GoToトラベルを利用した2020年10月の愛媛の旅
松山に宿泊しましたが、まず考えるのはこちら
道後温泉に宿泊?それとも市の中心部?
松山で宿泊を考えた時、ビジネス目的ならともかく、観光目的なら温泉!といきたいところです。
道後温泉は市の中心部ともさほど離れていないため、ホテルの選択肢が多いのも良いところです。
温泉旅館の良さは、夕食付&温泉付きでお宿だけで完結できる気楽さ。余裕があれば、外湯巡りや商店街のそぞろ歩き、飲み歩きも楽しめます。
一方で、市の中心部に宿泊する場合は朝食のみという形が一般的ですが、そのかわりに夕食は町へ繰り出して、好みのお店で夜遅くまで好きなだけ飲食ができるのがメリットです。
ただ、ひとり旅で温泉旅館というのはなかなかハードルが高いのです(食事やお部屋の広さ)。その上、料金もどうしても割高になります。
最近は、おひとりさまでも受け入れてくれるお宿も増えているそうですが、今回は市の中心部での宿泊にしました。
というのも松山は二度目で、2008年に母と旅行した際に道後温泉の老舗旅館ふなやさんに宿泊し、高級温泉旅館の心地よさは十分に味わってしまったから~(^^)v
おもてなしから、夕朝食ともにお部屋でいただける気楽さ、庭園の美しさなどすべてが感動的でした。
初めて道後温泉に行く、あるいはそんなに何度も行かれないというならば、道後温泉に一度は宿泊してみることをおすすめします。
今回はANAのダイナミックパッケージ(航空券+ホテル+レンタカー)利用ということで、リーズナブルなプランが用意されていた全日空系のホテルにしました。
GoToトラベルの割引とあわせ、とてもオトクに利用できました。
ANAクラウンプラザホテル松山
かつては全日空ホテルという名称で全国展開していたホテルですが、現在はIHGというヒルトンなどを含むグループ傘下のANAクラウンプラザホテルに名称を変えています。
客室330室、レストランや宴会場などを備えた大型シティホテルです。
抜群の立地と交通アクセス
松山市の繁華街というのはJRや私鉄のメインターミナルから少し離れた県庁近くにある大街道(おおかいどう)です。ホテルはその繁華街からほど近い場所。
空港のリムジンバスのバス停はホテルのすぐ前。(到着は反対の車線です)
道後温泉に行くにも路面電車で一本。170円で行かれます。
お隣には三越があり、その横には大街道のアーケードに商店や飲食店が軒を連ねていますのでショッピングも食事にも困りません。
まあ私の場合は観光に忙しくて、デパートでお買い物する余裕はないんですが。
その観光ですが、松山城の登城口までは徒歩5分ほど。
私は行きはリフトで、帰りは黒門口登城道を歩いて下りましたがどちらからもアクセスは楽でした。
市内観光のメインは「松山城」という私にとって、空港からリムジンバスでホテルに到着し、チェックイン前にクロークに荷物を預けてすぐに観光できる最高の立地でした。
駐車場
公共交通アクセス抜群な代わりに駐車場は有料(1泊1200円)となります。
2日目からレンタカーを借りたので、1泊だけ駐車場を利用しました。
地下に自走式&機械式の駐車場が完備されています。ただ満車の場合は近隣の民間駐車場へ案内されるとのことでした。
平日午後8時を過ぎに帰着した時、「空車」の表示だったので入ったところほぼ満車寸前。出入口近くの一等席に運よく滑り込むことができました。
ホテル宿泊記
エントランス
宿泊だけでなく結婚式や宴会などもできる大型のシティホテルです。
最近はビジネスホテルのレベルも各段にアップしているので、それに満足してしまっていた私ですが、やはりロビーを入った時の雰囲気やスタッフの対応は一流ホテルだなと感じました。フロントでは背筋がピンとしてしまいます。
ショップ
午前8時からオープンしているギフトショップ。食べ物、雑貨などパッケージもおしゃれで気の利いたおみやげが揃っています。
GoToトラベルの地域共通クーポン(電子クーポン)が利用できました。
また、私がホテルを利用した時間帯にはほとんどクローズしていましたが、ショッピングモールがあり、有名人気ブランドが入っているようです。
客室
予約したのは本館の禁煙シングルルームです。
別館もありましたが、本館のほうがクチコミがよかったのと、たくさん歩かなくてすみそうだったので(笑)
広さや設備は一般的なビジネスホテルとさほど変わりありません。
ベッドはシモンズ。自宅でもシモンズ愛用なので安眠できました^_^
客室は8階でしたが、窓からの展望は・・・残念(写真はありません)
バスルーム
バスルームの壁は高級感のある黒大理石でしょうか?
浴槽は深さも十分ありましたのでゆったりお湯をはってくつろぐことができました。
1日目は道後温泉の空の散歩道(足湯)を利用した後、ホテルでゆっくり浴槽につかり、2日目は道後温泉飛鳥乃湯を利用したのでシャワーのみ利用しました。
アメニティ
バスルームには通常のアメニティ(歯ブラシ、剃刀、コットンなど)が備えられていました。特に珍しいものというか、感動するものはなかったので写真がないのです。
一方で室内ですが、湯沸かしポットの横にはインスタントコーヒーやお茶類
さらにベッドのところにはSLEEP ADVANTAGEという快眠サポートグッズ(お茶、アイウォーマー、入浴剤)がそろえられていました。
これがなくてもシモンズのベッドと、何よりもクタクタになるまで歩きまくったために爆睡できましたけど・・・Zzzz
コロナ感染対策の消毒用ジェルもうれしいサービスです。
唯一不満だったのはルームウェア。浴衣も苦手ですが、最近のビジネスホテルに多いセパレートタイプのルームウェアにしていただけると寝相が悪くても安心かも(>_<)
あと、冷蔵庫ですが久しぶりに「満タン」の冷蔵庫を見ました(笑)
ただ、ホテルから徒歩1~2分のところにファミリーマートがあったので、飲み物やアイスクリームを買ってきました。なので冷蔵庫は空でもよかったかも。
選べる朝刊サービス
ビジネスホテルにも無料新聞サービスがありますが、たいていはフロント近くにどかっと置いてあって「ご自由にお持ちください」なパターン。
一方、部屋ごとに配達してくれるこのサービスは上質なサービスですね。複数の全国紙から選択が可能でした。
展望レストランでいただく朝食ブッフェ
こちらの朝食はクチコミでも高評価。実際に私も納得でした。
会場のレストランは14階にある「プロヴァンスダイニング」で朝6時からオープンしているとのこと。
私は朝8時くらいに利用しました。
松山城の見える展望席(カウンター席)が空いていればいいなあとリクエストしたところ、おひとりさまということもありベストポジションを用意していただけました。
予想以上に利用者が多く室内の全体像が撮れず残念でしたがお席からの展望です。
松山城は天守がちょこっと見えるだけでしたが、その手前にある森の中の洋館が絵になりますね。松山藩主であった久松家の伯爵邸です。
新型コロナ感染対策(ビニール手袋とマスク着用、消毒など)もしっかりされている中でのブッフェでした。
満席に近い状態でしたが、お料理の並ぶエリアで密になるというほどではありませんでした。
郷土料理など含め並べられていました。
といいつつ洋食中心にしたら郷土メニューはじゃこ天とオレンジジュース(ポンジュース)くらいでしたね~(笑)
この朝食でおすすめしたいのがこちら
シェフのつくるオムレツ
シェフが目の前で作ってくださるふわふわオムレツ。高級ホテル感があふれる一品です。
ベーコンとオニオンを具に入れてもらったので、あえてケチャップはつけずにシンプルにいただきました。
ポットでサーブされるコーヒー
席に着くとすぐにコーヒーか紅茶かいずれをポットで持ってきてくれます。
ちょっとコーヒーにはうるさい私ですが、モーニングコーヒーにふさわしい豊かな香りとすっきり感で大満足。
おかわりを遠慮することもないので、全部飲み切ってしまいました(笑)
観光に出発する時間のこともあり、食事なしプランで宿泊し、2日目の朝食のみいただきましたがすべてが素晴らしかったです。
観光に追われて食事が適当になってしまう私は、この旅で一番しっかり食べたのがこの朝食だったかも!?
まとめ
ビジネスホテルとシティホテルの違いはさほどないと思っていましたが、やはり格式や歴史を感じるホテルでした。
スタッフのみなさんの接客も大変丁寧で心地よく滞在できました。
なんといっても朝食が素晴らしかったです。夕食もホテル内のレストランを利用すればよかったな、と今になって思います(こういう時期だったのでことさら感じました)。
ぜひ他の都市でも利用してみたいと思いました。