おでかけ ももよろず

日本全国北から南、たまには海外へ・・・”よろず”な旅をご紹介

【滋賀の旅6】彦根城・趣ある大名庭園 玄宮楽々園を散策

スポンサーリンク

彦根城をひととおり巡った後、黒門から出た先にある名勝の玄宮園へ向かいます。

f:id:momoyorozu:20181027002308j:plain

なお、こちらは彦根城の入場券で見学することができます。

(玄宮園のみの入場券もあります)

 

 

名勝「玄宮楽々園」とは・・・

7年ほど前に来た時もこのあたり工事中でしたが、まだやってる??

f:id:momoyorozu:20181026232552j:plain

工事看板の下にひっそりと井伊直弼生誕地の石碑もあります。

ところで、このあたりは玄宮園という名称だと思うのですが、楽々園ってなんだ?

 

知らなかったので調べたらこのように解説されておりました。

玄宮園とともに井伊家4代当主井伊直興(なおおき)により建てられた彦根藩の下屋敷で、槻(けやき)御殿と呼ばれていました。

現在は、建物部分を楽々園、庭園部分を玄宮園と呼んでいます。 

正式な名称は、玄宮楽々園ということのようで、パンフレットもこのとおり。国の名勝としても登録されています。記憶を改めさせていただきます。

f:id:momoyorozu:20181027181705j:plain

 

記事はそれぞれのパートで列記します。 

 

楽々園の歴史

下屋敷の建物は、明治以降民間業者が旅館として使っていたそうですが、廃業したのを機に市に返還され、保存整備が進められているとのことでした。

戦後から国の名勝でありながら存在感がなかった(実際に訪れる機会がなかった)のはこのためだと思います。

 

玄関

f:id:momoyorozu:20181026234102j:plain

楽々園建物全景

f:id:momoyorozu:20181026234538j:plain

左の建物が大書院、右には雷の間、地震の間、楽々の間と続きます。

建物内部は開け放たれていますが入ることはできません(期間限定で公開)

庭園

f:id:momoyorozu:20181026234949j:plain

枯山水の庭園になっています。 

まだ工事が続いているようで、全容はよくわかりませんでした。また数年後、様子が変わった頃訪ねてみたいです。 

 

彦根城をのぞむ大名庭園 玄宮園

一方、何度か訪れている玄宮園は、以前から変わりない姿を保っていました。

玄宮園

池泉回遊式の大名庭園。近江八景などの名所を模した景観が特徴的です。

f:id:momoyorozu:20181026235258j:plain

茶室などが並ぶ優雅な空間に加え、彦根城天守ものぞめます。

しかしいつ来てもここは青空の写真が撮れたためしがありません(T_T)

f:id:momoyorozu:20181027000136j:plain

玄宮園では、9月頃には観月の夕べというお月見イベントも開かれるようですが、この日はお月様のご機嫌もよろしくなかったようです。

優雅にお茶を楽しんでる方もいます

f:id:momoyorozu:20181027000719j:plain

この玄宮園、紅葉の時期はライトアップも人気で、多くの方が訪れるそうです。

こちらが入口ですが、彦根城黒門方面から入ると、ここが出口になりました。

f:id:momoyorozu:20181027001032j:plain

 

 

玄宮楽々園を整備した4代・井伊直興の功績

この玄宮楽々園を整備した直興は、このほかに琵琶湖に面した港などの土木工事に熱心な藩主だったそうです。

17世紀後半には、日光東照宮の改修総奉行として活躍した功績から江戸幕府の大老に命ぜられました。

大老となった井伊直弼ばかりが注目されますが、直政の後に、直興が井伊家のステップアップの足掛かりを作ったのではないのだろうかと思います。

土木&建造物好きな私♡直興に注目です。

 

玄宮楽々園見学の所要時間は?

この玄宮楽々園、なかなか立派な庭園でした。

展示物や建物内を見学するような場所は今のところないので、ひたすら屋外を歩く・・・という感じですが、春や秋など気候の良い季節にはゆっくり楽しめそうです。

見学するために必要な時間ですが、駆け足でまわっても30分ほどは必要です。

さらに彦根城の表門方面へ戻る場合はプラス15分は見ておきましょう。

彦根城は広いお城なのでホント、良い運動になります!