弥山本堂と霊火堂に参拝した後、さらに弥山頂上をめざします。案内の看板では弥山本堂から頂上までは10分という表記になっています。
巨岩が次々に現れる絶景&パワースポットな弥山山頂への道のりを歩く
三鬼堂
3つ(体?人?)の鬼を祀っている国内でも珍しいお堂だそうです。
神秘的な巨岩の間を抜けるように歩道が整備されています。
山頂が近づくと、登山者が作ったと思われる石積みの道標?が増えてきます。
観音堂と文殊堂
文殊堂には学業にご利益のある文殊菩薩が、観音堂には安産にご利益のある観音菩薩が祀られています。同じつくりの建物が並んで建てられています。
ルート沿いにはお堂もいくつかありますが、内部は通常は拝観できないようです。
くぐり岩
くぐる前に、手前の石段の奥にも何かあるようなのでのぞいてみました。
こちらは不動岩と呼ばれ、中にはお不動様が祀られていました。
いよいよくぐり岩を抜けていきます。
人がちょうどくぐれるような絶妙な高さになっていますが、こんな巨岩は簡単に動かせるものではありません。自然の力で作られたこの風景には驚くばかりです。
間もなく山頂です。
多島美と巨岩の自然が織りなす絶景が広がる弥山山頂
弥山山頂
やっと到着です。写真を撮ったり案内を読んでいたりしていたので、弥山本堂からは15分ほどかかりました。
広くて平らなスペースが広がっています。
奥に見える建物は休憩施設を備えた展望台です。
とりあえず休憩したいので、展望台に行ってみました。
2階は、縁台のようなスペースになっています。すいていれば横になれます(実際に何人かの方がそうしていました)
ここで、あらかじめ買ってきたおにぎりを食べながら、パワーをチャージします。
食べ物からのパワー補給もですが、この地のエネルギーみたいなものもたっぷりいただきました~
ロープウェイ獅子岩駅からここまで登るのに30分ほどのハイキングですが、飲料や雨具は必須。あと、歩きやすい靴で行くことですね。
3階の展望台からの景色です。
私が住む地域は太平洋に面していますが、島ひとつない大海原の景色なので、瀬戸内海に来るたびにこの「多島美」の絶景は新鮮に感じられます。
多島美と巨岩、いずれも何万年もかけて自然の力が作り上げた絶景です。
初代総理大臣の伊藤博文の「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」に納得。
ブラタモリ情報では、これらの岩はもともと大きな塊だったのが、長年かけて風化して形作られたものだそうです。
弘法大師もこの島のパワーをすべてお見通しだったわけですね。
パノラマにしてみました~
美しいという次元を超えて、強大な自然のパワーを感じる場所です。
標高は535メートル。
静岡県民ながら富士登山は(悪天候のため)途中で断念して山頂までいまだ登ったことはありませんが、ここに登ったら十分です。
富士山のように人でごった返しているわけでもなく、歩いていても断然こっちのほうが美しいし楽しい!
標高だけでは勝負にならない素晴らしさがここにはありました!
山頂からは、弥山めぐりの看板にそってまだまだ歩きます。