苗木城跡 つづきです
本丸展望台へ
本丸口門を進んでいくと、いよいよ本丸が近づいてきます。
武器蔵 具足蔵
建物は残っていませんが、絵図付きの案内板が随所に設置されています。
巨石と石垣の見事なマッチング
この日は、まだ4月というのに25℃超えの暑さ。岐阜は暑いです(^^;
天守台がもうそこまで迫っています(@_@)
玄関口門
玄関口門をちょっと過ぎたあたりの様子です
本丸(天守台跡)
2つの巨石にまたがって造られた木組みの展望台
これだけでビックリなのに、実際に天守の柱があった穴を再利用しているそうで、二度ビックリです。
展望台からは木曽川と恵那山の大パノラマ
城を作るには絶好の地形です。
この絶景にも感動しますが、実はもうひとつ感動の絶景がありました!
本丸口を進んだところから大矢倉を見下ろすと
”ちっちゃなマチュピチュ”
ちなみにホンモノはこんな感じ。
でも、本当はこれを見たかったんですけど・・・
観光ガイドの表紙に載っていた写真。いったいどこから?ドローン?
展望台から降りて反対側にまわってみると
馬洗岩
名前の由来は、敵に水を切られた時に、この上に馬を乗せ、”米”で馬を洗って水があるように見せかけたことからだそうです。
頂上には自然の巨石がひしめきあっています。
これらを見ていると・・・どこかで見た風景がよみがえってきました。
そう、宮島で登った弥山の風景と似ています
(2018.3撮影)
後で知ることとなりますが、いずれも花崗岩の織りなす造形でした。
的場跡
2か所ある的場のうちのひとつです。
帰り道も石垣を楽しんでしまいました。
一部崩れたり、復元されているところもありますが、これだけの石垣が見事に残されていることに感心します。
こちらの岩は石棺にも見えますが・・・不明
昔は、「天守(建物)がなければ楽しくない」と思っていましたが、最近ではすっかり石垣が楽しめるお城マニアになってしまいました~
年代の異なる様々な石垣が楽しめるうえに、自然の巨石とのコラボレーションまで楽しめるなんて、苗木城素晴らしすぎます。
続日本100名城に登録されたことで、人気も高まってくると思いますが、この素晴らしい石垣や遺構を残すためにもマナーを守って歩いていただきたいと思います。
帰り道、国道257号線の橋から苗木城の展望台が見えたので、車を停めてパチリ(^^)v
(橋を渡った先に駐車スペースがあります)
そして、その道沿いで見つけた地質を紹介する看板
宮島の弥山と同じ花崗岩でできた山だったんですね~ なるほど納得。
このすぐ近くには恵那峡がありますが、これも花崗岩と木曽川による自然美が生んだ名跡です。
ぜひこの周辺、ブラタモリでも採り上げてほしいと思うのでした。
苗木城跡へは、中央自動車道中津川インターから車で15分ほど。
国道257号沿いを走り、看板に沿って右折すればすぐ。山城といいながらも(自家用車があれば)アクセスも大変よく、軽いハイキングコースとして楽しめますよ。

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