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【黒部ルート見学会3】インクラインに乗車して黒部ダムへ

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2006年に参加した黒部ルート見学会の記事です。 

 

 

黒部ルート終盤戦 黒四発電所からインクラインへ乗車 

450メートルの傾斜を登るインクライン

インクラインとはあまり耳慣れない言葉ですが、荷物用ケーブルカーのこと。

見た目はケーブルカーですが、客席を外せば荷物運搬用にもなります。

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その斜度は平均30度くらいあるそうです。乗車する前に進行方向をのぞいてみると、かなりの急こう配になっています。(私は数字だけ聞いてもピンと来ないタイプで、このおかげでスキー場で何度失敗したことか・・・30度ってけっこう上級コースよね)

乗車する距離は800メートルくらいですが20分くらいかけてゆっくり登っていきます。途中、黒部ダム出発組の方たちが乗った車両とすれ違います。(真っ暗で写真は撮れませんでした)

約20分の乗車の中で、説明員の方がみゆきさんの座った席も教えてくれました。

でも・・・過日放映されたNHK「SONGS」のメイキング映像で知りましたが、みゆきさんが乗ったのは、このB号車ではなくて

A号車だったんです~(泣)

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みゆきさんは下見を含め数回この発電所を訪れたそうですが、いつも決まった席に座っていたそうです。(赤いヘルメットがみゆきさんです)

乗車中には、なんとNHK紅白歌合戦の出演映像も放映してくれて、あの感動が現地でさらに倍増しました。

 

バスに乗り換えて黒部ダムへ 

インクラインを降りると、最後の乗り物であるバスに乗り換えます。バスは普通の大型バスなので写真撮ってなかったようです。

(言い訳をすると、この時は一眼レフ持参だったのでけっこうカメラの出し入れが大変だったのです・・・)

約10キロの長いトンネルを40分くらいかけて走ります。

タル沢横坑から残雪と秘境の風景

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歴史を感じる素掘りのトンネルの中を歩いていきます。

 

トンネルを出て、6月というのにまだ残雪がある場所を歩きます。

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その先に見えたのはこの景色! 

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剣岳(つるぎだけ)の裏側だそうです。

映画にもなったあの険しくて有名な剣岳です!(ホント、ここは映画や小説の舞台になるところばかりだわ) 

視界は完璧とはいえませんでしたが、説明員の方によると6月晴れる日が少ないので、これくらいの視界も1ヶ月のうちで数日しかないのだとか・・・

こんな秘境の中で、普通は見ることのできない角度から山々が見えただけでも幸運ですね。

 

黒部ダムに到着

再びバスに乗車し、バスは黒部ダムに到着。

約3時間の黒部ルート見学会は終了・解散となりました。

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上記写真は2013年の「黒部ダム50周年限定見学ツアー」参加の際に撮影 

 

バスを降りてトンネル内を進んでいくと、立山黒部アルペンルートの観光客といつの間にか合流します。

 

さらにもうひと踏ん張り 黒部ダム大展望台へ

地下ルートも楽しかったのですが、ダム好きとしてはこのダムを見ずしてここを去るわけには行かないのですが、ここでサプライズ!?

今回引率してくださった関西電力の方のひとりが、「ここで仕事が終わったので、よかったらご案内しますよ」と声をかけてくださいました。

黒部ダム周辺を知り尽くしたプロが案内してくださるなんて、超ラッキー~♡ きっと私たちからダム好き♡オーラが出ていたに違いないっ(爆)

 

なんて浮かれていたら・・・甘かった。当時50代くらいの方だったと思いますが、すごい勢いで展望台への階段(約200段)を上ります。

聞いた話ではあの急傾斜のインクラインの横にある非常階段を訓練で上り下りすることもあるそうで・・・そりゃ勝てませんわ。

その後をぜいぜい息切れしながら着いていく一回り以上若い私たち(泣)

 

でも、その先で待っていたのはこの景色。いつ見ても癒されます。 

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この展望台で周辺の山々や黒部に関することを説明していただき、プロが選ぶベストスポットで写真も撮っていただいただきました。

 

黒部ダム Data

【所在地】富山県中新川郡立山町

【河川】黒部川水系黒部川

【形式】ドーム型アーチ式コンクリートダム

【堤高/堤頂長】186m(国内1位)/492m

【総貯水量】19930万㎥

【着工/完成年】1956/1963年

     (出典:ダムカードより)

 

黒部ダム名物の放流は6月の下旬からスタートするので、この時は見られませんでしたが「専属ガイド付き」のダム観光もよい思い出となりました。Hさんありがとうございました。

 

この季節、流木が大量に流れてくるため除去作業中

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まだこの先の道のりが長いので、そろそろ黒部ダムともさようならです。

立山黒部アルペンルートを満喫して立山駅へ 

長野県側の扇沢に出るならばトロリーバス(現在は電気バス)だけですが、車を回送してもらった立山駅まで行くには、ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバス→ 高原バス→ケーブルカーと乗り継いでいきます。

せっかく来たのですから立山黒部アルペンルートまるごと楽しんじゃいますよ~

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ロープウェイに乗った時は眼下の視界もよく、黒部湖がはっきり見えましたが、 室堂に着く頃には雲が増えました。

早朝、黒部峡谷鉄道に乗った直後に日が射し始め、このロープウェイで幕が降りた”晴れ女が行く黒部”でした~

 

6月なのに銀世界の室堂

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ちょっとは夏らしい景色が見られるかと思ったら・・・ビックリなのです。 

例年になく雪が多かったというこの年は、6月中旬でも雪の壁が10メートル以上残っていました。

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しかしこの時期は、ここは歩行禁止。知らずに道路に出てしまいスミマセンm(__)m

そして、雪の壁もいいけど、やっぱり室堂は夏が美しいです。

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(2010年8月撮影)

 

室堂をバスで出た直後は、こんな天気になってしまいました。

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立山黒部アルペンルート最後の乗り物ケーブルカーで立山駅に到着です。

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無事に回送してもらった自家用車を受け取って帰路へ。

黒部ルート見学会そのものは参加無料なのですが、何せ秘境なのでたどり着くまでの交通費がなかなかのものです(苦笑)。さらに友人と交代でしたが運転(片道5時間以上かかります)の体力?も必要。

とはいえ、それ以上に深い価値のある見学会に参加できたことに感謝です。

この10年ほどは一度行っただけでもかなりの達成感に満ち溢れていました。しかし、近年参加している方たちのブログ記事なども目にし、改めてこうして加筆などを行っていると、また参加してみたくなりました。

機会があれば、私が参加したのとは逆のルート(みゆきさんも紅白出演の際に利用したという黒部ダムから黒四発電所のルート)でもう一度申し込んでみたいかな、と。

 

黒部ルート見学会の今後

前記事でも触れましたが、公募で当選するしか参加の術がなかった「黒部ルート見学会」は、間もなく一般開放されます(2024年予定)。

一般といっても自由に入れるというわけではなく旅行会社への「旅行商品」としての一般開放です。今まで現地集合が難しかった人たちにとっては居住地(主に大都市圏になるとは思いますが)からパックツアーで行けるというメリットが生まれます。 

一方で、現状のような申込形態(公募制で参加費無料)はあと数年ということになりますので、ご注意ください。

 

そのプレイベントとして、竪坑エレベーターを利用した一般ツアー「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」も開催されています。(宇奈月駅発着)

kurobe-panorama.jp

 

近年注目を浴びる「社会見学」というカテゴリーの中でも、ここは名実ともに国内最高峰といえる場所ではないかと思う次第です。

単なる観光では得られない”偉業の歴史”と”日本人の誇り”が凝縮されています。

 

この黒部ルート見学会がダム&発電所好きのみならず(笑)多くの人に知っていただければうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。