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【春の奈良旅4】枝垂れ桜の咲く東大寺 大仏殿へ

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2019年春の奈良旅 つづきです。 

 

前日の雨とは打って変わり、旅の2日目はみごとな青空。

4月とは思えない初夏の陽気の中、三条通りのホテルから徒歩で観光に向かいます。

奈良には珍しい大正時代に建てられたという洋風建築(有形文化財)発見!

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興福寺境内を通り抜ける途中、奈良公園の鹿さんたちが集っていました。

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朝の鹿たちは穏やかでいい感じです。(夕方は暴徒化している時がありました)

 

奈良観光の”お約束”スポット 東大寺

東大寺の概略

奈良時代の中頃に聖武天皇の発願によって創建された寺院。華厳宗の大本山で、開山は良弁。聖武天皇が国内60余ケ国に建立させた国分寺の中心(総国分寺)とされています。
ご本尊の大仏さま(廬舎那仏)は752年に開眼供養祭が開かれました。

大仏殿の他、二月堂、三月堂といった歴史的建造物の他、東大寺ミュージアムなど多くの建物が広大な境内に建ち並びます。

数多くの国宝級の建物を有し、境内が「古都奈良の文化財」として世界遺産に指定されています。

南大門(国宝)

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大仏殿への入口にふさわしい大きな門。高さは25m超。再建されたとはいえ12世紀から現存する日本最大の山門です。

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扁額が比較的新しいのですが、門はかなり劣化が進んでいるようでちょっと心配。

この周辺、奈良でも最もにぎわう観光スポット。朝から修学旅行生と外国人観光客でにぎわっています。餌をやりながらみなさんハイテンション。

私もン十年前に中学の修学旅行で訪れていますが、当時は荒れまくりの時代でして(年齢がばれますね!?)、200人以上の団体ながらもほぼ軟禁状態(現地に来ていきなり自由行動がなくなった・・・)の修学旅行だったことを懐かしく思い出しました。グループごとにハイヤーで巡っている様子を見るにつけ隔世の感です。  

中門

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この左手に拝観入口があり、門から左右に続く回廊はぐるりと大仏殿までを囲んでいます。

拝観料はおとな600円。東大寺には共通券はなく、大仏殿、法華堂(三月堂)など有料となるお堂では個別に拝観料を納めることになります。

大仏殿と枝垂れ桜

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例年より1週間ほど桜が遅い今年は、4月中旬でも枝垂れ桜を楽しむことができました。

紅カナメモチ!?の赤と芝生とのコントラストも美しいです。

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さらに建造物好きとしては、回廊の湾曲になんとも癒されます♡

 

八角燈籠(国宝)

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大仏殿に向かう途中にあります。創建当初から現存するという歴史のある燈籠で、高さも4.6メートルもあるのですが、大仏殿の大きさにスルーされちゃってます(苦笑)

 

大仏殿は、正式には金堂であり、高さは約49メートル、幅は57.5メートル。戦火で焼失しているため現在のものは1709年に再建されたものでが再建当初より幅は3分の2ほどになっているそうです。 

廬舎那仏(るしゃなぶつ)

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”奈良の大仏さま”の本名は廬舎那仏(るしゃなぶつ)

廬舎那仏の名は、宇宙の真理を体得された釈迦如来の別名。

左手で宇宙の智慧を、右手に慈悲をあらわしています。

 (リーフレットより抜粋)

上の写真では全く大仏さまの迫力が伝わってこないので・・・

ズームしてみました。この角度から大きな耳と美しい指先が撮れました(^^)v

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持っててよかった、望遠付きコンパクトデジカメ。30倍ズーム付きのコンデジは巨大建造物好きには必携なのです(笑)

 大仏さんは撮影自由。フラッシュも禁止されておりませんが、三脚は禁止です。

 

裏側にまわってみると、なかなか支えるのも大変な様子です

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大仏殿の建物についている鴟尾(しび)の模型

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唐招提寺にもこれがついていますが、あのシャチホコの原型なのだそうですよ。
 

「柱の穴くぐり」は、いつの時代も人気スポット。小中学生の修学旅行生のみならず外国人にも人気のようで、ちょっとムリっぽくない?という女性もくぐっていました(笑) 

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御朱印は大仏殿の中でいただけます。入口右手ですが、建物内を時計まわりに一周すると最後にいただくような形になります。

東大寺 大仏殿の御朱印

 

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南大門の扁額にも書かれていた「華厳」です。

オリジナル御朱印帳は2種類。右は篠原ともえさんデザインの御朱印帳です。

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大仏殿側から見る境内の広さもまた格別です。

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ここまでは、私にとっては人が多く感じますが、大仏殿東へ出ると平日の午前中ということもあって歩く人も少なく、ゆったりと散策が楽しめました。

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回廊の朱塗りと、桜と新緑のコントラストがきれいです。 

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東大寺の広い境内は、時間に余裕がないとまわり切れないのですが、この日は東大寺と興福寺の参拝だけという余裕のあるスケジュールにしたので、この後は、東側のエリア二月堂、三月堂のある方へ向かいます。