2016年5月にツアーで参加したカナダ旅行。
すでに3年経っていますが、個人的なまとめとして、また近年は日系航空会社の就航も増え人気の旅行先となっていることから、これから訪れたい方の参考にしていただければと思い、ツアーのこと、気候のことなどまとめてみたいと思います。
旅行記はこちら 【カナダ春の周遊旅】
カナダのベストシーズンは?
カナダのベストシーズンは、6月から10月頃
カナディアンロッキーの大自然を目指すなら6~9月くらい。東部の紅葉をめざすなら9月~10月がベストでしょう。ツアーの多くもこの時期に設定されています。
歴史が浅いカナダは歴史的建造物や遺跡は少なく、自然中心の観光となりますので気候とお天気が重要。何をメインにしたいかではっきりと行きたい季節が分かれると思います。
5月のカナダってどうなの?
今回の旅は5月でしたのでベストシーズンとはいえないかもしれませんが、春の花の咲き誇るシーズンでした。
そして、この季節なら観光スポット(ナイアガラや氷河の雪上車観光など)の混雑の心配もありません。
ただし、カナディアンロッキー観光に関しては注意が必要です。人気観光スポットである湖は冬季閉鎖が多く、道路が開通するのが6月からというところもあるので、一部の湖(ペイトー湖、モレーン湖)にこの時期行くことはできません。あらかじめツアー会社などにご確認ください。
モレーン湖 イメージ
一方で、ナイアガラでは桜やチューリップが咲き誇り、新芽が出たばかりの新緑がきれいでした。西海岸のバンクーバーは東京や静岡とほぼ同じ気候です。
冬もオススメしたいカナダ
ベストシーズンが6~10月といいつつ、実は一度もその季節には行ったことがありません(苦笑) 私がカナダに行ったうちの4回は冬。それはそれで日本では体験できない貴重な体験ができました。
ウィスラーやバンフ近郊ではスキー三昧。当時、日本はリフト待ち30分以上なんていうのも珍しくないスキーブーム時代。カナダではリフト待ちもなく、広大なゲレンデでストレスなく滑走が楽しめました。今は「日本の雪質がいい」といって外国からスキー客が来る時代ですけどね。
イエローナイフではオーロラ鑑賞。これは日本では絶対に体験できません。オーロラの幻想的な美しさももちろんですが、マイナス20℃以下という極寒体験も貴重です。私は3月に行きましたが、今は秋に行くツアーもありますので寒さもきつくなさそうです。
(2001.3イエローナイフにて撮影)
そして、冬はちょっとリッチなホテルでもお手軽に宿泊できます。私が行った時は超円高の時代。1カナダドルが60円台だった時もあり、ツアー代も10万円台なのにハイクラスのホテルに宿泊できたという経験があります。(シャトーウィスラー、バンフリムロックリゾート、ウエスティンベイショアなど・・・)
あんな円高はもうないかもしれませんが、寒ささえガマンすればリッチなご褒美がついてきますよ~(笑)
散々お奨めしましたが、冬のカナダはまた別の機会にご紹介するとして、今回はカナディアンロッキーの大自然やナイアガラの滝などをめぐる「カナダ王道ツアー」についてまとめます。
ツアーのルートは?
初めてならカナディアンロッキーとナイアガラを含む王道ツアーへ
8日から10日間くらいのスケジュールで、バンフを拠点にしたカナディアンロッキー観光及びナイアガラの滝をめぐるツアーが王道です。
これに、都市部のバンクーバー市内観光や近郊のビクトリア、カナダ最大の都市トロント観光などが入ってくるものが多いです。
就航便の多いバンクーバーまたはトロントから入国。一筆書きで観光して出国となります。夏限定ならばカルガリーとの直行便もありますので便利。
カナダはとても広い国なので、主な都市間の移動は国内線でも3~4時間だったりします。さらに国内でも時差が4時間あるので、移動と時差でカオスな体験ができます。
そんなのはきついという方は、バンクーバーとカナディアンロッキー(カナダ西部)のみを巡るツアーでも大自然を満喫することは十分に可能です。(時差1時間)
何度も行けないけど体力がある方は、アメリカもご一緒に
カナダ国内の移動で体力を消耗しますが、何度も行かれないし欲張って大自然を満喫したいという方は、アメリカ(グランドキャニオン、モニュメントバレーなど)の大自然とあわせて巡るツアーもあります。
(2003.8 モニュメントバレーにて撮影)
私は、20代の頃にバンフ近郊で3日間ほどスキーを楽しんだ後、その足でロサンゼルス(ディズニーランドとユニバーサルスタジオ)に行ったことがあります。今振り返ると恐ろしい体力でしたよ(^^;
ツアーの価格はどれくらい?
エコノミー利用のツアーなら40万円前後が目安
カナダは、(需要が多く価格帯も幅広い)ヨーロッパのツアーと比べると平均してツアー料金は割高感があります。飛行機の移動も多いですしね。
添乗員付きのツアー(エコノミー利用、ホテルも並みクラス、定員MAX30~40名)で8日間くらいのツアーで40万円くらいが相場です。ベストシーズンを少し外した4~5月はそれより10万円程度安くなります。
エアラインをプレミアムエコノミーやビジネスクラスにしたり、バンフスプリングスのようなデラックスホテルに泊まるツアー、さらには鉄道で移動するツアーなど、ゆったりぜいたくにする分には、いくらでも選択肢はあります。
最近は、私の御用達としする”庶民的”ツアー会社も、別冊で「プレミアムな旅」の冊子をくっつけてきます。それなりに需要も増えているんでしょうね。
カナダのツアーは一人部屋追加料金が高め
ヨーロッパなどに比べ、カナダ周遊ツアーではリゾートホテルの宿泊が多めのせいかおひとり部屋追加料金が高いです。
ヨーロッパは追加料金が5万円以下というのも多いですが、カナダはどのツアーも10万円近くします。おひとり参加にはちょっと厳しいですね。
エアラインの選択と評判は?
カナダのフラッグキャリア エアカナダならほぼ直行便
日本からカナダへ行くツアーでは、多くでエアカナダの便が利用されています。
2019.4現在 機体のデザインが変更されています
成田や羽田からは、バンクーバー、トロント、カルガリー(夏季のみ)などへの直行便がありますので、往復ともに日本との直行便を利用できるのもうれしいです。
余談ですが、2018年まで関空や中部に運航されていたレジャー路線の「エアカナダルージュ」は撤退となりました。関空便はエアカナダ本体のサービスで継続されるようです。
安心安全を求めるなら日系航空会社の選択も
近年はバンクーバーにJALとANAが就航しています。カナダ国内での乗り継ぎは増えますが、エンターテイメントの充実やCAさんのサービスの良さではやはり日系エアラインがいちばんですよね。
ただし、カナダ国内の移動についてはエアカナダを利用する確率が高くなる(競合がいないのでほぼエアカナダ)と思います。
エアカナダの評判は?
私は、20年以上前のカナディアン航空時代にも利用していますが、悪評高い北米系エアライン(UとかDとか)と比較すると「北米系」にくくられる中では、唯一ましだと思っているエアイランです。
良くいえばフレンドリー、悪く言えば雑なところも多少はありますがそれはご愛敬。
エアカナダではスターアライアンスのマイルがたまる
エアカナダはスターアライアンスに加盟していますので、ツアーでもマイルがたまります。ANAのマイラーにはうれしいですね。
2016年当時のことですが、プレエコを利用してマイル換算率は100%でした。エコノミーは30%くらいだといわれています。
ツアー選択の決め手は?
今回カナダのツアーで利用したのは、クラブツーリズム(東京発コース)です。
「春爛漫」というようなタイトルでした。(その後、名称やコース内容には若干変更がありましたが、2019年も催行の多い人気のツアーでようです)
GWに出発できること、オトクな価格、そして追加料金でプレエコにアップグレード可能ということで決めました。
ペルーのツアーもそうでしたが、クラブツーリズムはカードでの支払いも可能なので、私のようにANA系のクレジットカードを所有し、普段は陸マイラーという人にとって支払いでたまるポイントもかなり大きいと思います。
ツアー予約のタイミングは?
5月出発のツアーに申し込んだのは、3ヶ月となる2月。特にキャンセル待ちということもなくすんなり予約できました。
人気の日程は埋まるのも早いのでとりあえずおさえておくことをオススメします。
一般的にキャンセル料が発生するのは30日前、GWやお盆シーズンは40日前なのでこれを考慮したうえで予約しましょう。
逆にこのタイミングでキャンセルが発生することもありますので、希望日が満席でもキャンセル待ちという選択もありだと思います。
実際にカナダに行って感じたこと、ツアーに参加した感想など次回に続きます。