こちらの記事からの続きです。
- FRIGHT OF DREAMSとは
- なぜここにB787初号機!?
- FLIGHT OF DREAMS有料エリアへ
- アトラクション
- フォトコレクション
- 見学の所要時間は?
- ショップ
- シアトルテラス(飲食エリア)
FRIGHT OF DREAMSとは
2018年10月、セントレア(中部国際空港)の敷地内にオープンしたFRIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームス)。
ボーイング社のB787という実物の旅客機展示をメインにした施設です。
館内は「フライトパーク」と「シアトルテラス」から構成されています。
「フライトパーク」は実物の機体 ボーイング787初号機を展示し、体験型コンテンツで楽しみながら飛行機について学べる有料施設。
「シアトルテラス」は、ボーイング創業の街シアトルをテーマにした飲食店やショッピングができる施設を集めた入場無料のエリアとなっています。
なぜここにB787初号機!?
B787という機体には、三菱重工、川崎重工、富士重工といった日本を代表するメーカーが多くの部品を供給しています。炭素繊維のメーカー(東レ)など含めると、日本メーカーが占める比率は35パーセントほど。今やメイドインアメリカとは言い切れない機体なのです。
その中でも愛知県周辺に工場をおくメーカーが多く、日本の工場で作られた部品は、このセントレアから積み込まれアメリカにあるボーイング社の工場へ運ばれて組み立てられます。
部品を運ぶ専用の貨物機(ドリームリフター)もセントレアによく駐機しています。
(2011.8撮影)
そんなご縁からB787の初号機(ZA001)がこのセントレアに寄贈されることになりました。
なぜ初号機なのにすでに「引退」しているか気になる方はWikipediaで「B787」をご覧くださいませ。
この地にやってきてしばらくは、見るも無残な放置状態もありましたが(泣)
(2017.6撮影)
今こうして、素敵な専用の空間に迎えられて幸せものです(#^^#)
かなり前置き長いですが・・・FRIGHT OF DREAMSの有料エリアに行ってみた感想などを紹介していきます。
FLIGHT OF DREAMS有料エリアへ
エントランス
一般の通路(無料エリア)は2階なので、エスカレーターで下りてエントランスへ。
入場料はおとな1200円 こども800円。無料エリアからも機体は見えてしまうので、これだけの料金はかなり強気だな、と思うのですが・・・(あくまでも個人的感想です)
有料の場合1階フロアと4階の鑑賞フロアに入場ができます。
アトラクション
フライト・オブ・ドリームスには9つのアトラクションがあります。全部は体験できませんでしたが、実際に体験した感想なども含めてご紹介します。
1. フライ ウィズ787ドリームライナー
機体と館内全体を使った音と映像のショー。いわゆるプロジェクションマッピングです。無料エリアでもこの様子は十分に見ることができますが、有料部分では4階の観覧エリアから全体を見ることができます。
ショータイムは10分ほど。
映像の迫力を体感するなら4階エリアに登るべき!人数制限があるので、入館したら時間指定(30分ごとに開催)の整理券を先にもらっておきましょう。
スポンサーはANAなので、階段にはこんな装飾が
1階から4階までは階段を登ります。けっこう足腰にきます(苦笑)
2. ボーイングファクトリー
飛行機をつくる工場の様子をデジタルで再現しています。床と壁に映像が映し出されるので工場の中にいるような迫力は若干感じられるのですが・・・
個人的には、飛行機ができるまでのストーリーを映像シアターでじっくり見たいかな。
3. 奏でる!紙ヒコーキ場
紙ヒコーキをレーザー光線に包まれたゲートに飛ばすと色が変わり音が出るというしくみ。
紙ヒコーキなんて何十年ぶりに作りました。2種類ほどのお手本も示されているので外国の方々も一生懸命「折り紙」してました~
飛ばしてみたけど、音が出たのか、色が変わったのかよくわからないまま、あっという間に撃沈~(>_<)
4. お絵かきヒコーキ
紙に描いた(塗り絵をした)飛行機が実際にドーム内を飛ぶというアトラクション。
私のお絵描きセンスが素晴らしすぎて、残念ながら作品はお見せできませんが(T_T)、それでも一生懸命塗り絵をしたんです。
完成したら用紙をスキャナで読み込ませたら、ドーム内へ。この天井に飛行機が飛びまわります。タブレットを使ってコントロールもできます。
自分の飛行機がわからずおろおろしてしまいましたが、スタッフの方が親切に教えてくれて助かりました。滞在5分ほどのアトラクションですが、これがいちばん楽しいアトラクションでした。またやってみたいかも~
ちなみにかわいい模様を描くより、赤、青、黄色など目立つ色でベタ塗りしてしまうほうが自分の飛行機を見つけやすいと思います。
5. エアラインスタジオ
飛行機の中で航空会社の仕事を疑似体験。写真撮影もできるそうです。
6. ZA001 コックピット
実際に初号機として試験飛行した実物のコックピットを見ることができます(アクリル板越しではありますが・・・)
コックピットの機器は見てもよくわからないのですが・・・
私としてはこのドアの開閉やってみたかったな(笑)
7. 歩いて集める飛行機
スマホアプリを使って、機体のまわりを歩きながら飛行機のパーツを収集。コンプリートで飛行機図鑑が完成します。
8. シアトル航空博物館ワークショップ
(不定期開催)工作や実験を通して航空分野に必要な知識を学べるワークショップ。
9. 787シュミレーター
コックピットをリアルに再現したシュミレーターで操縦にチャレンジできます。
スタッフの方が声掛けしてくださったのですが、ちょっと先の時間だったのと、そもそもこれ系はかなり苦手(ゲームでも信じられないくらい短時間でゲームオーバーできる自信あり)なので遠慮させていただきました。
アトラクションは予想以上に楽しめましたが、やはり飛行機旅が好きな私としては、機体をこんな間近でじっくり見学&撮影できるというのがいちばんの感動でした。
ANAの機体整備工場には行ったことがありましたが、移動できる範囲も滞在時間も限られています。ここでは気が済むまで機体のまわりを歩いていられます。
フォトコレクション
こちらはフライ ウィズ 787ドリームライナーのスクリーンショットです
行くまでは30分くらいでちゃちゃっと見てしまおうと思っていましたが、実際には何度も機体のまわりをぐるぐる歩いて、写真を撮りまくっていたら時間が経つのを忘れてしいそうでした。
そして、無料エリアからでは体験できない角度からのプロジェクションマッピングの鑑賞や機体の迫力は、入場料相応だったと思います。
見学の所要時間は?
フライ ウィズ787ドリームライナーのショーとアトラクションを楽しみ、さらに機体の撮影もじっくりすると1時間ちょっとくらい。
ささっと巡っても30分くらいはみておきましょう。入場料もそれなりなので(苦笑)
搭乗予定のある方でも、2時間くらい余裕を持って空港に到着すれば、この有料エリアの入場と食事の両方が楽しめるのではないかと思います。
ショップ
1階にありますが無料で入ることができます。
おみやげに最適なオリジナルのお菓子や雑貨の他、自分用に欲しくなるオリジナルデザインのTシャツやロゴ入りのグッズもいろいろありました。
さらに、ン万円もする機体グッズ(っていうのかな)もありましたよ。
シアトルテラス(飲食エリア)
こちらも無料エリア。2~3階にあるシアトルテラスには15ほどの飲食店が入っています。フードコートスタイルになっていて、B787が見えるテラス席などが利用できます。
ハンバーガーやクラムチャウダー、ステーキなどシアトルをイメージしたフードが揃っています。(なぜか隣国の郷土料理みたいなメニューを並べたお店もありましたが・・・)
そんな中、私がいただいたのは、クラムチャウダーが売りのスープ屋さんのランチメニューのカレーです。だって米粒の方がお腹にたまりそうだったんですもん(笑)
テラス席は確保できたのですが・・・
ちょっとビミョーなお席でしたぁぁ
エンジンがド迫力過ぎ。よりによって、騒動を巻き起こしたロールスロイスのエンジンだし・・・
主翼の下がベストポジションかな~と思うのですけど人気みたいですね。
飛行機を展示している施設はたくさんありますが、空港でこんな施設があるのはとても珍しいと思います。
新たな人気スポットとして日本国内のみならず、世界からセントレア(中部国際空港)に遊びに来てくれるとうれしいですね。