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【冬のイタリア旅行記24】オープントップバスでコロッセオへ

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2019年2月の冬のイタリア旅行記 つづきです。 

 

観光最終日、イタリアでの最後の観光はクライマックスらしくコロッセオへ。

日本から参加したツアーでは「車窓のみ」だったため、現地ツアーをネットで申し込んで”満を持して”の参加・・・のはずが、体調は絶不調。ツアー移動中にもらった風邪で咳が止まらないという中(少し熱っぽかったりも・・・)、屋外メインのツアーに参加です。

 

GREEN LINEのコロッセオ見学ツアーに参加

VERTRAのサイトで見つけたGREEN LINEのツアーに参加。コロッセオとカンピドーリオ広場などを巡る午後出発の3時間ほどのツアーです。

 

ホテルに送迎バスがやってきた

申し込みフォームに宿泊ホテル名を記入したら「送迎希望」になってしまったようで、ホテルまで大型観光バスがお迎えに来ました。さぞかし市内のホテルをぐるりと回るかと思ったら、なんと私ひとりのままツアー出発地となるオフィスに到着。

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小さなバンでよかったんですけど・・・スミマセン。

おまけにそのオフィスは2時間ほど前まで私がウロウロしていたテルミニ駅からすぐ。スーパーの買い物など段取りをもうちょっと考えればよかったかな。

午後発のツアー参加の場合は、送迎なしでオフィス集合の方が便利かと思います。

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ドライバーさんにここで待つように言われしばらく待っていると、初老の男性ガイドさんがやってきました。現地在住歴30年以上の日本人ガイドさん。この日の参加者は2人。もうひとり女性がやってきたところで3名でツアースタートです。

オープントップバスで出発

テルミニ駅前に停車していたオープントップバスに乗車。

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こちらのバスは私たちだけのツアーではなくGreen Lineの催行するツアー客が混乗し、各言語やコースのガイドさんと目的地に移動・観光するというパターン(バスのみの利用も可)

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お天気もいいので2階席をすすめられました。気温は10℃超えくらいなので、この時間はそんなに寒さも感じませんが・・・

 

コロッセオとコンスタンティヌスの凱旋門

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バスで10分ほどで到着。 

ここ、ブラタモリローマ編の冒頭で登場した場所だ~(#^.^#) まずはここで記念撮影。

「凱旋門」といえばパリを真っ先に思い出してしまいますが、こちらは4世紀に造られたもの。パリよりもはるか1500年も前からここに建っているのです。

しかしここで感動している場合ではありません。その先にあのコロッセオがそびえているのですから。

 

コロッセオとは

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コロッセオ(colosseo)はローマ帝国時代の西暦80年に造られた円形闘技場。その大きさは188メートル×156メートル(楕円形になっている)、高さは約50メートル。約5万人の観客を収容できる規模です。

当時は完全な二重壁でしたが、現在は外側の壁は半周ほど。

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この廃墟っぽさがよかったりもします。とはいえ、約2000年前のこれほどの巨大建造物がほぼ形を残しているも奇跡ですね。 

この建物は、猛獣や人間の残酷な闘いが行われる「娯楽施設」。民衆たちを熱狂させることでストレスを発散させ、政治への不満を募らせないようにする目的があったのです。

 

コロッセオに入場

もちろんツアーなのでチケットの準備もおまかせ。ガイドさんについていくだけです。

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2月の平日、午後3時頃の様子。空いていますが、やっぱりセキュリティチェックは並びます。

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イタリアを訪れる1か月前という絶妙なタイミングで、「ブラタモリ」のローマ編が放映されました。

(説明していた建物はここよりさらに古い劇場ですが)外周の美しい石はトラバーチン(石灰岩の一種)、その奥にはローマコンクリートが使われているらしいですが、ほぼここも同じ構造のようです。

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階段は修復されているので登りやすいですが、一部現存(昔のまま)もあります。

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上下水道などの設備も整備されていました

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2階には展示資料ブースもあり、当時のコロッセオの模型やローマ帝国時代の地図やなどが展示されているので、そこでガイドさんが時代背景などを説明してくれました。

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これが建設当時のコロッセオの外観

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各アーチ型に像が並んでいます。上に並ぶ棒は天蓋を張るためのもの。元祖・ドームです。

 

説明を聞いた後、いよいよコロッセオ場内へ

コロッセオの客席から見る全景

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こうやって見ると、楕円形になっているのがよくわかります。

客席はほとんどが崩れていますが、ごく一部残っています。

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皇帝から奴隷までが入場できたコロッセオですが、もちろん座席の区分はあります。もちろん出入口も別。身分の違う人たちが出入口で一緒にならないような通路のしくみもうまくできているのです。

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コロッセオの地下空間

コロッセオの構造の中でもすごいのが地下です。 

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現在はむき出しになっていますが、当時はここに闘技に使う動物たちの檻がありました。さらに、この動物や人間たちが舞台へ登場するための設備(人力エレベーター)も設えられていたそうです。建築だけでなく演出効果までもが先進的なローマの闘技場。

しかし”残酷”なイメージの強い闘技場。動物や人間を使った死闘が繰り広げられたのは事実のようですが、ガイドさんのお話では、そればかりではなく子供も含めた家族で楽しめる時間帯(午前中)にはサーカスや演劇も催されていたそうです。

 

コロッセオからフォロロマーノの方面も見えます

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コロッセオのトリビア~壁にあいた穴は何?~

このコロッセオも4世紀にキリスト教が国教として広まると同時に衰退していきました。その後は、コロッセオの石材は大聖堂の材料となり徐々に破壊されていきます。

そして残っている石材には、けっこう大きな穴がブツブツとあいています。

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この穴は、石材の中に建造物を補強するために入っている金属を取り出した跡だそうです。金属は戦争などに使われたようです。日本が第二次世界大戦時に金属の不足で、家庭用品からお寺の梵鐘までかき集めたというのを思い出しました。

1時間強でコロッセオの見学は終了。臨場感あふれる詳しい説明に加え、ガイドさん貸し切り状態なので質問などにも丁寧にこたえていただき大満足。

ただ、カメラのバッテリー不足で思ったほど写真が撮れなかったのと、時間的に建物が影にになってしまったのはちょっぴり残念でした。

 

ということで・・・

翌朝再び、コロッセオまでお散歩

帰国日は朝ゆっくりの出発だったので、朝食後にコロッセオまでお散歩。ホテルが「コロッセオまで徒歩15分以内圏内」という宣伝文句のとおりの好立地でした。

歩いたのは多分、ラビカナ(Labicana)通りだと思いますが、朝の通勤時間帯で治安に不安もありませんでした。(とはいえローマですからボーっと歩いてはいけません)

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バスに乗っていて突如現れるのと違い、少しずつ近づいていく感動があります。

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前日立った場所とは正反対にある地下鉄の駅の上から眺めてみます。

入口にいる観光案内?警備?の人に尋ねると階段は入口入って左側とのこと。

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駅の上に出るとツアー客の集合場所のようで大勢の人。そこを抜けてコロッセオの見えるテラスへ。

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逆光ですが、これはこれで神々しいと思ったりして・・・

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ついでに”ほじくった穴”をズームしてみた(笑)

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まあ、破壊しないで金属だけ取り出したことは、ある意味”遺跡”の形を守ろうとしたイタリア人の心意気!?

アーティストの卵らしき学生さんたちが寒い中デッサン中でした。

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真下では、地下鉄(Cライン)工事中ですが、掘ってもすぐに遺跡が出てしまうのでさっぱり工事が進まないのだそう。

 

ホテルからの往復時間を含め、およそ1時間のコロッセオ周辺散策。旅の最後は大好きな「巨大建造物」で締めくくることができて幸せ~♡

まだまだ旅は続きます。

 

www.momoyorozu.net