2019年2月の冬のイタリア周遊ツアー旅行記です。
バスは最終目的地のローマ市内観光へ。ツアーの場合の市内観光のメリット・デメリットなどを交えながらご紹介します。
団体ツアーでの観光のメリット・デメリット
添乗員付きの団体ツアーは、荷物の運搬の苦労もほとんどなく、ボーッとしていても次の目的地に連れて行ってくれるのが最大のメリット。
海外で長距離バスや電車で爆睡したらスリに狙われる危険もありますから、おちおち寝てもいられません(泣)
とにかく有名スポットを楽に効率よく巡りたいならツアーはおすすめです。
一方で、自分のペースで観光することは(フリータイムがない限り)不可能です。
小都市ではほとんどがフリータイムはありませんが、ローマは滞在時間が長いこともあり、ツアーによっては半日もしくは1日フリータイムがあるものも。
このあたりがツアーを選ぶ時のポイントにもなるかと思います。
ローマ市内車窓観光はざっくりこんな感じ
ローマらしさを感じる遺跡とトラムの競演!?
ローマに来た~と思えた瞬間
ミラノでも見かけた古い車両もパチリ・・・と撮ったものの、後で写真を見たらローマの町の汚ないところまで映っていました(悲)
サンタ・マリア・マッジョーレ教会
4世紀にマリア様のお告げで建てられたという教会
コロッセオ
ホントに「車窓から」です。おまけに反対側に座っていたので他のものまで映り込んでしまって・・・ 若干速度は緩めてはくれましたが、停車してくれません(泣)
ここ最近の観光客増で市内への車両規制がかなり厳しく、ここで停車できるのは市内を運行する限られたバスのみだそうです。(翌日参加した現地ツアーのガイドさん談)
フリータイムのない忙しいツアーでは、コロッセオの前で記念撮影というのは期待しない方がいいでしょう。
ただ私は初ローマであり、コロッセオに行かなきゃここまで来た意味がないと思い、翌日のフリータイムを利用して現地オプショナルツアーでコロッセオを見学しました。
パラティーノの丘とチルコマッシモ(競技場)
丘の上に築かれた古い住宅街のひとつ。
その手前には、土手のように傾斜のある広場がありますが、これはかつての競技場。
バスはテベレ川沿いを走り、バチカン市国へ向かいました。
サンピエトロ大聖堂を1時間ちょっと見学して再びバスへ。
サンタンジェロ城
テベレ川のほとりに建つ要塞。2世紀半ばにローマ帝国の当時の皇帝ハドリアヌスが自分の霊廟として建設したもの。
バチカン宮殿からつながる通路があるそうです。ここは再訪して見学してみたい!
冬のテベレ川沿いの風景
冬の独特な雰囲気も悪くないですが、新緑がさぞかし美しいことでしょう。
イタリア国内(特にローマ)は駐車スペースがないのでこんなかわいい車がいっぱい。
このあたり、ちっともバスが進まないと思ったら工事中でした~
テベレ川にかかる橋もひとつひとつが芸術作品
最高裁判所(パラッツオ ディ ジュスティツィア)
ここも昔の宮殿か何かを再利用かと思ったら、なんと20世紀になって裁判所として新築されたものだそうです。
さすがローマ、近代建築にもこだわりを感じます。
この後は、徒歩観光で有名どころを2時間近く歩きました。詳細は別記事にて。
徒歩観光後、再びバスへ乗って、この日の締めくくりお買い物タイムへ。
ローマ三越は、新型コロナウイルスによる利用者減などの事情により、2021年7月10日にて閉店しました。
ローマ三越
共和国広場のおしゃれな建物ですが、三越はその一部のテナント。
ツアー客が次々に押し寄せ(連行され!?)とても買い物する気になれません。
この40分近い時間を自由時間にして欲しいくらいですが、ツアーの安さはこの拘束時間あってのものなので・・・
ここで高額商品を買っているのは中国人くらいでしたね。
どう見てもこの色、日本人好みではないですよね~!?
「ローマは1日にしてならず」とは観光にも当てはまることで、みどころ(私の場合”巨大建造物”)だけでも丸3日は欲しいくらいだし、町並みを散策したり、食べ歩きやショッピングもといったら1週間いても足りないくらい。
日本人のツアーは、ほぼ日本の国土と同じ広さのイタリアを北から南に1週間足らずで巡るのですから忙しいわけです。
しかし、ツアーは”ここだけは見ておくべき”をギュっと詰め込んで解説付きでまわってくれるので、ありがたいと思えるのです。
こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。