2018年11月 ANAの特典航空券を利用した台湾ひとり旅の旅行記です。
松山文創園区内には、たばこ工場建屋以外にも歴史的建造物が数多く残されています。
広い敷地を時間のある限り歩きました。
たばこ工場跡の歴史的建造物
検査室
操業時には守衛所の役割を担っていましたが、現在はギャラリーとして貸し出されています。
ボイラー室跡
工場内の動力を生み出していた建物。
かつては台北のシンボルだったという煙突も、いまでは近くに完成した台北101にその座を奪われました。
園内からは台北101を臨むことができます。
機械修理工場跡
工場内の機械を修理していた木造の建物には、工房とカフェが入っています。
託児室跡
操業時には工員が2000人ほど働いており、その子供たちの遊ぶ施設でした。
現在は書店になっています。
宮原眼科のディスプレイもそうですが、どこか昭和的なノスタルジックで温かみのある雰囲気が日本人(特に昭和生まれ)の心をつかむんですよね。
園内の緑地空間
台北市の繁華街に近い場所にありながら園内は緑も多く、アウトドアランチする方、子ども連れなど、市民の憩いのスペースになっています。
せっかくなのでリノベーションされたカフェでランチをいただきます。
LIULI CAFEでランチ
機械修理工場の建物内にあるLIULI CAFEには、ギャラリースペースとカフェスペースがあります。
カフェバーというオシャレ空間で少々緊張しちゃいますが、なんとおひとり貸切状態!
おすすめランチのマッシュルームピザトーストをいただきました。
旅のラストミールは台湾料理ではありませんが、具もたっぷり&手作り感のある美味しいトーストでした。
食後は、たばこ工場に向かい合うように建つビルへ向かいます。
台北文創ビル
ホテルと商業施設が入るこのビルの設計は、日本人建築家の伊東豊雄氏です。
前日に訪ねた台中の国家歌劇院の設計者でもあります。日本人の活躍はうれしいですね。
eslitehotel(エスリテホテル 誠品行旅)
2019年に日本(CORED室町テラスの「誠品生活日本橋」)にも初出店した「誠品書店」の経営するホテルです。
5つ星ホテルなのでいいお値段しますが、このアート空間でまったりするには良さそう。そんなゆったり旅ができるようになったら宿泊してみたいものです。
市街地にあるのにまるでハワイ!?なショットが撮れました(^^)v
誠品生活松菸店
同じビルの中には、商業施設エリアもあり、書店や雑貨店、飲食店が入っています。
アートゾーンらしいフロア構成は松山文創園区ならではですね。
時間があまりなかったので駆け足になってしまいましたが書店をのぞいてみました。
草間彌生さんの特設コーナーがありました。
ここのディスプレイも目の保養になります。
まとめ
所要時間ですが、急ぎ足で建物やショップを見学&ランチで2時間半でした。
イベント&ショッピング、お食事、散歩などで1日楽しめそうな空間です。
自然と歴史的建造物が融合した素晴らしい空間で、さらに近代アートまで楽しめるなんてぜいたくですね。
私が訪れた時は、日本人にはあまり出会いませんでした。
金瓜山の黄金博物館とあわせて古き良き日本統治時代の面影を残す場所として、ぜひ多くの日本人に訪ねていただきたいスポットです。
この後はタクシーで松山空港へ向かい帰国の途へ
こちらから旅行記のプロローグとリンク集がご覧いただけます。