この度、首都圏に非常事態宣言が出されました。同時に最強寒波襲来です。
コロナ感染者の多い県に挟まれ、さらに雪に弱い(運転は絶対無理)静岡県民なので、県内から出ないのが身のため・・・と思って、滞っている旅の記録をせっせとまとめていきたいと思います。
2020年3月に訪ねた滋賀県の旅。
大津市の坂本周辺で明智光秀ゆかりの史跡を訪ねた後は近江八幡へ向かいました。
近江八幡について
近江八幡は琵琶湖東岸に位置する市で、近江商人の活躍した街並みや琵琶湖水郷巡りなど観光都市としてみどころの多い町です。
2010年の平成の大合併により、安土町と合併したことで、安土城跡もこの近江八幡市の一部となりました。
実は「麒麟紀行」の流れで安土城跡に行くつもりだったのですが・・・
天候が不安定なのと3月中旬とは思えない寒さのため断念しました。
写真は2011年6月に訪ねたときのものです。
この日は、(本能寺の変のあった6月2日にちなんで)6月の第1日曜日が「あづち信長まつり」だとは知らずに行ってしまい大混雑。
しかし仮装行列や鉄砲イベントなど開催されていて、それはそれで楽しめたのですが、この時到達できなかった天主跡へリベンジしようと企んでいたのですけど。
ころりと予定は変わり、近江八幡の古い街並み周辺とおいしいものを求めてゆるりと時間を過ごすことにしました~(これがひとり旅の良さなのです)
この記事では日牟禮八幡宮から徒歩圏内の近江八幡のみどころを過去に何度か訪ねた時の写真と、現在の落ち着いた風情を比較しながらご紹介します。
みどころ1 日牟禮八幡宮と日牟禮ヴィレッジ
ひむれはちまんぐうと読みます。まず初めての方は読めません(私も、でした)
応神天皇(誉田別尊 -ほむだわけのみこと-)をご祭神とする歴史を感じさせるたたずまいの社殿です。
こちらは2013年11月の撮影。


あいにくの曇り空でしたが、七五三と菊花展でそこそこにぎわっていました。
鳥居の奥が駐車場になっていて、その両側にたねやとクラブハリエが並ぶという、近江八幡でも人気スポットのこちら。
行くたびに駐車場の空きを見つけるのに難儀していましたが・・・
超余裕で駐車できました。
ちなみにこの奥に進むと八幡山へのロープウェイ乗り場があります。
日牟禮八幡宮の駐車場に隣接するたねやグループの店舗。


(2013.11撮影)
たねやといえば都市部のデパ地下にも出店する高級和菓子店。その中核となる店舗です。そして、バームクーヘンが人気の洋菓子店 クラブハリエもあります。
最初にここに来た時、バームクーヘン2時間待ちという状況を目の当たりにしてたまげました(@_@。
が、今はすぐにバームクーヘン買えそうです。
(近くに別店舗ができたことも理由ですが・・・それは後ほど)
みどころ2 八幡堀と水郷めぐり
日牟禮八幡宮の鳥居をくぐってすぐ。橋の下にはこの風景が広がっています。
時代劇をはじめ、ドラマや映画のロケにもよく使われるザ・近江八幡という風景です。
船頭さん付きの遊覧船での水郷巡りも人気です。
複数の業者さんが船を出していて、多彩なコースが用意されています。


(2009.9撮影)
が、オフシーズンということもあって3月はこんな感じでした。
みどころ3 近江商人の城下町
豊臣秀次が築いた城下町は、日本三大商人のひとつ「近江商人」発祥の地です。
(2013.11撮影)
日牟禮八幡宮境内などを含めた街並み一帯が伝統建造物群保存地区に指定されています。
近江商人だった伴家の旧宅は資料館として公開されています。
(2013.11撮影)
みどころ4 ヴォーリズ建築
この近江八幡に英語教師として来日したアメリカ人 ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、キリスト教の布教活動をはじめとした社会慈善事業だけでなく、数多くの建築を残しています。
旧郵便局や病院、個人宅などヴォーリズが手掛けた建物が公開されています。
先述のクラブハリエの建物(レンガの建物)の奥にもヴォーリズによる旧 忠田邸がカフェとして活用されています。
レトロ建築好きな私としてはぜひ行きたいと思いつついつつ、みどころが目白押しの近江八幡界隈ではいつも時間切れになってしまうのです。
余談ですが、ヴォーリズはメンタームでおなじみの近江兄弟社の創設者のひとりで、本社がこの界隈にあります。
ヴォーリズに関するの歴史資料が展示されているそうです。 (平日のみ開館)
みどころ5 八幡山城跡
日牟禮八幡宮の奥にあるロープウェイ乗り場から山頂に向かうと続100名城の八幡山城があるのですが、このガラガラっぷりでは、山城を巡るのもちょっと怖いなと思い断念しました。
この八幡山城と観音山城(スタンプも含む)そして安土城天主跡は、次回リベンジとさせていただきます。
まだまだみどころはあるかもしれませんが、5回ほど訪ねていてもまだまだ私自身制覇できていない近江八幡。大好きなまちのひとつです。
彦根、近江八幡といった琵琶湖東岸は、中部方面からは比較的アクセスしやすく、京都のような混雑もないのでゆったり観光ができます。
ただしこのエリア、公共交通機関よりは自家用車をおすすめします。滋賀県は琵琶湖に面した平地が多く、道路事情も良くて走りやすいと思います。
続いて車で10分ほどの近江八幡の”新名所”ともいわれる「ラ・コリーナ」へ向かいます。