普段は旅行記をつづっているブログですが、私にとっては旅行にも関連した内容でもある「ふるさと納税」について思いをつづってみました。
旅好きならば日本国内の観光地や都市、ひいては名産品のことを知り尽くしている方もいらっしゃると思います。ふるさと納税は、そんな名産品が納税しながらもらえてしまうというおいしい制度なので使わない手はないと思います。
ふるさと納税については、ここ数年ブームにもなってテレビやネット上でもたくさんの情報があふれていますので、あえてここではふるさと納税のしくみややり方などは省略させていただきますが・・・(私のお気に入りのリンクなどは後述します)
ふるさと納税をはじめたきっかけ
東日本大震災の義援金がきっかけでした。
ふるさと納税が始まったのが2008年。その翌年くらいにすすめてくれた方がいたのですが、仕事関係先の企業のお偉いさんだったので、ふるさと納税イコールお金持ちが有り余ったお金でやるものくらいに思っていたんです(笑)
2011年に発生した東日本大震災の後には、各所(テレビ局なども含め)で募金が行われていましたが、あちこちに小銭をばらまくだけになってしまいそうだという危惧と、自分のお金の行先をはっきりさせたいと思いから、東北のとある市に義援金という形で寄付をしました。
その自治体はふるさとではありませんが、両親共々家族ぐるみでお世話になった方がいらっしゃったのが理由でした。その後も互いの特産物の行き来が毎年ありました。その方は他界されていたのでその町の復興にと義援金を託しました。
その翌年からは復興応援もしつつ御礼ももらえる「ふるさと納税」に切り替えて継続しているという次第です。
私が納税する対象 3つのポリシー
ふるさと納税は、自分の本当の「ふるさと(故郷)」でも良いですが、実際にはそれとは関係なく、御礼の品を優先に考える方が多いと思います。
私は生まれも育ちも現在地もほぼ動きがないので(-_-;)ふるさとと呼べる場所はない代わりに、一応いくつかのポリシーを持ってふるさと納税に取り組んでいます。
その1 旅行などでお世話になった自治体
旅好きならまずこれですね。私は毎年国内数か所に遠出します。
旅先で「地元の方たちがとても親切にしてくれた」「ボランティアガイドさんにお世話になった」「いい景色に出会えた」というところには御礼の気持ちもこめて寄付しています。
2018年は鹿児島に行った際、到着した空港で地元産の緑茶でもてなしてくれたのが霧島市観光協会の方たちでした。(ブースはこの日で閉鎖されてしまいましたが・・・)
ただ、同じお茶どころとして緑茶は自宅に売るほどあるので(苦笑)、霧島で感動したこの風景を思い出し、黒酢飲料のセットをいただきました。
2017年には鳥取に行きましたが、鳥取砂丘でたまたま質問したレンジャー兼ガイドさんがフレンドリーな方で、まるで専属ガイドのように案内していただきました。
鳥取と言えば、奇抜なアイデアとダジャレで注目される平井知事さんのいる県。そんな知事にも敬意を表し鳥取県に納税させていただきました。
その2 復興を応援したい自治体
最初に義援金を送った自治体には今も寄付しています。海産物の有名な町なので、毎年カツオやマグロなどのお魚をいただいています。
また、2016年の熊本地震では熊本城(地震の1年半前に訪れて、熱心なボランティアガイドさんにもお世話になりました)があのような状況になり、いてもたってもいられず、現地に行って寄付をしました。(ANAのマイル特典航空券利用です)
この時は、現地での寄付者限定という特別編集の熊本城の冊子をいただき、復興城主になることもできました。
また2013年に訪れた後、福島県の白河小峰城の石垣修復にも寄附をしました。
白河市へは1~2年の寄附だったと思いますが、修復状況の報告資料を送付していただいたり、復元完了の際には入場チケットも送られてきました。
お城ばっかりと思われてしまいそうですが、ここ最近は毎年のように起こる豪雨災害の被災自治体にわずかながら寄付しています。これらには御礼の品はありませんが復興優先のため納得の上です。
その3 自分では買わない高級フルーツのある自治体
そしてなんといってもふるさと納税のお楽しみはこれ!
特にマンゴーとさくらんぼ(佐藤錦)はここ数年の定番にしています。
佐藤錦が2パック。ここ1~2年でちょっと量は減りましたが(返礼の割合に規制がかかったため)、それでもこんな贅沢な食べ方はふるさと納税でしかできません。
昨年は、はじめてシャインマスカットをいただきましたが、これがとてもおいしかったので今年もリピート決定です。
その4 年末に”駆け込み” 大好物のある自治体
ふるさと納税は、一応所得に応じた上限があります。控除など気にしない方はいくらでもお財布が許す限りできますが、私は一応範囲内でやっています。
年末になり「今年はあと少し寄附しても大丈夫!」と思うと、魚介類を中心に年末年始の定番食材をいただきます。
自治体あたりの寄附金額について
寄附金額については、”1つの自治体1万円”を目安にしています。
家族が少ないので一度にたくさんもらっても食べきれないということもあります。量はあまりいらないので、寄附上限まで少しでも多くの自治体に割り振って寄附するスタンスです。
ちなみに現在では御礼の品は寄附金額の30%ほどと決められているので、1万円の寄附なら3000円相当(送料含む)のものとイメージすればよいと思います。
ふるさと納税は集約サイトが便利
ふるさと納税をはじめた頃は、今のように集約サイトは少なく、各自治体ごとに申請書をダウンロードして入力、その後添付メールで送るなんていう面倒なこともしていました。払い込みもクレジットカードではなく、銀行や郵便局から振り込んでいたので手間がかかりました。
ここ5年ほどで、ふるさと納税を扱う集約サイトが一気に増え、それぞれ工夫をこらしたサイトになっています。また、ポイントのたまるサイトもあります。
私は集約サイトの老舗ともいえるふるさとチョイスを愛用しています
ふるさとチョイスの気に入っているところ
・扱う自治体数、御礼の品の点数が最多
・自治体や御礼の品が探しやすくわかりやすいサイト
・Yahoo!公金払いと連動していて短時間で納税完了
・ふるさとチョイスカフェやセミナーなど体験の場
ふるさとチョイスCafé | ふるさと納税 [ふるさとチョイス]
2020年ふるさと納税の目標など
1)ガバメントクラウドファンディング
クラウドファンディングとは、新たに取り組みたい事業を公表し、それに対して賛同する人からお金を集めるというものです。気になる事業があるんです。
2)ANAのふるさと納税サイト
マイルがたまるので気になっているサイトです。提携している自治体が多くないので、スタンス無視でいくしかないんですけど~(苦笑)
3)首里城再建支援
100名城の首里城の再建ですからね。また、身内が沖縄で仕事に就いた縁もあり、今年は沖縄県内の自治体にふるさと納税する予定です。
「ふるさと納税制度」にケチをつける自治体へ
ふるさと納税が人気になったことで、数年前から首都圏の自治体などを中心に税収が減っています。
そんなことは最初からわかってスタートした制度なのに、いざそうなると「保育園が作れない」「学校の修繕ができない」とは脅し文句を並べて批判するようになりました。
地方は税収をアップさせるために特産物をPRしたり、企画イベントを考えて頑張っているんです。自分たちの努力もなしに住民に痛みのツケをまわすなんて間違っていませんか?企業なら儲からなければ給料も下がるしボーナスももらえませんよ。まずは人件費から見直したらいかがですか?
幸い私の住む自治体は私のような人もいる反面、特産物が多く収入もそれなりにあるようなのでホッとしていますけどね。
私が始めたころは敷居が高いと思っていたふるさと納税ですが、今はスマホも普及し、手軽にふるさと納税を始められる環境が整っていると思います。
住民税と所得税を納めているという人にはメリットがありますので、ぜひ多くの人にこの楽しさを体験してほしいと思います。
今後は、ふるさと納税でいただいた御礼の品も紹介していく予定です。