2019年11月のマカオの旅 つづきです。
マカオタワーを存分に楽しんで、再び観光に出発。
半日世界遺産巡りツアーの中に含まれていない残りの世界遺産をすべてとはいいませんが、要所は抑えておきたい・・・ということで媽閣廟に向かいます。
マカオタワーからは1kmくらいですが、バスは一律6パタカ(6香港ドルでも可 約80円)なのでとりあえずバスに乗っちゃいました。
終点なので媽閣廟と書いてあるバスに乗ればどれでもオッケー。
バスを降りたら、カラフルな桟橋の奥にあるのが目的地。徒歩3分くらい。
バラ広場
媽閣廟の前にある広場。ここも世界遺産のひとつに数えられています。
セナド広場と同様に躍動感ある模様にタイルが敷かれた広場で、ここは緑も豊か。日曜の昼下がり市民の憩いの場となっていました。
屋台のおじさんの顔をみなければまるでヨーロッパ(笑)
驚いたのは観光スポットには必ずお掃除をしている人がいて、この広場もとても清潔に保たれていました。
媽閣廟(マーコミュー)とは
15世紀末に建立された歴史ある寺院。マカオの世界遺産の中で数少ない中国建築です。
こちらには媽祖(まそ)という道教の女神さまが祀られており、航海の安全や漁業にご利益があるそうです。
また、ポルトガル人がはじめて船で上陸したのがこの付近。このお寺の名前からこの地を「マカオ」と呼ぶようになったと伝えられています。
マカオの地名の起源であり、古くから人々の信仰を集めるパワースポットになっています。
正門
入場料、拝観料は無料です(マカオの世界遺産は全部タダで見られます)
大殿
観光客だけでなく、地元の人たちが熱心にお祈りしている様子が印象的でした。
日本でいう絵馬のようなものが吊り下げられていました。中には風車がついています。
境内は岩場に張り付くような形で、階段を登ると巨石がごろごろ現れます。
宮島の弥山(みせん)のように”神宿る”という雰囲気が漂ってきます。
廟も岩の隙間に建てられた印象。この巨石パワーを秘めていそうです。
弘仁殿
境内が迷路のようになっていますが、さほど広くなく、人も多いので迷うことはありません。
観音殿
中国の寺院といえば、独特のこの渦巻型お線香。これは奉納する前のもののようですが、ちょっと絵になります。
この他にも、丸1日燃え尽きないくらいの太いお線香もあります。
(写真はナーチャ廟にて撮影したもの)
棒状のお線香は3本1セットになっていて、三世(過去・現在・未来)を供養するためだそうです。
媽閣廟では細いものを束にして持っていましたので若干作法が違うのかな?
教会では私のような者が観光のために入るのがなんとなく後ろめたいこともあるのですが(でも建造物としてしっかり見たいので入りますが)、中国や台湾の寺院は、ルーツが似ているせいか心落ち着く空間でした。
媽閣廟は、そこそこにぎわっていましたが、日本国内やヨーロッパにいる傍若無人な中国人というイメージの人は皆無。みなさんマナーがいいので、まるで台湾にいるかのような気分。
私たち日本人もそうですが「旅の恥はかき捨て」という言葉のように、旅に出るとテンション上がってしまうんでしょうかね (苦笑)
ここから先、世界遺産巡りを続けますが、どうやらGoogle Mapが暴走気味で目的地にたどり着けない!?
つづく