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【冬のイタリア旅 まとめ②】利用した航空会社とツアー会社のこと

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2019年2月にJTB旅物語のツアーに参加して行ってきたイタリア周遊旅の総括です。

今回の記事では、利用した航空会社(JALとBA)とツアー会社(JTB旅物語)について率直な感想をまとめてみました。

まとめ①ではイタリア旅行かかわるルートやスケジュールなどについてまとめまています。

www.momoyorozu.net

 

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エアラインの感想~JAL(日本航空)~

やっぱり日系航空会社のサービスの質は高い

ANAマイラーの私にとっては、アウェイ感のあるJAL搭乗となりました。

今時こんな人は少ないと思いますが(苦笑)、山崎豊子さんの著書「沈まぬ太陽」の影響や、破綻してお国の力に頼ったり、と正直JALには以前から良い印象はなく、搭乗機会も各段に少なかったのです。

今回搭乗してみてCAさんのサービスの質の高さには、日本のフラッグキャリアの底力を見ました。ANAとは甲乙つけがたいという感じです。とにかく安心して乗っていられます。というか、欧米系はCAさんの態度にストレスすらたまりますから~

機内食の企画も工夫が見られ(Airシリーズとか)、機内エンターテイメントも充実しています。

若いころは好奇心も旺盛だったので、訪問する国のフラッグキャリアに乗りたいと思っていました。(カナダならエア・カナダ、フランスならエール・フランスというように・・・)

しかし、年を重ねると高くてもいいから日系キャリアでと思うようになるのです。

ツアーでもWEBチェックインと座席指定が可能なこともあります

日系航空会社の良いところは、団体ツアーでも座席クラスに関わらずWEBチェックインができること。ただし24時間前から受付のみとなります。

この手順ですが、たいていの海外ツアーでは出発数日前に担当する添乗員さんからあいさつの電話があります。その時に航空券の予約番号を聞いておきましょう。

予約解禁の時間にあわせて自分で手続きをします。私なんて仕事が立て込んでなければパソコンの前でスタンバってます(笑)

ただし、これは日本側からのことであって、今回のツアーでは帰りは不可でした。アライアンスが同じなのにできないとはちょっと納得いきません。

逆にペルーのツアーでは、(リマからロスの航空会社と)アライアンスが違ったおかげでロサンゼルスからのANAは単独WEBチェックインが可能でした。 

もちろん、これらは自力でスマホやパソコンからやるということが前提です。

JALプレミアムエコノミー(JAL SKY PREMIUM)の感想

前述したとおりJALのサービスはそれなりに良かったのですが、エコノミーと比べてプレエコがものすごく快適だったかというと正直なところ微妙です。

2016年にエア・カナダのプレミアムエコノミーを利用しましたが、座席数やシートの座り心地、食事の差別化などで比べるとプレミアム感はエアカナダに軍配です。 

ラウンジ利用

航空会社のラウンジである「サクララウンジ」をはじめて利用したのですが、正直期待ほどではなかったです。

食事内容はカレーやサラダ、ちょっとした和食のおかずなどビュッフェ形式で普通。

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私が利用したのは「サクララウンジスカイビュー」でしたが、出発便が集中する時間帯だったのでけっこうにぎわっていました。

羽田ならカードラウンジ(SKY LOUNGE ANNEX)の方が空いていて居心地いいかも。 

一方で、復路のロンドン・ヒースローのBAラウンジは激混み。

ロンドンという場所柄、”意識高い系ビジネスマン御用達”なので、平日に旅行している庶民がうろうろするところではありませんでした。はっきりいって居心地が悪いです(笑) 

記事の内容は2019年のものです。新型コロナ感染拡大などによりツアーや航空会社のサービスは、当時と大きく変化していると思われます。
最新の情報をご確認の上、ご利用ください。

座席について

往路は最前列にて必要以上に広すぎて落ち着かず、復路は最後列通路側。

エコノミーよりは広いけれどすごく快適という広さではありませんでした。

シートは使用頻度が高いのか、くたびれた感がありました。ひじ掛けもシート幅もエアカナダの方が欧米人向け?にどっしりしていたように思います。

座席数は40席なので、エアカナダの2倍(エアカナダは21席)。席数が多いとどうしても特別感が薄れてしまう気がします。

そもそも私が旅行中に風邪を引いてかなりクタクタだったという健康上の理由もありますけど・・・帰りはプレエコなのにしんどかった記憶しかないのです(泣)

機内食について

プレエコ限定のシャンパンもボトルそのものには高級感はなく・・・ 

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普段ビール派なので、ワインとシャンパンの違いがよくわからない味オンチかも!?

これに間食の"うどんですかい"がリクエストできるくらいで、あとはエコノミーと同等。しょせんはエコノミーの部類だということを心しておきましょう。

ということで・・・

JAL国際線はエコノミーでも十分快適!?

そもそもJALはエコノミーでも座席スペースや機内食のサービスがハイクォリティなのでプレエコの存在がかすんでしまうのだと私は思うのです。

エコノミーの座席間隔が限りなくLCCに近く、CAの対応も手荒な欧米系フルサービスキャリア利用ならプレエコの恩恵も多少あるのでしょうけど。

こちらがJALのエコノミー席

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シートもがっちり、モニターも大きく、座席間隔もゆったりしていることを確認しました。

私の場合はツアーそのものがお得なシーズンだったので”お試し価格”としては良かったのですが、今後はわざわざプラス料金を払うならば、エコノミーでガマンして別のところにお金をかけようと思います。

JALのプレエコは、自腹で確保する席ではなく、アップグレードまたはマイル特典航空券ならありです。

 

エアラインの感想~BA(British Airways)~

欧米系フラッグキャリアはもはやLCC?

イギリスのフラッグキャリアということで、BAには若干期待していました。

が、今回搭乗してみて心底がっかりです。

EU域内とはいえ2時間近くの搭乗は、”国際線”でありながらドリンクサービスもなく、サービスはすべて有料。

CAさんの態度もぶっきらぼう。笑顔なんてあったもんじゃないし、笑顔がないならその体型なんとかしろよ・・・(人のこといえませんが)というレベルでした。

エアカナダの国内線の方が全然良かったなぁ。(中年CAさんでもやさしい)

ロンドンでのトランジットはセキリティも厳しくて大行列だし、ラウンジもがっかりでいいことなしでした。 

唯一の救いはJALへのマイルが積算されたことくらいでした。

ツアーでもマイルはたまります

(2019年2月当時)積算されたマイルの詳細です。

・羽田-ロンドン  3107マイル(積算率50%) 往復 計6214マイル

・ロンドン-ミラノ 148マイル

・ローマ-ロンドン 224マイル

合計 6586マイル 「どこかにマイル」で国内どこかに行けます! 

★2019年6月に行きました!

 

JTB旅物語のイタリアツアーに参加した感想

今回はじめてJTB旅物語を利用しました。

こちらも心象的にJTBという会社にトラウマがあり(地元のショッピングセンターのJTBカウンターで年配男性スタッフのあり得ない接客に遭遇しました)それ以来企業体質などが信用できず避けてきたところもあります。

今回は同内容のオトクなツアーが他社にはなかったのでJTB旅物語を選びました。

JTB旅物語のここがよかった

オトクなツアーが実現できるのは規模のおかげ

プレエコ利用でこの料金でイタリアのツアーが実現したのは、JTBという会社の規模ゆえだと思います。

今回はトラブルは特にありませんでしたが、JTBはいざという時のトラブルに強いと聞いたことがあります。航空会社や現地の旅行会社などのコネクションが相当なものだとは思います。

グループ会社のベテラン添乗員

添乗員さんはヨーロッパ方面のベテランさんでした。

あこがれの職業である海外旅行添乗員も現状は派遣が多いという中で、JTB関連会社所属のいわゆる自社専任の添乗員さんでした。

ハイクラスから庶民ツアーまで数多く経験され、バスの中でも役立つお話をしてくださいました。

(他のツアーでの派遣添乗員さんも、プロ意識が高い素晴らしい方たちばかりでした)

やはり親会社が老舗の旅行会社という安心感はあります。

 

JTB旅物語のここがイヤ

ツアー代金のカード払いができない

私が今までJTB旅物語を使わなかった理由のもうひとつの理由がこれ。

海外ツアーといえば20万円以上は支払うのでカードのポイント(私の場合ANAマイレージ)はかなり大きいのですが、東京の事務所まで支払いに出向かない限りカードは不可。

今どき、庶民ツアーを扱うクラブツーリズムや阪急トラピックスなどの大手は普通にカード払い受け付けているので、ここはぜひ経営努力していただきたいです。

オプショナルツアーが高い

庶民ツアーだから仕方がないものの、足元を見ているなという部分が数点ありました。

今回はローマの現地ツアーを利用する前に、ツアー会社の用意したポンペイ日帰りもチェックしましたが、他社の相場より高くてやめました。

それ以前に全体の参加者の少ないツアーだったため、オプショナルツアーはことごとく催行されませんでしたけど。

スーパーマーケット立ち寄りを避けている?

ツアー会社の方針か、イタリアのお国事情かわかりませんが、庶民ツアーのお楽しみともいえる”スーパーマーケット立ち寄り”がありませんでした。

今まで参加した他社の庶民ツアー(スペイン、カナダ、ペルー)は、行程中に1~2か所はホテルの近くにスーパーマーケットがあり、添乗員同行で案内してくれました。

今回ほとんどのホテルは郊外立地で、外出して買い物できるような場所もなく、バス移動の途中でトイレ休憩するのもツアー会社と結託したお店というパターン。

私は最終宿泊地のローマでの自由行動を利用してスーパーマーケットに行きましたが、自由行動がなかったらまったくスーパーマーケットでの買い物は不可能でした。

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細かい不満まで述べてしまいましたが、ツアーを決める際の参考にしていただけたらうれしいです。

ツアーでの食事やホテル、治安などについては次の記事にて。

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こちらからツアーのダイジェスト・リンク集がご覧いただけます。

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