「今年だけの期間限定」という焼きたてのうなぎパイがいただける工場見学ツアーに行ってきました。
期間延長につき、一部記事を修正してアップしました。(2020.11.5現在)
近いからいつでも行ける・・・と余裕だったのですが、いつの間にか夏も過ぎ・・・いよいよ終わってしまう!というわけで焦って行ってきました。 (←当初は期間限定でしたが、2022年7月現在も催行されています)
うなぎパイファクトリーとは
2005年にうなぎパイの新工場を移転させた際に、いわゆる流行りの工場見学もできちゃう・・・というスタイルにしたものです。浜松西インターからのアクセスも良いのでオープン以来人気スポットとなっています。
工場見学では名前を記入すれば「うなぎパイ」のおみやげがもらえるという太っ腹サービス。自由見学もできますし、予約をすればコンシェルジュさんが詳しく説明をしてくれる「ファクトリーツアー」にも参加できます。いずれも無料です。
しかし、その横にはしっかり売店スペースがあるので、みんな最低1箱は買っていくといういい感じの流れになっているのです(笑)
窯出しうなぎパイツアーとは
従来のガイド付き工場見学に加え、焼きたてのうなぎパイを、併設のカフェでお茶しながらいただけるという企画。
この企画のすごいところは、本来一部の職人さん以外口にすることができない焼きたてのうなぎパイを、ツアー参加者が味わうことができるのです。
ただ、このツアーは500円という有料ツアーになります。
工場見学といえば”無料”が常識の中で、500円という金額はどう感じるかは・・・記事を読んでみて判断してみてくださいね。
窯出しうなぎパイツアー スタート
エントランス
事前にWEBで予約&カード決済していきました。
WEB予約の場合はクレジットカード決済のみとなります。もちろん電話での予約も可能です。
受付でその旨を伝えると、集合場所と時間を教えていただけます。受付前の集合場所にはほぼ定員いっぱいと思われる20名ほどが集まりました。
私は過去に2回ファクトリーツアーに参加したことがありますが、前半はほぼ同じ内容でした。
1階見学ルート
うなぎパイは、「仕込み・仕上げ」⇒「焼き上げ」⇒「検品」⇒「梱包」という流れで作られています。
うなぎパイの原料(小麦粉や砂糖、バターそして「うなぎの粉」)を配合する工程と、9000層にもなるパイの生地づくりは、うなぎパイづくりの”中枢”ともなる部分で企業秘密。
その部分はバネルになっています。
このパネルの扉に使われている麺棒(のし棒)は、実際に生地作りで使われていたもの。
何よりも驚くのは、生地作りが職人さんによる手作業で行われていること。その数も3名ほどで、限られた人だけにその技が引き継がれています。
ここから「焼き」がスタートです。生まれたてのうなぎパイは「細っ!」
ガラス越しには見えるのですが、カメラにはうまく収められませんので気になる人は現地へどうぞ。
窯を流れる間にうなぎパイはが膨らんでいきます。
するといつものサイズに焼きあがったうなぎパイに、”秘伝のタレ”が塗られていきます。
隠し味に使われているのはアレ。これはいつ食べても私はよ~くわかりますよ(^^)v
焼きあがったうなぎパイは、人の目で焦げ色やサイズなどを厳しくチェックされます。
ここではねられたものは、お徳用として販売されます。地元民の私が自腹で買うのはこれくらいですが、最近は人気のせいか値上がりしてしまってお得感が薄れたかも・・・と思ったりします。
2階見学ルート
ガラス越しに工場全体がのぞめます。県内はもとより、県外の駅やサービスエリアにも置いてある人気おみやげですが、工場は意外とコンパクトだなという印象。
でもここで1日20万本のうなぎパイが製造されるそうです。オーソドックスなものの他にミニサイズ、ナッツ入り、ブランデー入り・・・もここで製造されます。
ここからは袋詰め、箱詰め、包装などが機械で行われます。もちろん異物検知器を通過した安全なものだけが出荷されます。
工場見学はここでひととおり終了ですが、見学ツアーに参加するとシアターで職人さんの技などを10分ほどの紹介ビデオで見ることができます。
さらにトンネルをくぐると・・・
その中には、うなぎパイに関する素朴な疑問とその答えが並んでいます。
「なぜ夜のお菓子?」なんていうのはもちろんご存知ですよね?
まあ、ほとんどの方が違うことを考えていると思われますが・・・(笑)
答えはこちら
ついでに「真夜中のお菓子」というのもありますけど(爆)
これはほんのりお酒が香りますが、おいしいのでオススメです!
記念撮影スポット
等身大のうなぎパイと一緒に撮影できます。私も初めて来たときはしっかりここで記念撮影しました(^^)v (←まあ1回撮影すれば十分かな)
焼き立てうなぎパイを食べてみた!
このツアーのメインイベントの会場はこちらのうなぎパイカフェ
おみやげのうなぎパイ(ミニサイズ3枚入り)とツアー参加者限定のおしぼりが用意されています。
アイスコーヒーか緑茶もついています(お子さん向けのジュース類もあり)。さらにアイスクリームまで出てきましたよ~
実は、カフェでこんなにいろいろいただけるとは思っていなかった私は、うなぎパイファクトリーに早々に到着して、昼食がてらこのカフェでお茶していました。
※「窯出しうなぎパイツアー」で出されたものではありません
「うなぎパイの”う巻き”仕立て」いただきました。アーモンドクリーム(ピーナッツののような感じでした)とバナナ、もちろんうなぎパイも入ったクレープ巻でなかなかボリューミー。
過去に二度来た時にはカフェが満席、オーダーストップ直後でアウト・・・と空振りだったので、何が何でもカフェしてやるぞと意気込んで行ったのですでに満腹(;'∀')
こりゃ食べ過ぎた・・・と思っているところに鉄板を持った職人さん登場。
目の前で焼き立てのうなぎパイに秘伝のたれを塗ります。
その後、うなぎパイをコテではがしていきます。もたもたしているとまぶした表面の粉砂糖が溶けて貼りついてしまうので、解説しながら手元は大忙し。
すぐに焼きたてが配られました。ミニサイズのうなぎパイです。
まだ窯から出して5分以内くらいのうなぎパイは、本当に熱々。ちょっとずつかじると、今までとは違った食感。やわらかくて香ばしいです♡
その後、数分もしないうちにいつものカリっとした食感になっていました。1枚で2つの食感が楽しめます。
と思ったら数分後にもう一度焼きたてが登場。なかなか味わえない焼き立てをもう一度しっかり味わいます。
これにて窯出しうなぎパイツアーは終了です。カフェで自由解散となりました。
実はこのカフェは飲み物だけで400~500円なのでしっかり元はとれます(*^^)v
アイスと焼きたてうなぎパイまでついて500円なら「お得」と認定!
休日は混雑するカフェも、このツアーに参加すればしっかり席が確保されます。解散後引き続きゆっくりカフェでお食事するのもありです。
はじめての方はもちろん、一度は工場見学したことがあるリピーターでも十分楽しめると思います。(私は9年ぶりでしたけど・・・)
窯出しうなぎパイツアーはさらに延長開催中!
2021年12月現在の情報では、週末を中心に開催されています。
なお、新型ウイルス感染対策などのため日程は随時変わりますので、ホームページで必ずご確認、ご予約の上お出かけください。
こちらから予約可能です。
アクセスと周辺おすすめスポット
東名高速は浜松西インターが最寄ですが、混雑時には(西方面)舘山寺スマートインター、(東方面)三方原パーキングで降りると便利です。
ただし、公共交通機関ではアクセスが厳しい場所ですのでご注意ください。
周辺は静岡県西部の観光スポットが集中するエリアで、30分も走ればこんなスポットも。
・浜名湖(舘山寺ロープウェイ他)
・浜名湖ガーデンパーク
・航空自衛隊広報館「エアパーク」
・はままつフラワーパーク
・ぬくもりの森
2021年4月にオープンしたこちらもおすすめです。
スイーツバンクはうなぎパイファクトリーから10kmほど。車で20~30分です。
(休日の道路状況によってはもう少し時間がかかるかもしれません)