佐久間、秋葉のさらに下流、天竜川水系の最も下流にあるダムのご紹介です。
【2020年2月追記】
2020年1月20日よりダムカードの配布がはじまりました。これにあわせて記事を修正しました。
ダムカード配布場所の道の駅「花桃の里」についてはこちらにまとめています。
船明ダムの概要
難読地名になりますが、「ふなぎら」と読みます。浜松市天竜区にあります。
天竜区は旧天竜市、龍山村、佐久間町、水窪町などの市町村が平成の大合併で編入したエリア。よって浜松市のダムは旧浜松市エリアではない場所にあります。
佐久間ダムや秋葉ダムから遅れること約20年、1977(昭和52)年に完成しました。
こちらも上流の2ダムと同様、発電用ですが、現在は下流の浜松市や磐田市の水がめとして上水、工業用水など重要な役割を担っています。
【所在地】静岡県浜松市
【河川】天竜川水系天竜川
【形式】重力式コンクリートダム
【堤高/堤頂長】24.5m/221.0m
【総貯水量】1090万㎥
【着工/完成年】1972/1977年
(出典:Wikipediaより)
ダムと周辺の風景
全景
私はけっこう最近まで、ここは「ダム」ではなく「堰」かと思っていました(>_<)
定義では堤高が15メートル未満のものを「堰」と呼ぶそうですので、これはれっきとしたダムでした。失礼いたしました~
このダムのみどころは世界最大級というローラーゲートだそうです。9門あります。でも私はやっぱり高さのあるダムが好きかな。
放流中
天端(右岸から左岸方面)
右岸の設備
船明ダム湖
発電所
魚道
興味深い看板があったので撮ってみました。天竜川上流はアユ釣りの盛んな地域。遡上(そじょう)を妨げないために右岸には魚道が設けられています。そのほとんどがトンネルになっているそうで、魚のための照明設備も整備されているそうです。
多分、このあたりから上ってくるのかな・・・と想像してみました ↓↓↓↓↓
船明ダムにおすすめの季節
ここも秋葉ダムと並んで桜の人気スポットです。
車でのアクセスも良く、球場(といっても小さいですが・・・)を併設した公園にもなっているので駐車場もたくさんあります。
左岸の桜のトンネルは圧巻です。
ダムカード
タイトルにもありますように2019年9月現在、船明ダムにダムカードはありません。
しかしつい最近、電源開発(JPOWER)の管理する水窪ダム(浜松市天竜区)でダムカードの配布が始まりましたので、船明の配布も近いのかなと期待しております。
2020年1月20日より船明ダムのダムカード配布が始まりました。
船明ダムへのアクセス
国道152号線沿いにあるダム(少し道を入りますので国道からは見えません)なので車でのアクセスは良いです。
新東名の浜松浜北インターを利用すれば15分ほど(約10km)です。
また、かろうじて路線バスが運行していますが、1日5本程度なので・・・
おわりに
天竜区の市街地からも近いこの船明ダム周辺には、テレビでも話題になった珍しい看板や、昭和の土木遺産など面白スポットなどが多々あります。
また、このダムからほんの数キロのところには、ホンダの創業者・本田宗一郎氏の生誕地や偉業をたたえる記念館「本田宗一郎ものづくり伝承館」があります。
ぜひあわせて訪ねてみてはいかがでしょうか?