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【愛媛】道後温泉でいちばん新しい外湯「飛鳥乃湯泉」へ

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GoToトラベルを利用した愛媛県への旅行記です。 

www.momoyorozu.net

 

松山市の道後温泉といえば、兵庫・有馬温泉、和歌山・白浜温泉と並ぶ日本三古湯のひとつとして数えられる歴史ある温泉です。それは万葉集にも登場するほど。

愛媛県を代表する人気スポットであり、温泉地としても多くの旅館が立ち並び、GoToトラベルで人も戻って来たようすでした。

 

私は二度目の道後温泉だったのと、今回はひとり旅ということもあり、温泉宿に宿泊しなかったため、外湯のみを利用してきました。

 

  

道後温泉のシンボル「道後温泉本館」

道後温泉には外湯(公衆浴場)があります。

もっとも有名なのは、道後温泉のシンボル的存在でもあるこの建物。道後温泉本館です。

前回2008年11月に訪ねた時の写真です。

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築125年の歴史を持つ建物には2つの温泉の他、2~3階には休憩用の広間があります。

「坊ちゃんの間」という夏目漱石ゆかりの写真などが展示されている部屋もあります。

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↑ 部屋の中のまともな写真がなかったので、こんな写真でスミマセン

 

本館は工事中ですが”元気に営業中!” 

その本館は、現在「道後REBORNプロジェクト」と名付けられた保存修理工事中真っただ中。2019年にスタートし、6年がかりの大工事となります。

 

というわけで現在は2~3階の施設は利用できません。1階にある温泉(神の湯のみ)が利用可能となっています。入浴料は420円。

その一方で、工事中ならではの”今だけ見られる特典”があります。

アニメ「火の鳥」とコラボしたラッピングアートの素屋根 

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瓦屋根の奥にそびえる白い屋根に注目!

これです!

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©TEZUKA PRODUCTIONS

 

手塚治虫氏のアニメ「火の鳥」とコラボしたイラストが描かれた素屋根(工事用の覆い)です。

最近はあえて工事中を見せる演出をするところが増えています。私の大好物♡

なお、素屋根の全景が撮れるおすすめスポットを記事の最後にご紹介します。

明治の改築当時の入口が今だけ復活

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現在正面の入口は利用できない代わりに、明治時代に使われていた北側の入口が期間限定で復活しています。

入口の横にはコラボアニメのパネルがギャラリーのようになっています。

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道後温泉が初めてならまずこのレトロな温泉へぜひ。

前回はこの近くの温泉旅館(ふなや)に宿泊したので、浴衣を着て商店街を散策しながらこの本館も利用しました。

歴史ある温泉らしくレトロ感たっぷり。浴槽の中央に年季の入った石造りの湯釜がどーんと構えている風景に感動しました。

が、当時は大変混雑していて話のネタに入っただけ・・・という慌ただしい入浴になってしまいました(泣) 

 

道後温泉の泉質(共通)

アルカリ性単純泉 加水・加温なしの源泉かけ流しです。

効能は美肌効果の他、疲労回復、ストレス解消など。

 

というわけで二度目の今回は近年オープンしたという別館を利用してきました。

なお、泉質については本館、別館同等です。

 

 

道後温泉2つの別館

本館から徒歩2~3分のところにあり、2つの施設は中庭をはさんで建っています。

椿の湯

1953(昭和28)年に造られ、2017(平成29)年にリニューアルオープンしました。

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こちらはシンプルに入浴のみの施設。入浴料は400円です。

 

飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)

飛鳥時代の建築様式をとりいれた湯屋がコンセプトの新しい温泉で、2017(平成29)年にオープンしました。

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入浴は610円(他に2階の休憩室や個室利用の料金プランあり)

現在、本館が工事中のために休憩室が利用できないこともあり、唯一こちらが湯上りにくつろげる休憩室を備えた施設となっています。

  

今回は、道後温泉にまつわる伝説などが伝統工芸と現代アートのコラボで装飾されているという飛鳥乃湯泉を利用しました。

 

飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)を利用してみた

入口でチケットを購入して館内へ。

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今回は入浴のみ。大広間で休憩できるプランならこんな浴衣も利用できます。

館内の伝統工芸アート

エントランスを入ると公衆浴場とは思えぬ高級旅館のような空間が広がっています。

 

書の彫刻とゼオライト和紙

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「水流香」の書は、紫舟(ししゅう)氏の作。

天井にかかる白い和紙は、空気を浄化する効果のあるゼオライト和紙が使われています。

神輿の展示

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和釘によるシンボルアート

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残念ながら階段から先は別料金。

この先に、染め物や竹細工、今治タオルアートなどが施された個室や大広間などがあるようですが、このような時期でもありますので入浴だけにしました。

 

公式サイトより

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和紙の照明

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ホームページの情報では更衣室入口に伊予絣(かすり)の暖簾がありましたが、新型コロナ対策のためか外されていました。

 

ロッカー

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ロッカールームのこのマーク、微妙な感じですが(笑) れっきとた温泉のシンボルマークなのです。

何から何まで新しくて清潔な印象でした。

 

浴室

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壁面は松山の伝統である砥部焼に陶板で描かれています。

落ち着いた風情ある景観に感動していると、なんと照明が切り替わりプロジェクションマッピングがはじまりました。壁面の絵に船が現れ、月の光が灯り幻想的でしたよ。

露天風呂

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こちらは完全な露天ではありませんが、木や緑のぬくもりを感じられる空間。

 (浴室内の画像は公式サイトより引用)

 

アルカリ泉なので臭いもなく(硫黄臭さもあれはあれで好きですが)、お湯はとてもやわらかく程よい温度。

平日だったので浴室には10名弱。私は人口密度の低い大きな浴槽にどっぷり浸かって長湯しちゃいました。

洗い場も余裕でした。シャンプーやリンス(コンディショナー)、ボディソープはお隣の”椿の湯”にちなんで、資生堂のTSUBAKIブランドが常備されていました。

 

 

3つの外湯に加えて、無料の足湯もあります。 

無料の足湯”空の散歩道”

こちらは1日目スタバに行った後に利用しました。

本館からこちらも徒歩2~3分。坂道を登ったところにあります。登り口には湯神社の手水舎でしょうか?

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ん?水はなかったような記憶が・・・(苦笑)

 

足湯はソーシャルディスタンスを確保すると5~6人でいっぱいという感じです。

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この数分後には貸し切り状態になりましたけど。

 

ちょうど日が暮れ、道後温泉本館の素屋根のライトアップがいい感じに(*^^)v

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市の中心部のホテルに宿泊したにもかかわらず結局2日間道後温泉に”通って”しまいました。

ハイカラ通りというアーケード街のおみやげ屋さんは午後9時くらいまで営業しています。

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やっぱり温泉街のにぎわいっていいですよね。最近ビジネスやシティホテルばかりだったので、久しぶりに温泉街の雰囲気が味わえたのは良かったです。

 

ただ温泉旅館におひとりさまの宿泊ってまだまだハードルが高い気がします。お手頃価格で宿泊しやすい雰囲気のお宿が増えるといいんですけどね。