2019年11月 ANAの特典航空券を利用したマカオひとり旅の旅行記です。
搭乗時間ほぼピッタリに搭乗ゲートにやって来たのに誰もいません!
人生初のビジネスクラスというのにどういうことでしょう。慌てて機内に乗り込みました。
ビジネスクラスなのに最終搭乗!?
今まで「ダイアモンドメンバーの方、ビジネスクラスご搭乗の方・・・」の優先搭乗の案内を見送りつつ、最後に搭乗していた私。
今回は機内に一番乗りしてやろうと思っていたのにこのありさま。
ラウンジでくつろぎすぎたというわけではなく、定刻30分前なんですけど・・・
ボーディングブリッジに向かいつつあの「運命の分かれ道」へ
こんな時に限って一緒だなんて・・・
人生初のビジネスクラス搭乗だというのに、すべてにおいて優越感に浸れていない私 (T_T)
ところが、のこのことほぼ最終搭乗者で乗り込んだ機内では
なんと!ビジネスクラスの乗客は私ひとり!! (8席しかないんですけどね)
入口ではCAさんから「●●様、お待ちしておりました」と迎えてくださいました。
それに続いて「本日は●●様のみでございますので、ごゆっくりしてください」と。
えーっ?どういうこと?
予約時はすでに前列3名ふさがっていたし、搭乗数日前に確認した時にも変化なしだったのに・・・
この情勢でもキャンセルしない人がいて安心した部分もありますが、その人たちはどこに?
手荷物(おみやげ袋など)を収納棚に上げようとしたところ「隣の座席をご利用ください」とシートベルトで固定してくださいました。
なんだか急に緊張! 人生初のビジネスクラスにしてCAさん付きっ切りで世話を焼いてくれるんですよ~
なお、ここで教えてもらったこの技は、後の飛行機旅で(エコノミー席でも)活用させていただいています。
私の”専属”CAさんは年齢も私と近い方だった(勝手にそう思ってる)こともあり、すぐに打ち解けて、初対面から旅話などで盛り上がっちゃいました。
私が搭乗した後、1~2名エコノミーの方が搭乗してすぐに扉は閉まりました。
慌てて乗り込んでしまったため、後方のエコノミーにどれくらいの方が搭乗していたのかは確認できませんでしたが、やはり香港情勢を反映して少ないようでした。
そのため出発も早まったのかと。
ビジネスクラス貸し切りの機内にて
A320neoの機内
搭乗した機材はA320neo。
香港-名古屋は小さい&古い機材が利用されているのがデフォルトですが、搭乗数週間前に機材変更のメールが届きました。きれいで新しい機体?でよかったです。
(ANAのホームページより引用)
足を伸ばしても前の座席に届きませんよ~
ただし近距離路線なのでフルフラットではありません。
まあ、いきなりフルフラットで最高の気分を味わってしまうと、今後エコノミー席に耐えられなくなりそうなので、ビジネスクラス初心者としてはこれで十分。
ビジネスクラスのアメニティ
歯ブラシ、アイマスク、耳栓、マスク、マウスウォッシュ、ハンドクリーム、ボールペンなどひととおりのアメニティがビニール製の袋に入っていました。
長距離線にあるポーチはついていません。
いつも遠慮して1個しかいただけないオリジナルキャンディがたっぷり入っていたのが一番うれしかったかも~(笑)
シートの前ポケットにあるスリッパは、次の旅行に使いたいのでお持ち帰りです。
(こういうところが貧乏根性丸出しなのよね~)
新聞も雑誌も数種類あるようで、
CAさん「どちらになさいますか? あっ、全部お持ちしますね」って、まるでギャグ。
香港国際空港離陸
三度目の香港国際空港でしたが、いまだ香港の町に出たことはなく・・・
さようなら~
次に来るときは平和な町に戻っていてほしいものです。
ドリンクサービス
離陸して間もなく、CAさんが「お食事のご用意もすぐにできます」とおっしゃってくださいました。
台湾上空で揺れる可能性があるため早めの食事をすすめられました。
しかし、さっきラウンジで食べたばかりで今すぐはムリです(泣)
ということで、まずは軽く一杯
袖のテーブルを出し、マット(不織布タイプ)を敷いてくれました。
昔はANAの国際線エコノミーでもこんなおしぼりが出たっけ・・・と懐かしく思い出しつつ、初ビジネスクラス記念に”お約束”のシャンパンです。
(JALの)プレエコでは小さいボトルが配られ手酌でしたが、ビジネスはCAさんがフルボトルから注いでくれます(^^)v
お腹が減らないのでゆっくり飲んでいたら、おつまみのおかわりが来ました~(>_<)
何も言わなくてもCAさんがあれこれ気を遣ってくれます。
外を見ても全然揺れる予感がしないんですけど・・・
機内食(和食)
搭乗から1時間弱くらいでやっと食べる気になりました。
あらかじめWEBで和食を予約しておきました。
「どちらもありますので変更されてもけっこうですよ」とまで言われましたけど。
わぉ~、懐石料理みたいな感じ。これだけでハイテンションになる庶民。
メインは豚肉の生姜焼き
正直、こちらはまあまあ・・・かな。
前菜だけで日本酒ちびちびやるくらいで満腹でした(そもそもラウンジで食べ過ぎ)
洋食は牛肉のステーキだったので、CAさんはそちらをおすすめしたかったのかしら?
どちらがおすすめですか?って聞けばよかったな。
食後には「ハーゲンダッツのご用意がありますが・・・」と言われましたが、あの牛乳っぽいアイスはムリなので遠慮しました。
牛乳嫌いなため、機内食のアイスでいつも損しています。
食べ終わった頃にはすでに台湾を通過。揺れませんでした(晴れ女です、私)
機内設備・エンターテイメント
一昨年の台湾路線で学習しましたが、この距離だと映画一本終わる前に到着しちゃうんですよね。眠るにも中途半端だし。
なので、短編のテレビ番組や旅行記などを見ていました。
モニターはひじ掛けから出すタイプですが、大きく画像も鮮明です。
若干光って見難い部分もありますが、今まででいちばんきれいなモニターでした。
電動のシートリクライニングも試してみました。
これって後や横に人がいると、あまりごそごそできないし、さらには思いっきり倒れちゃったりするとギャグですからね~
でも、この日は遊び放題。初物はなんでもチャレンジです!
エコノミーとの仕切りのカーテンも閉ざされ、前方のCAさんたちも前方ギャレーにいるので、この空間は完全貸し切りです。
とはいえ、”専属”CAさん以外のCAさんも行き来します。
その度にお気遣いくださり「お飲み物いかがですか?」と声かけをしてくれます。
お茶もジュースもいただきましたが、もうお腹はチャポチャポでございます(爆)
最終的には隣のテーブルにまで飲食を広げ、こっちのテーブルで書き物など・・・
国内線での”ひじ掛け争奪戦”ごときにイライラしていたのが嘘のようです(苦笑)
こんなに優雅な空間なので、もう2時間くらいは乗っていたい気分ですが、名古屋に到着です。
一番目に降機してちょっと優越感。
でも、すぐに後ろから次々に降りてきましたけどね。
この日は予定よりも30分も早く到着しました。
こんな時期なので搭乗者は少なくちょっぴり寂しかった機内。
そのおかげでビジネスクラスの機内では他人を気にせずに楽しめてよかったです。
ただ、残念なことにこの路線は私が搭乗した2週間後に運休となってしまいました(泣)
さらに、2020年のコロナ禍以降は上海線も運休となり、名古屋から発着するANAの国際線は現在ゼロという事態になるそうです。
【2023.12追記】
コロナ禍から回復後も、名古屋からはANAの機体で就航する便はゼロ。
アジアを中心にコードシェアでの運航となっています。
そういう私も、便の多さやスケジュールの良さから最近は羽田ばかり利用しているので仕方のないことなのですが。
今となれば香港-名古屋線の貴重な搭乗体験となりました。
次なる目標は ANAのフルフラットのビジネスクラスでアメリカ です。
マカオ旅行記これにておしまいです。
お付き合いいただきありがとうございました。