2017年10月に参加したペルー周遊ツアー旅行記の総括編です。
ペルーは「未知の国」という方も多いと思います。アジアやヨーロッパなどの旅には慣れていても悩むことが多いと思います。
この記事では、ツアーが決まった後の旅の準備についてまとめています。
私も今まで20回以上海外旅行に行っていますが、ツアーとはいえ、今回がいちばん準備に時間がかかりました。
カナダへスキー旅行やオーロラ観賞にも行きましたが、それよりもです。(笑)
ペルーへ行く前に疑問に思ったこと
- 南半球の季節ってどうなの?どんな服装で行ったらいい?
- いつもの海外旅行には準備しないようなものも必要?
- 3000mを超える標高での高山病対策は?
インターネットで調べることが多かったのですが、旅行会社の主催する参加前の「説明会」にもはるばる東京まで行き情報収集しました。
服装はどうする? ≪重ね着できる服を用意する≫
出発したのはちょうど肌寒くなりはじめた初秋。
ペルーは日本と同じように四季もある国なので、9月は春になります。
基本は日本の春(3~4月)をイメージした服で大丈夫でした。
しかし広い国土を移動し、朝晩の気温差も激しく、とにかく温度調節は大変でした。
※9月下旬 リマ市内の朝の様子
ネットの旅行記はもちろん、旅行会社の説明でも口を揃えて言われたのは重ね着。
ベースなるシャツは速乾性と保温性それぞれを用意
寒かったら重ね着できますが、暑すぎて出先で脱ぐのは困難(特に女性)。
暑くなりそうな時は、速乾性の夏向きのTシャツをベースに重ね着
寒くなりそうな時は、保温性の高いTシャツをベースに重ね着
ちなみに、いちばん暑かったのはマチュピチュ遺跡とマラスの塩田の日中で25~30℃くらいでした。
いちばん寒かったのは、クスコの夜の10℃前後でした。
また、欧米系の航空機は空調涼しめなのでこちらにも対応できる上着も必要です。
長袖シャツまたはパーカー
シャツブラウスのようにTシャツの上に重ね着して、いつでも脱げるようにしておきましょう。
マチュピチュ遺跡の観光では、紫外線対策と防虫対策にもなります。
フリースまたはウインドブレーカー(雨具兼用)
長袖シャツだけでは寒い場合の防寒用に。私はフリースを持参しました。
さらに寒いときは雨合羽をウインドブレーカーの代わりに重ね着しました。
今回雨に降られることはなかったのですが、マチュピチュ遺跡では傘をさして観光できませんので、雨具として利用できる材質のものを用意しておきましょう。
登山用パンツまたはコットンパンツ
マチュピチュ遺跡では、伸縮する登山用(トレッキング)パンツまたは、綿素材のやわらかいパンツがオススメ。
真冬に履くような防寒用のタイツは私は用意しなくても平気でした。
また飛行機やバス移動が多いので、腰回りが圧迫されやすいジーンズよりもストレッチ素材パンツやスパッツなどがおすすめです。
靴は普段のスニーカーで間に合います
マチュピチュ遺跡とインカ道のハイキングだけならば登山靴は不要です。(ワイナピチュ登山では登山靴が必須)
普段ウォーキングで使っているような履きなれたスニーカーがいちばんです。
靴底が安定したごく普通のお手頃価格の軽量タイプのスニーカーを新調していきました。
特に靴の替えは用意せず(スリッパを除く)これで一足で十分でした。
紫外線対策はぬかりなく
リマ市内は曇りが多く気になりませんでしたが、クスコからアンデス高地、マチュピチュにかけては標高も高く紫外線は年中通して半端なくきついです。
そんなわけで紫外線対策には下記をお忘れなく
- 帽子
- サングラス
- ストール
- 日焼け止め(顔や腕など全身に使えるもの)
私は国内ではサングラスはめったに使いませんが、経験上南北アメリカ大陸ではサングラスなしではやっていられません。
肌だけでなく目も守るのも重要ポイントです。
バッグ類はサイズ違いのものを多めに用意
メインのスーツケース以外に、荷物を小分けできるボストンバックなどいくつかサブバッグを用意していくことをおすすめします。
普通サイズのリュックサック
機内持ち込み、マチュピチュ遺跡散策用。
登山用のガッツリ系ではなく、ちょっとしたハイキングレベル(20リットル以下くらい)の大きさで十分です。
ボストンバック または 大きめのリュック
これはマチュピチュ宿泊用として必要です(旅行会社から案内もあります)
マチュピチュへの列車にはスーツケースが持ち込めないので、宿泊数分の荷物を小分けにしていかなければなりません。
私はレスポートサックのこのサイズのボストンバッグを持参しました。
町歩き用のショルダーまたはエコバッグ
ツアーでは自由行動は少ないのですが、マチュピチュ村やリマでのお買い物は、身の回りの貴重品だけ持って歩けるコンパクトなショルダーやトートがあると便利です。
さらにエコバッグもあるといいです。(現地で記念に購入するものあり)
ナスカの地上絵遊覧セスナは「リュック不可」
ナスカの地上絵を遊覧するツアー参加には注意が必要です。
リュックは大小かかわらず持込み不可。
実際に小さいから大丈夫とリュックを持ち込もうとして断られた方がいました。代わりのバッグがなくちょっとあたふた。(事前に注意があったのに、ね)
私はロンシャンの折り畳みトートを海外旅行の時には持参しています。これ、便利。
バッグ類は、帰りにおみやげが増えすぎた場合にも使えます。
軽量でかさばらないものをバリエーションを持たせて余分に用意しましょう。
スーツケースの大きさは?
10日間近くなるので90リットル前後が最適なサイズになると思います。
預け荷物は航空会社ごと、座席クラスにより異なりますので、ツアー会社などに確認しておきましょう。
ANAエコノミークラスの場合、無料の範囲は23kgが2個までとなっています。
※記事の中で紹介している商品はイメージです。Amazonでのお買い物は、自己責任にてお願いします。
これも気になったけど・・・必要?
その他に私が事前に旅行会社に質問したのは
- ダウンジャケットは必要?
- マチュピチュ遺跡を歩くのにストック(ポール)は必要?
いずれもNoとのお返事でしたので持っていきませんでした。
ダウンジャケットは、現地が真冬(6~8月くらい)なら必要かもしれませんが、それ以外の季節ならばよほどの寒がりさんでなければ不要です。
”寒がりさん”ついでに使い捨てカイロは金属探知機にひっかかりやすいため持参する場合は気をつけましょう(詳細は旅行会社や航空会社にお尋ねください)
また、ストックに関してはマチュピチュ遺跡では基本的に持ち込み禁止。
遺跡が傷む原因にもなりますから当然といえば当然かも。
持ち物後編(お薬やあったら便利なもの)に続きます。