岐阜県内3つの大河ドラマ館を制覇した勢いで、京都にも行ってきました。
京都の大河ドラマ館は、亀岡市にあります。
今回は自家用車で京都まで行ってきました。
片道4時間くらいの道のりはハードでしたが、コロナ禍で長時間の公共交通機関利用に不安があるのと、JR東海に対するちょっとした静岡県民の反抗心からです(苦笑)
嵯峨嵐山駅の近くに宿泊し、電車と自家用車でアクセスしやすいところを巡りました。
紅葉にはまだ早い季節ですし、京都はもう数えきれないほど訪れているので今回はかなりマニアックな巡り方です。
その中でここまで来たなら大河ドラマ館に行けるかも!?というわけでGo!
JR嵯峨嵐山駅から亀岡へ
自家用車で行くべきか迷いましたが、駐車料金や道路事情を考えると電車の方が楽そうなので8か月ぶりに電車に乗りました。
嵯峨嵐山駅から亀岡までは電車(各停)で3駅10分。
JR嵯峨嵐山駅
嵯峨と亀岡といえば風光明媚な自然の中をゆっくり走るトロッコ列車を思い浮かべる方もいると思いますが、あちらの観光鉄道ではなく普通のJR線のほうです。
なお、嵯峨嵐山はJRとトロッコ駅が隣接していますが、亀岡駅は駅間が数キロ離れています。ドラマ館へはJR亀岡駅利用となりますのでご注意ください。
電車は1時間に3~4本程度です。
往路は空いていましたが、帰路は満席で座れませんでした。観光客というより地元民の足といった風情でした。
嵯峨嵐山から一駅進むだけで、山深い峡谷のような風景が現れ、その先はのどかな田園が広がっていました。
京都亀岡大河ドラマ館までのアクセス
大河ドラマ館の場所
前述のように嵯峨嵐山駅からは約10分。京都駅からでも約30分というアクセスの良さ。
そして大河ドラマ館は駅のすぐ前。
なんと!サッカースタジアム サンガスタジアムの建物内にあります。
亀岡駅の改札を出た正面からの展望。左手の北口を出て順路に沿って歩きます。
ぎふ恵那大河ドラマ館は大正レトロ&戦国というコンセプトでしたが、こちらもサッカー&戦国という不思議なコラボです。
駐車場について
スタジアムに隣接して400円(2時間以内)の駐車場があります。(工事中の建物の先)
果てしなく広がる田園地帯を見ると、この料金はちょっとお高めではないでしょうか?無料にしろとはいいませんが、ドラマ館利用者はせめてこの半額くらいが妥当かと。
ちなみに岐阜県内の大河ドラマ館はすべて駐車場は無料で利用できました。
なお、サッカーの試合が開催される日は利用できませんのでご注意ください。
「敵は本能寺にあり!」の舞台が京都だということはわかってはいることですが、京都市内ではなくこの亀岡に大河ドラマ館がある理由について。
亀岡市と明智光秀
丹波地方を治めた光秀が拠点とした亀山城がこの地にありました。本能寺に向けて出陣したのもこの城からでした。
亀山城は城跡があるのですが、私が訪ねた時は休館中となっていて見学できませんでした。その理由は後述します。
市内には明智光秀にゆかりのあるお寺もいくつかあります。
一応、看板にそって歩いたつもりですが、スタジアムの建物の外周を半周以上歩かされたような気がしました。
そして半周ほど歩いたところに銅像発見! 明智光秀?かと思ったら・・・
蹴鞠(けまり)の像でした。
蹴鞠がサッカーの起源であることにちなんで像が建てられたそうです。
いやいや、蹴鞠といえば・・・駿河の今川氏真(義元の息子)の十八番(おはこ)なんですけどね~(笑) この像、歴史的背景からもエコパスタジアム(静岡県)の方がしっくりくるかも!?
ほぼ4分の3周ほどしたところでやっとドラマ館の入口発見!
ここ直進したら近道な気がするのですが・・・ダメですか?
大河ドラマ館の概要
入館について
入口では検温と手指の消毒が求められます。その後チケット購入となります。
入館料は おとな 600円
JAFカードの提示で割引があります。
そして岐阜の大河ドラマ館の半券でも割引(600円→480円)がありました。大河ドラマ館巡りの恩恵をやっと受けることができました(^^)v
展示規模と構成
展示コーナー9つのブースに分かれています。
岐阜大河ドラマ館(岐阜市)と比べると若干小さい感じです。
館内の撮影について
確認したところ衣装はほぼ撮影可能でした。
過去に大河ドラマ館は何か所も訪ねていますが(お上のNHKがうるさいらしく)サインや衣装などスタッフさんが撮影禁止に目を光らせているというイメージでした。
なんだか急に緩くなった気がするんですけど・・・なぜ?
岐阜大河ドラマ館では、本木”道三”と長谷川”光秀”の甲冑が撮影可能となっていて驚きましたが、他の衣装は撮影不可だったのです。
コロナ禍で来場者も少ないために拡散を狙って規制を緩くしてきたのか、あるいは「受信料払ってるのに!」とクレームでも来たんでしょうかね?
なお、従来どおり映像シアター内、顔写真の入ったもの(撮影用パネルを除く)やサイン、小道具などは撮影不可でした。
大河ドラマ館内の展示
入口の撮影コーナー
コロナ感染拡大防止を理由にスタッフさんに撮影をお願いすることは不可です。
まあ今さら記念写真ってお年頃でもないのでいいんですけど・・・
そして規制が緩くなった衣装コレクション撮影してきました~
出演者の衣装コレクション
明智光秀(長谷川博己さん)の衣装はグリーンや青を基調にした若々しいデザイン。
デザインが少しずつ違うものが他の大河ドラマ館にも展示されていますが、撮影できたのはここだけです。(現在は他のドラマ館でも状況が変わっているかもしれません)
明智光安(西村まさ彦さん)の甲冑と松永久秀(吉田鋼太郎さん)の衣装
現在、甲冑はこれだけでしたが、光秀の甲冑が大河ドラマ館を巡回展示しているので、いずれドラマのクライマックスに向けてこちらにやってくると思います(私は岐阜で拝見しました)
松永久秀の衣装のイメージはなんと花火。信長に反抗して城に立て籠もった最期は、信長が欲しがった有名な茶器に爆薬を抱えて散ったとの伝説をイメージしています。
それ、ドラマで描かれるのかな?
毒殺の多い大河ですが、次は爆死・・・そして本能寺炎上?・・・怖すぎるっ(でも楽しみ)
こちらは駒(門脇麦さん)と東庵先生(堺正章さん)の衣装
(史実にはいない)オリジナルキャラクターのおふたり。最近、本筋のストーリーの邪魔になってしまうとSNSが騒がしくなっています。役者さんには罪はないのですけど。
あの正露丸みたいな薬はどうなるんだろう? 健康オタクの家康が絡んでくるとか?
映像コーナー
各館異なる映像が見られる映像コーナー。
京都亀岡ではオープニング(炎に包まれて馬が駆けていくシーン)のメイキングを見ることができます。
いつも出演者やスタッフの名前を追うのに必死でしっかり見たことがなかったのですが、スタッフのこだわりや苦労を知ると背景をしっかり見るようになりました。
また亀岡では、それとは別に4Kシアターもあり、ドラマのメイキングや役者さんのメッセージなどはこちらで見られます。
史実展示コーナー
ここも各ドラマ館オリジナル。地域の史跡や光秀の人物像分析のパネルなどがあります。
明智光秀の像(市内の公園に設置したもののレプリカ)もあります。
未完成なものからでっかいものまで今年だけで4つも見ました(@_@。
こちらの撮影スポットでドラマ館ともお別れです。
ゆっくり巡って約40分。平日でしたので館内は人も少なめなので、写真もゆっくり撮れました。
大河ドラマ4館目ということと、次に京都市内での次の予定(桂離宮参観予約をしていました)が控えていたこともあり、今回はおみやげやグッズも買わず駆け足で大河ドラマ館を後にしました。
亀岡にいたのはわずか1時間ほど。
全館制覇まであと2館。でも福知山までは遠くてちょっと無理そう。
丹波亀山城址について
本来ならば大河ドラマ館と近隣の史跡とあわせて訪ねることを楽しみにしていますが、今回はそれ叶いませんでした。
メインともいえる史跡・丹波亀山城址が閉鎖していたのが理由です。
現在、この城址は宗教法人のもとで管理されています。コロナ禍での感染防止が理由だったようで、この団体を攻めるつもりではありません。
むしろ買い手がなかった廃城後の城跡を買い取って保護してくれているという点ではこの団体に感謝すべきです。
(大本のパンフレットより)
ただ大河ドラマ館との相乗効果がある時期に、自治体がまったくコントロールできないというのもなんとも悩ましいところですね。
10月1日からは再開されるとのことですので(ただし10名以上の団体は除く)大河ドラマ館とあわせて訪ねてみるのも良いと思います。
ドラマ館から徒歩15分ほどだそうです。
丹波亀山城址の見学詳細についてはこちら