静岡県民なのに伊豆に行くのは超ご無沙汰。
近いようで遠いのが伊豆。伊豆の方には失礼ですが、とても同じ県という感覚がありません(きっとあちらの方々も同じ思いです・・・)
交通アクセスが不便過ぎて、伊豆に行くなら東西に延びる高速道路を使って他の都府県へ行くほうが早いのが現状。さらにいえば中部(名古屋)空港から飛行機で九州や北海道へ行くほうが時間的にも体力的にも楽かもと思ってしまうのです。
下田や南伊豆まで行ったことは1~2回はあったと思います。でも記憶に残っていないのは社員旅行や友達との旅行でワイワイ行っただけで、観光らしい観光はしていないから。若いころは「温泉」と「ごちそう&お酒」があればいいやって感じでしたから行先はあまり関係なかったかも。
しかし最近、歴史や地形(ブラタモリの影響大!?)が気になりだし、「灯台下暗し」ではないけれど、たまには近場を知る旅に行ってみようと計画し1泊2日で行ってまいりました。そんな旅のレポートです。
伊豆縦貫道の延伸でちょっとは楽に
かつては東名沼津インターで降りてから、万年大渋滞の三島市内を抜け、国道136号をひたすら南下するというのが定番コースでした。
しかしここ数年で高速道路と伊豆縦貫道が接続されたことでその煩わしさは大きく軽減されました。
今年1月に伊豆市の月ヶ瀬インターまで延伸しています。
長泉沼津インターから月ヶ瀬インターまでは約50kmで所要は1時間ほど。途中料金所が2か所あり、それぞれ200円支払いました。
ところで伊豆市といわれてもね・・・平成の大合併でできた伊豆市&伊豆の国市なんて同じ県民なのに全然わかりません。新市名より旧町村名である天城湯ヶ島町の方がピンときます(苦笑)。
伊豆半島のちょうど真ん中あたりまで自動車専用道が延びてきたものの、終点から先は、あの険しき天城峠をぶち抜かなければならないので工事は未定なんだそう。浜松市と長野県飯田市を結ぶ三遠南信道も中央構造線上にある青崩峠をぶち抜かなければならないので延伸未定。永遠のライバルになりそうな予感です。
天城峠でゲリラ豪雨に遭遇
実はこの日、台風17号が日本海上を通過中。途中何か所かで雨に見舞われながらも伊豆に入ると落ち着いてきました。
が、天城峠に近づいた瞬間、ワイパー全開でも視界がヤバイ状態に・・・
ここで雨宿りです。
天城峠付近はもともと雨の多い地域とは知っていましたがこれはひどすぎ・・・ 自称晴れ女の私のパワーはまったく天城峠では通用しませんでした。
予定では石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞そのままに鼻歌歌いながら「浄蓮の滝」と「旧天城隧道」を歩こうかと思いましたが、すべて断念(T_T)
しかたがないので、道の駅で見つけたこちらで気分だけ(>_<)
でも、ここでいただいたわさびソフトは美味でございました~
河津で青空復活!
天城峠付近からわずか1時間。くるくるとループ橋を下っていった先の河津町ではお天気回復。
さすが晴れ女(^^)v でもさっき晴れてほしかったよ・・・
ダイナミックな海岸線の続く下田
下田に入り海岸線の道に出ると、これがまた絶景続きではありませんか!
普段、砂浜(砂丘)はいくらでも見られますが、この奇岩や崖の自然美が続くリアス式海岸は私にとっては新鮮なのです。どこか遠い県外に来たような気分です。
道の駅「開国下田みなと」で金目鯛煮付定食
ここまで自宅から約5時間(途中休憩や雨宿りを除くと実質4時間ほど)でした~
コーヒーとアイスくらいしかお腹に入れていないので腹ペコです。
こちらの道の駅は、トリップアドバイザーのランキングで全国トップ30入りということで期待してきました。
漁港に面した洒落た建物の中には、観光案内所の他に、海の幸が楽しめるテナントが数店入っています。
が、迷った挙句に私が入ったのはこの建物から少し離れたこちら。
市場の食堂 金目亭
魚市場の建物の右端にあります。休日の午後の港はひっそりしています。
写真付きのきれいな看板が観光客誘致に力を入れている感はありますが、入ってみたらなぜか落ち着く「食堂」の雰囲気満載です。
お刺身といきたいところですが、伊豆にきたらやっぱり金目!
いい感じの味付けで、ご飯が進みますね。マグロやカツオは県内どこでもそんなに変わりませんが、やっぱり伊豆に来たなら金目鯛に限りますわ~
お腹もいっぱいになったところで、ふと気づくとここまで観光らしい観光をしていません。時はすでに午後3時になろうとしていました。
飛行機でヒューっと行く旅では、早朝の飛行機に乗り、現地に着いたら11時くらいからせっせと観光している私が、県内というのになんというグダグダっぷり。
先を急いで向かったのはこちら
下田といえば、鎖国後の日本でいちばん最初に港を開いた町です。歴史的な交渉も行われたという史跡となっている了仙寺を訪ねました。
つづく