2018年12月の鹿児島の旅 つづきです。
桜島から陸続きの東岸の大隅半島へ渡り、錦江湾沿いに1時間近く走り福山町へ。
現在は霧島市の一部となっていますが黒酢づくりで知られるまちです。
テレビなどでおなじみの黒酢を熟成させる「壺畑」の風景が見たいのと、酢が大好き人間なのでぜひともおいしい黒酢料理を食べるのが目的。
黒酢づくりの町 福山町
その歴史は1800年代と古く、1年を通じて温暖であり、寒暖の差も少ない気候であるためこの地では数社が黒酢を製造しています。
この地域の黒酢の特徴は
屋外に並べた壺を使って仕込み、発酵するという独特な製法による米黒酢。発酵に6か月以上、熟成に6か月以上の長期熟成から生まれる特有の香りとまろやかな酸味が特徴。
大手二社では壺畑見学とお食事の両方が楽しめます
鹿児島空港の観光案内でそれぞれのパンフレットをいただいてきました。
坂元醸造
江戸時代から続く伝統的製法で醸造。「坂元のくろず」として認知度も高いメーカーです。黒酢について学習できる展示施設や中華料理が楽しめるレストランを併設。
福山黒酢
「桷志田(かくいだ)」ブランドの黒酢を販売。日本初の黒酢レストランを併設。
甲乙つけがたく、どちらに行くか迷いましたが、やはり花より団子ですね(笑) レストランメニューに魅力を感じて福山黒酢(桷志田)のレストランへ。
黒酢レストラン「黒酢の郷 桷志田」
到着したのは午後2時過ぎ(桜島でゆるゆるし過ぎ)。ランチタイムは午後3時まででしたのでセーフでした。
1階はショップ。2階(左手に階段あり)がレストランです。
時間を外したおかげで広々したレストランはほぼ貸し切り(*^^)v
団体さんが退席するのと入れ違いでしたので、個人ならあえてこれくらいの時間に行ったほうがゆったりできるかも、です。
人がいないのを良いことに撮影タイム~
(ガラス越しなので光っています)1階のショップから外に出ることもできます。
人気の「桷志田黒酢ランチ」をいただく
お手軽価格(1,620円)ながらボリューミーなランチをオーダーしました。
メインは、黒酢酢豚、黒豚軟骨カレー、パスタ他 全部で4種類から選べますが、ここまできたら酢豚でしょ。
食前酒はフルーツ黒酢(柚子か何かだったと思います ノンアルコールです)と前菜(マッシュポテトとスモークサーモンのタルタルソース)
おぉ~、この調子ではフランス料理のコースみたいに出てくるか?と思いきや・・・
その後、メインとともに小鉢やスープがまとめてやってきます。
お野菜たっぷりのヘルシーメニューです。さりげなく鹿児島名物 大根の甘酢漬けもついています(笑)
メインの黒酢酢豚は十分に酸味&コクがあり私は大好きな味。さらにうれしいのは「肉の割合が非常に高い」ということ。酢豚といえば野菜の中に埋もれた豚肉を発掘するのが一仕事ですが、野菜を探すほうが大変!
さらに卓上にある調味用黒酢を自由にかけてくださいと言われ、普段から卓上調味料は醤油よりポン酢派な私は、これをガンガンかけていただきました~ 気持ちいいくらい酸味が効いて、一気に血液がさらさらになった気分(笑)
デザートは黒酢スイーツ(パンナコッタだったかな?)とコーヒー
見た目以上にボリュームもあり、大満足でした~
食事の後は1階のショップへ。
試飲もたっぷりできるショップ
試飲も充実していますので、いろいろと試してみましたが、やっぱり黒酢はちょっとクセがあるかなぁと。普段からフルーツ系の酢を(炭酸割にして)飲んでいるので、ここでも生フルーツ黒酢を購入。
また、黒酢を使った蒸しパンやさしみ用の黒酢など珍しいものも購入してきました。
1階のショップから外に出ました。間近で見る壺に感動です。
壺には製造日などのシールが貼られていました。ウイスキーの工場見学をふと思い出しました。ウイスキーは暗い空間で熟成されるのに対し、屋外で熟成させるこの製法も独特で面白いと思ったのでした。
この後は、空港方面に向かって車を走らせながらあの神社に参拝です。