イタリア旅行に行った際に利用したSIMカードが大変よかったのでご紹介します。
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ツアー参加で行く方、かつSIMフリー端末を持っている方にオススメしたいSIMカードです。もちろん個人旅行でヨーロッパを中心に周遊される方にもです。
タイの通信会社AISのSIMカードですが、国内の業者からネット購入可能です。
団体ツアーで海外旅行に行く場合、モバイル環境は必要?
私はこれまでも数回添乗員付きツアーで海外旅行に行っていますが、ツアーなのでモバイル環境はホテルや空港で最低限利用できればいいかな、というくらいでした。
移動中のモバイル環境はあれば便利ですが、せっかくの旅行中ずっとスマホやタブレットの画面ばかり見ていることでせっかくの「非日常」が台無しになることも。モバイル環境がなくてもバスの移動中は添乗員さんもいろいろお話してくださるし、ゆっくり体も休めることができます。
私の参加したツアーにはありませんでしたが、最近ではバス車内でWi-Fi対応というところもあるようです。
が、今回は丸1日フリータイムがあったのと、ホテルによってはパブリックスペース以外はWi-Fiが有料だったり、つながりにくいということが今まであり、今回は思い切ってモバイルルータを借りるか、SIMカードを調達することにしました。
なお、個人旅行では現地空港でSIMカードを購入する方もいますが、ツアーでは到着時にその時間はまずないと思ってください。分刻みで移動するので、明らかに団体行動の中での迷惑行為になります。
現在のモバイル機器所有環境
iPad mini4(以下iPad)とスマホ(Y!mobile)の2台持ち。情報端末として利用しているのはiPad。スマホは通話と決済専用です。
iPadはWi-Fi+CellularといういわゆるSIMロック解除モデルで、hi-hoと契約した格安SIMカード(接続先はドコモ)を利用しています。
ネットで購入できるAISのデータ専用SIM「SIM 2 Fly」
Wi-Fiルータも検討しましたが8日間となると案外割高なることが判明。SIMカードを探したところ、クチコミがよかったのと日本でセットしていけるということが大きな決め手になりこちらを利用しました。
SIM 2 Flyの特徴はこんな感じです。
データ通信込みのオトクな価格
データ通信専用ですが、すべて込みで3,000円ちょっと。格安ではないかもしれませんが、15日使えてこれならモバイルルータよりお得ですよね。
SIMカードによってはカードのみの価格で、プラスしてデータチャージが必要なものもありますので見極めましょう。
こちらのカード、一応容量制限はあるようですが通信できなくなるわけではなく、通信速度が落ちるタイプのようです。実際私は2GBも使いませんでしたので超過の状態は体験できていません。
日本国内でセットして通信確認ができる
一番心強かったのがこれ。不器用な私は、昨年の台湾旅行で現地購入してセットしてもらったSIMカードを、帰りの機内で入れ替え作業中紛失しました(>_<) 普段使っているSIMカードの方ではなかったのが幸いでしたが・・・教訓として機内や屋外での入れ替えはオススメしません。
その点、このカードは日本(自宅)でセットでき、国内ではソフトバンクにつながります。動作があらかじめ確認できるのがいいですね。帰国後もそのままの状態で自宅までモバイル環境が維持できるのもうれしいです。
設定がカンタン
基本的にはカードを差し替えるだけ。日本語のマニュアルがついていました。通常はAPN設定が必要なSIMも多い中、その手間も難しい知識も必要ありません。
ただしiPadやiPhoneをお使いの方は、あらかじめAPN設定を削除しておく必要があります。なお、帰国してから通常使っているSIMカードに戻した時にも設定は不要でした。
使用期限は利用開始から15日間
セットしてから15日間利用可能。使用開始から日数がカウントされます。10日前後の旅行ならば、出発の数日前から国内で利用でき若干余裕があります。実際私も2日ほど前から問題なく使っていました。
なお、カードの利用開始期限はありますのでご注意を。(3ヶ月くらい先だったような・・・)
複数国にまたがって使える
私が購入したWorld Wideタイプは、これ1枚でヨーロッパ各国の他、アメリカ、アジアなどでも使えるものです。今回はイタリアのみの観光でしたが、途中トランジットで立ち寄ったロンドン・ヒースロー空港でもスムーズに使えていました。
ツアー参加のみならず個人旅行する方にもこの点ではオススメしたいです。
なお、パッケージが類似したものが複数(アジア限定、オセアニアタイプなど)ありますのでお買い求めの際はお間違えの無いよう気を付けてください。
※ヨーロッパタイプは、イラストにローマのコロッセオや自由の女神がいます。
すべてのSIMカードサイズに対応
3つのサイズ(標準SIM、Micro SIM、nano SIM)に対応しています。サイズに合わせて手で簡単に外れます。
SIM 2 Flyを使ってみた感想
これを購入していって本当に良かったです。ローマやベネチアなどの観光都市では問題なく4Gでサクサクつながります。電波状態のスクショです。
ベネチア サンマルコ広場での状況
ローマ ヴァチカン美術館近くでの状況
気温にビックリですが、思ったより寒くはなかったです。
都市を離れると3Gという状況に。また、オトクなツアーだったので郊外ホテル宿泊という日がありましたが、その時は接続が不安定だったり、ちょっと遅いかなというのもありました。これは日本でもありうることなので想定内。
フィレンツェ郊外のホテルでの状況
ニュースや天気、地図を見たりするだけならこれで十分です。オンラインゲームやYou Tubeはわかりませんが、海外旅行に行ってまでそれ必要?って感じですけど(苦笑)
実際に帰ってきてデータ使用量を見たら2GBも使っていませんでした。
良いことばかり並べましたが、一応このカードにもデメリットはありますのでご参考にどうぞ。
SIM 2 Flyのデメリットなど
SIMロック解除されている端末にしか使えません
SIMロックが解除が前提です。スマホやタブレット本体でなくてもSIMロック解除されているモバイルルータに挿入するというのもありです。
SIMロックって何?自分のはどうなっているのかわからない、という方は、モバイルルータのレンタルをオススメします。
通話はできません
データ通信専用カードですのでスマホに挿入しても通話ができません。私はiPadに利用していたので詳細はこれ以上わかりませんが、スマホに利用する場合はご注意ください。
LINE電話は利用できるという情報もありますので、詳細はご自身でお調べください。
複数人での旅行ならモバイルルータレンタルの方が安いかも
ご夫婦やお友達と旅行に行き、常に一緒に行動されるという場合は、モバイルルータ1台を借りるほうが割安という場合もあります。
時期によっては価格変動があるかもしれない
私が購入した時はYahoo!ショッピングとAmazonそれぞれ3,000円強でしたが、この記事をアツプしている時期(GW中だからかな?)は品薄だったり価格もアップしていました。
(2019.5.12追記)平常価格に戻っていました。
私はワイズソリューションから購入しました。日本語マニュアルもついていて親切でしたよ。(Amazon経由で購入ができます)
いずれにしても海外通信会社の格安SIMということを前提に、サポートも期待しない方が良いと思いますので、自力で入れ替えできる方のみ、あくまでも自己責任で購入してくださいませ。
以上、GWのタイミングにすっかり乗り遅れた記事になってしまいましたが、夏の旅行などにお役立ていただければ幸いです。