅子岩駅近くから見た瀬戸内海の様子
雲り空ですが、雨が降らないだけでもラッキーと思いたい・・・
弥山山頂へはしっかりと歩道が整備されています。
案内図を見ると展望台までの間にいくつかのお堂が建ち並びます。なかなかのパワースポットがありそうな予感・・・
歩き始めは下ります。な~んだ楽勝じゃん、と思った矢先に上り坂が始まりました。
この岩は、ブラタモリで説明してたやつ (^_^;)
1枚の花こう岩が風雨などにより長年かけて割れてできたもの。自然のパワーを感じます。
歩道は整備されているものの石段も多く、場所によっては岩や木の根が飛び出しているので歩きやすい靴で向かいましょう。
石段や石畳、カーブといい、突如あらわれる神々しさを感じる大きな岩といい、マチュピチュ遺跡の古道であるインカ道を歩いた時の風景がよみがえりました。
ツアー参加の場合はガイドさんがペースメーカーとなって、全体のバランスを考えながら先導してくれるので疲れないのですが、登山やトレッキング慣れしていない人間がマイペースで歩くと、速度が安定しないせいかかえって疲れてしまいます(苦笑)
振り返ると、ロープウェイの獅子岩駅が見えます。
きつい登りを乗り越えて、弥山本堂のあるエリアに到着です。
もうここでゴールにしてほしい、とひそかに思ったりするのですが・・・
弘法大師ゆかりの弥山本堂と”消えずの火”のある霊火堂
弥山本堂
弥山本堂は弘法大師の開基とされ、虚空蔵菩薩が祀られています。学業成就や成績向上にご利益がある仏さまです。
霊火堂
本堂と向かい合うように建っています。
こちらには弘法大師が焚いて以来1200年以上灯り続けるといわれる消えずの火があります。
誰も中に入る様子がなかったのですが、ちょっと不安になりながら入ってみました。
この火は、広島平和記念公園の「平和の灯」の元火にもなっています。
茶窯のお湯(霊水)は万病に効くとのことで、ちょっぴりいただいてみました。
紙コップや柄杓も用意されています。
褐色がかった「霊水」を賞味しましたが軽く燻した味がします。
それ以上に、数分このお堂の中にいるだけで全身が燻されてご利益がありそうな気分(笑)
それとは対称的に外には俗っぽさを感じる看板がありました
この効果なのか、おしゃれカップルさんにも何組か遭遇しました。ふんわりスカートにパンプスでここまで歩くのはちょっと危ないよ~、とオバサンは忠告してあげたくなります(苦笑)
弥山本堂の御朱印
霊火堂の隣にある御守札授与所にていただけます。
この日は、書置きでの対応でした(混雑しない場合は直接書いていただけることもあるようです)
弥山にはいくつかのお堂があるので、他にいただける御朱印があるのかお聞きしたところ、こちらの虚空蔵菩薩の御朱印のみとのこと。
ここで息を整えたところで、山頂まであともう一息です。
続きます。