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【台湾ひとり旅行記22】たばこ工場跡をリノベーションした『松山文創園区』前編

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2018年11月 ANAの特典航空券を利用した台湾ひとり旅の旅行記です。

今回の旅の最終立ち寄り地はやはり"建造物目当て”となりました。

たばこ工場跡が近代アートスポットに生まれ変わったという松山文創園区です。

 

松山文創園区とアクセス

松山文創園区とは

日本統治時代の1937年に設立された台湾総督府専売局松山菸廠が前身。

「菸廠」は「たばこ工場」のこと。(日本のJTの前身「専売公社」みたいな表記ですが、若い世代は「専売公社」知らないよね!?)

こちらは1998年に操業停止後、市指定の旧史跡に指定され、2011年に松山文創園区(Sounshan Cultural and Creative Park)として開放されました。

その英語表記から連想されるように文化的、創造的なアート展やイベントの開催、クリエイターたちの拠点施設など、台北市のクリエイティブ基地をコンセプトにした施設です。

旧工場建物の隣には、TSUTAYAのモデルにもなっている台北を代表する書店「誠品書店」の経営するホテルや商業施設があります。

 

施設マップ

 

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バスでのアクセス

上記マップで1~3の入口であればMRT市政府駅が最寄りとなります。

4~5の入口の場合はMRT 国父記念館駅からが便利です。

松山文創園区周辺は、台北ドーム他大規模工事のため通行規制が行われています。上記の入口が利用できない場合もありますので、最新の情報をチェックの上お出かけください。

MRT中山駅からバスの場合

キャリーケースを持っての移動だったので(階段や乗り換えが面倒)MRT中山駅近くから乗り換えなしで行かれるバス(282系統)を利用しました。

所要は20分くらいでした。

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経路図はまるで京都のようです。時間通り来るかはビミョーですが、電光掲示板でお知らせしてくれます。

低床バスで日本で乗るのとあまり変わりありません。料金は15元です。

私は悠々カードを持っていましたが、乗車時・降車時いずれかでタッチします(運転手さんに確認してください)。

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こんな感じの景色のところで下車しました。(バス停撮り忘れました)

工事中の台北ドームと台北101が目印。市民大道の交差点まで戻り右へ進みます。

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松山文創園区の施設

入口

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私が利用した(地図 No.5)入口は、市民大道に面した入口の古い倉庫が目印。

倉庫の右側を入ったところ、緑の空間と石畳の雰囲気はよかったのですが、キャリーケースを引きずっていたので超歩きにくいったら・・・

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帰りに気づきましたが、地図 No.4の入口が歩きやすくて便利でした(>_<)

文創園区の建物

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西側から全体を見た様子。

手前左が旧倉庫、右に旧たばこ工場。背後にそびえるのが近代的な松山台北文創ビル。

 

インフォメーションセンター(服務中心)

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施設への入館は無料です。

旧たばこ工場内(北東角)にあるインフォメーションにまず立ち寄りましょう。

施設内のマップがいただけたり、各種イベント情報なども収集することができます。

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コインロッカーもありますし、キャリーケースも無料で預かってもらえました。

ここは松山国際空港からも近いので、空港への途中立ち寄る旅行者にはありがたいサービスです。

ただ私が訪れた時は2~3名のスタッフがいましたが日本語はあまり通じませんでした。

しかし私の拙い英語にも親切に対応してくださいました。

 

日本語パンフレットと荷物預かり証

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オシャレなアート空間に変身した旧たばこ工場

中庭

工場の建物はこの中庭を囲むような口の字の形状になっています。

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水や緑が多いオアシス的な場所。絵を描いている人もいました。 

 

総2階の建物の内部は、展示&販売スペースの他デザイナーさんたちの工房、図書館などが入っています。

すべての部屋が見学できるわけではありませんが1階をぐるりとまわってみました。

 

松菸小賣所

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オシャレ雑貨が並んでいます。

アートな雑貨も見ていて楽しいですが、工場の名残の柱や看板、小物などに目を奪われてしまいました。

展示小物のタイプライター

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これを知っている私って・・・何歳かしら?? 

まっすぐな廊下を歩いていると、レトロな学校やお役所の建物のようです。

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松菸風格店家

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茶葉を紹介するディスプレイですが「理科室」っぽくてウケました。

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松菸小賣所と同様、ここも個性豊かな商品が並び、眺めているだけでもかなり楽しめます。

看板もスタイリッシュ

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ギャラリースペース

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図書館

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中庭の木々の隙間から差し込む光がこれまたアート。

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DESIGN PIN(設計点) 

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台湾政府がバックアップするデザイン専門店です。

フィッシュ型ショルダー(ポーチ)に目を奪われてしまいました(@_@)

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おみやげになりそうな食品もありました。

パッケージデザインもおしゃれなものばかりですが、すでに宮原眼科で散財したのでここはガマン。

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カフェ

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ここでほぼ工場一周となります。

カフェで一息したいところでしたが、まだまだ見たい場所があるので先を急ぎます。 

松山文創園区(松山台北文創ビルを含む)内には、カフェや食事のできるお店がいっぱいあるので、ここもお目当てをチェックしていくと良いと思います。

ここからいったん外に出ます。

倉庫群周辺も必見

こちらは倉庫群になります。

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左の工場2階から製造したたばこを右の倉庫に運んでいたベルトコンベアーも残っています。

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明治から昭和初期の建造物って、デザインも凝っていますね。

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倉庫は5棟あり、貸スペースになっていてパフォーマンスや展覧会などが開かれています。

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パフォーマンス集団かしら?

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無料展示のこちらは、目の病気に関する啓蒙活動の展示でした。

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トイレの壁もアートされています 

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台中の彩虹眷村を見た後だと、これでも地味に見えてしまいますね。 

www.momoyorozu.net

 

 たばこ工場の名残を残す歴史的建造物の探検はつづきます。  

 

 

www.momoyorozu.net

 

こちらから旅行記のプロローグとリンク集がご覧いただけます。

www.momoyorozu.net