2017年11月の鳥取県横断の旅 つづきです。
前日のリベンジで再び白兎(はくと)海岸へ向かいます。
神話の舞台となった海岸 白兎海岸と道の駅
国道9号沿い、小さな岩のような島(淤岐ノ島)が見渡せる場所に道の駅があり、大社造り風の建物の2階テラスから日本海を臨むことができます。歩道橋を渡って海岸へ行くこともできます。
晴れていれば風光明媚な海岸なのですが、やっぱり天気が今いちでした(泣)
神話「因幡の白うさぎ」の超概略
淤岐ノ島(おきのしま)に住んでいたうさぎは、陸に渡りたくてサメ(ワニなど諸説)をだましたために怒ったサメに毛皮をはがされてしまいました。辛くて海岸で泣いているところを通りかかった大国主命(オオクニヌシノミコト)に助けてもらいました。
その後、うさぎの助言により大国主命は美女・八上姫とめでたく夫婦になったというお話。
淤岐ノ島の上には鳥居が立っていますが、一般の立ち入りはできません。
私の肉眼では見えないのでカメラでズーム
道の駅の「名誉駅長」
もちろん 白うさぎ♥ です
縁結びと医療にご利益のある 白兎神社
白兎神社は、”はくとじんじゃ”と読みます。
道の駅の駐車場内にある石段の上にあります。修復中?のような囲いが見えますが・・・
そこには、大国主命と八上姫が出会うシーンを再現した砂像がありました。囲いは雨除けだったんですね。
社殿はまだ先。参道沿いには、うさぎが乗った石灯籠が並んでいます。
御身洗池
鳥居をくぐると、左手に手水舎、右に御身洗池(みたらしいけ)があります。やけどや皮膚病にご利益があるといわれています。
池はちらっとのぞいただけでしたが・・・実は
毛皮をはがされ傷ついた兎が、大国主命の助言でここで体を洗い、蒲(がま)の穂を傷口につけたら全治したと伝わるパワースポット、というのを後で知りました。
拝殿
創建は古いと伝わりますが、戦乱で社殿などが焼失していたところ江戸幕府の初期頃に再興されたそうです
ご祭神は白兎神、合祀に保食神の豊玉比売(トヨタマヒメ)
皮膚病にご利益があるとされ、医療発祥の地としても関係者に崇敬されています。
それ以上に、白うさぎが大国主命と八上姫のキューピッドとなったことから近年では縁結びの神様として人気が急上昇しています。
絵馬がハート型です♥
本殿
流造(ながれづくり)という様式で、明治時代に建造されたものです。
皇室と関係がある、かもしれない 菊座石
本殿の下にあるのは、菊の紋をあしらった珍しい土台(菊座石)があります
お詣りをして参道を引き返す途中、鳥居のところで、上に向かって石を投げている人たちに遭遇しました。
白兎神社名物 五縁を結ぶ”結び石”
これは”結び石”と言われる真っ白い石。良縁・子宝・繁栄・飛躍・健康の5つの縁を結ぶそうです。投げ上げて鳥居に乗れば願いが叶うと言われています。
けっこう鳥居の上に乗っていますね。すごい!
結び石は社務所で授与されるそうですが、もう戻る途中だし・・・その辺に落ちている石で挑戦してみたけどまったくダメ。他人のおこぼれでなんとかしようなんて・・・不届きものでした、反省(T_T)
石には「縁」の文字が書かれており、御守りにして持っていても良いそうですよ。
白兎神社のご朱印
うさぎの印がかわいらしいですね。
こちらでは、うさぎの表紙のご朱印帳も人気だそうですよ。御朱印は拝殿向かって左手の授与所でいただくことができます。