2016年5月 クラブツーリズムのツアーで参加したカナダ旅行記のまとめ記事です。
前記事では、ツアーの選択などについて述べましたが、今回は実際にツアーに参加して感じた気候や食事、ツアーの感想などをまとめていきたいと思います。
カナダの気候は?
前記事でも触れましたが、5月でも日本より少し寒いカナダ。
山岳地帯も巡るので、どのシーズンに行ってもある程度の防寒対策は必要です。
日本の同シーズンにあてはめると、バンクーバーは東京、ナイアガラは札幌、バンフは軽井沢、カナディアンロッキーは立山黒部アルペンルート(室堂)・・・といった感じです。
たまたま私が行った時はバンフが夏のような気候になりましたが、これはかなり珍しい気候のよう。
朝晩の寒暖の差は激しいですし、お天気はまさに”賭け”だということを心得ましょう。
私が旅行前から気候の情報を知るのにAccuWeatherというアプリが役に立ちました。
行く先々の都市を登録して、おおよその気温、天気を把握して、着用する衣服などをシミュレーションしてみました。
ツアーの食事は?
毎度のことながらツアーの価格相応というところです。
お国柄的に(アメリカも似たようなものですが)味付けもおおざっぱというのは仕方のないこと。
その代わり、素材はドーン! ビックサイズです(笑)
まるで”わらじ”のようなステーキ (ミラノ風カツレツよりは全然良い)
ロブスターまるごと ど~ん
最終日以外は、ほぼ食事付きというツアーなので楽でした。
ご一緒した参加者の方々とのお話も弾み、食事は楽しかったです。
ツアーにあるあるの車内弁当(朝食)はおにぎり弁当。
スペインの時の洋食(冷たいサンドイッチとヨーグルト、フルーツ)に比べたら良かったです。ツアーの真ん中あたりで中華料理(昼食)があったのも”胃休め”になりました
ホテルは?
今回は「スーペリアクラス」という標準(スタンダード)よりちょっとランクが上のホテルとなっていました。
いずれもバスタブ付きで、部屋の広さもいたって普通でした。
ヨーロッパでの同ランクのホテルと単純比較すると、北米系のホテルは広く、設備も近代的な印象です。
私が北米的ホテルでありがたいと思うのは、コーヒーメーカーやポット(無料のコーヒー、紅茶も)が常備されていること。
私としては、ツアー代がお安くなる寒い時期にツアー参加することが多いのでこれは助かります。
ホテルの客室にポットがあるのは日本でも当たり前ですが、逆にヨーロッパでは当たり前でなかったことがカルチャーショックでした。
今回の旅は連泊も多く、荷造りの忙しさなどから解放されゆっくりできました。
(バンクーバー)エンパイア・ランドマーク
※こちらのホテルは、2017年に閉館しました。
ロブソン通りという町の中心に建つ高層ホテルです。42階からのレストランからの眺めは最高。
近くにはSAFE WAY(スーパーマーケット)もありました。
Wi-Fiは、ロビーのみ無料でした。
(ナイアガラ)クラウンプラザ ナイアガラフォールズ
カナダとアメリカの国境となるレインボーブリッジが正面に見える立地。
アメリカ滝までは徒歩5分ほどで、夜も散歩できました。
Wi-Fiは有料(1日 10カナダドルくらい)でしたので利用しませんでした。
(バンフ)ターミガンイン
町の中心の大通り沿いに建つ山小屋風のホテル。
シンプルかつカジュアルな雰囲気の内装ですが、部屋が広くて快適でした。
自由行動にも便利な立地で、スーパーマーケットも近くにありました。
館内はWi-Fi無料。この旅で、唯一客室でのんびりとWi-Fiが使えました。
エアカナダはどうだった?
カナダに行くなら安定のエアカナダ。
機体もきれいでしたし、サービスの質も日系のようなものを期待しすぎなければ、悪くもありません。
今回は、ツアーでオプションとしてプレミアムエコノミーのアップグレードしました。
人生初のプレエコなので比較はできませんが期待どおりき満足度でした。
カナダの治安は?
カナダは治安の良い国といわれていますが、特にバンフは、リゾート地なのでみなさんゆったり優雅に過ごしています。
私はヨーロッパより北米の旅が多かったので、慣れているのか、あるいはやっぱりヨーロッパは治安が悪すぎるのか、カナダ滞在中の治安に対するストレスはほぼなし。
ナイアガラとバンフでの自由行動も、有料のオプショナルツアーに参加することなく自由に街歩きを楽しむことができました。
このご時世安全だと言い切れる国はありませんが、年配の方々でも安心して旅のできる国だと思います。
言語は? 日本語は通じる?
今回のコースは、ほぼ英語圏でした。
カナダは、日本からのワーキングホリデーが人気で、在住者も比較的多いので、日本人の店員さんに遭遇することも多いです。
一方でそれ以外の方たちには日本語はほぼ通じません。単語とジェスチャーでなんとかなるかとは思いますが・・・(笑)
正直、20年前に行ったときは比べると旅行者も含め日本人の割合が少なくなったというのを感じました。ホテルのテレビも日本語チャンネルは皆無でした。
なお、(行ったことはありませんが)東部のケベック周辺はフランス語が公用語となっています。
ツアー全体の感想
国土が広いので個人で巡ろうとするとどうしても割高になるカナダで、ほぼ見たいところやアクティビティ込みで8日間で30万円を切るツアーは超お買い得でした。
アメリカ周辺のインフレや円安の今、なかなか出てこないのではと思います。
高級ツアーではないことを承知していれば、ホテルや食事の内容もまずまずでした。
また、プレミアムエコノミーへのアップグレード費用も、往復でプラス10万円ほどでした。やはりオンシーズンを外していたことが大きいです。
ツアーは定員MAXの40名。
東京発のツアーを利用したので関東圏の人がほとんどでした。参加者は40~70代くらいの夫婦、お友達など2~4名ぐらいのグループがほとんどで、ひとり参加は1名だけでした。
人数は多かったけれど旅慣れている印象の方が多く、ツアー中はつかず離れずの良い距離感で食事などは楽しく過ごすことができました。
添乗員さんの気遣いで、バスの座席もローテーションがあり、トラブルもなく気持ちよく旅が進みました。
海外は添乗員付きツアーを利用するようになってまだ数回ですが、参加者とお天気は運次第というのを、2019年2月のイタリアツアーで痛感しました。
コロナ禍から日常生活に戻りつつある今、再び旅行会社からの冊子も届くようになり、ペラペラとめくりながら次はどこに行こうか妄想を膨らませています。
もう少し燃油サーチャージが安くなってくれるといいのですが・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。