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【三重】お詣り後のお楽しみ!おはらい町で伊勢グルメ

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初めて伊勢市内に宿泊しての伊勢神宮参拝。ぜいたくなくらい外宮、内宮ともにゆったりとめぐりました。

www.momoyorozu.net

 

そして、伊勢神宮に限らず参拝後の楽しみといえばグルメです。

 

「おはらい町」と「おかげ横丁」の違い

伊勢神宮内宮の門前には、旧参宮街道沿に飲食店や土産物店が建ち並んでいます。これがおはらい町通りです。

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(2014.1撮影)

いつもは上の写真のような感じですが、今回はなんと!!

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平日の午前10時前とはいえあまりにもさびしいです。赤福(内宮前店)も改装中で休業でした。

 

ところで、ここを「おかげ横丁」と思っている方が多いのでちょっとだけ解説を。

ここおはらい町通りは「一生に一度はお伊勢詣り」といわれるほど全国から人々が参詣した江戸時代からの長い歴史がありますが、高度成長期以降一時期衰退しかけた時期がありました。

町を再興するための事業として1993(平成5)年、赤福が中心となっておはらい町の一角を新たに整備してできたのがおかげ横丁です。

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この奥にある路地に多くのお店が並んでいます。

位置関係はこんな感じ

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NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター のサイトよりお借りしました

 

まあ、どうでもいいことなんですが、近年は全体が「おかげ横丁」として定着しているような感じを受けるので整理してみました。

 

この「おかげ横丁」ができたのが私の若いころでして(笑)、ちょうど日帰りドライブや、鳥羽や志摩への宿泊旅行への立ち寄りにも良い場所で、たびたび足を運びました。

 

当時は、神宮へのお詣りもせずに「おかげ横丁」で食べ歩きをしてから他への観光に行くなんて罰当たりなことをしておりましたm(__)m 

近年は毎年まじめに参拝させていただいていますが、お昼ご飯は神宮会館で懐石弁当をいただくためおなかいっぱいになります。また、バスツアーのため自由時間がほぼ1時間弱と決まっています。

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このため、ここ数年は自分の食べたいものを好き勝手に食べるということが少なく・・・久しぶりにわがまま気ままなおはらい町&おかげ横丁散策ということでGO!

 

多くのお店は午前10時頃の開店が多いようです。お食事処は午前11時以降ですね。

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こちらはお詣りに向かう途中の午前9時半頃のおはらい町通りです。
 

おはらい町&おかげ横丁で伊勢グルメ

内宮での参拝を終えて午前11時ころにおはらい町通りへ。

お目当てのお食事処はまだ開店前なので、まずはおみやげを物色します。

伊勢萬

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「おかげさま」を代表とする酒造会社の直営店。
例年ならここの店頭では甘酒や清酒のちょい飲みカウンターもあり、歩き疲れたご年配を中心にちょいと一杯・・・な風景が見られました。

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(2013.1撮影)

いつもは1月に行くので、ここでいただく甘酒が冷えた体に染みるおいしさなのです。

が、コロナ禍ではその風景もなく・・・と思ったらお持ち帰り用のパックが販売されていましたのでうれしくなっておみやげに買ってきました。

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甘すぎずすっきり飲める甘酒です。

ちなみに、こちらのお店の「にごり梅」という梅酒もおいしいのでオススメです。

 

虎屋ういろ 

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こちらのういろは名古屋のように箱に入って売っているものではなく、店頭で包装してくれる生菓子です。季節ごとにカラフルな限定フレーバーが並びます。

なお、こちらの虎屋ういろはご当地の老舗。デパ地下などに展開している和菓子の”とらや”とは違うお店です。

桜餅ういろを購入しました。

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名古屋のういろでは、「桜」「抹茶」どちらにしようか迷う私には一緒に楽しめる願ってもないフレーバーです。おまけに真ん中の層は道明寺の桜餅でもっちもちなのです。

 

そして、お目当てのお食事処がオープンしたので入店です。 

すし久

伊勢の名物グルメといえばいろいろありますが・・・やはり手こねずしは外せません。

古民家風の店内に待ち時間なしで入れました。開店早々なのにほぼ満席に近い状態(密を避けて間隔があいているので)でした。

注文したのはいちばんシンプルなお膳「梅」です。(価格は1300円ほど)

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甘いたれに漬けたカツオを酢飯にのせた漬け丼。艶々で食欲をそそります。

何よりもカツオが大好物な私にとっては長年の希望がやっとかないました(大げさ!?)

身が厚く、お値段以上のオトク感があり大満足です。

脇役ながらもあおさのお味噌汁もいい仕事してます。できることなら毎年食べたい!!

なお、次を急ぎすぎてお店の写真を撮り忘れました(>_<)

 

そしてデザートは迷わずここ!

赤福本店

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例年は混雑し過ぎて店内飲食は避けていましたが、皮肉にもコロナ禍で訪れる人が少ない今だからこそ、並ばずに店内に入れました。

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店内飲食の「盆」(ほうじ茶付き)は230円(税込)とこちらも良心的価格です。

川に面した縁側のような席に通していただき、歩き疲れた足を投げ出してしばし休憩。

 

おみやげに持ち帰るとすぐに冷蔵庫に入れてしまうので、どうしても固めのお餅を食べることになります。できたてのやわらかい赤福をもう少し食べたいという余韻を残すくらいがちょうど良いかと。

なお、向かいの別店舗では冬はぜんざい、夏は赤福氷がいただけます。

 

本当はもう少し何か食べたいところでしたが、この後のスケジュールがあるので今回はここまで。

 

個人的にはおかげ横丁の中にあるお漬物屋さん、こんにゃく屋さん、お肉屋さん(コロッケ)がちょこちょこ食べのルーティーン(笑)

おかげ横丁には、このように椅子も用意されているので、コロナ禍では食べ歩きは避けて座ってグルメを楽しみましょう。

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なお、この数日後にはオープンしたというスタバもありますが。

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ご予算に余裕のある”肉食系”の方には、牛鍋をおすすめいたします。

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おはらい町のこんなスポットもおすすめ

おはらい町どおりの店舗は、見た目は昔の街並み風ですが、比較的近年に建てられたものです。

しかし、おかげ横丁の入口を通過し、さらに北に進むと貴重な歴史的建造物もあるんです。

お腹もいっぱいになったところで、駐車場に向かって腹ごなしの散策へGO。

神宮道場(旧神宮司庁)

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現在は神職さんたちの研修施設になっています。

 

旧慶光院

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明治初期に廃寺となった後は、神宮祭主の宿所となっています。重要文化財です。

屋根の上にある鯱(しゃち)の髭がまるで伊勢エビ!?

(いずれの建物も内部への立ち入りはできません)

 

例年に比べて訪れる人は少ない印象だったものの、昔から日本人が心の拠り所としてきたお伊勢参りは時代が変わっても多くの人の関心を集めているのだなと感じました。

コロナ禍が収束したら、お詣り後のお楽しみも含めて、多くの人にお伊勢参りを楽しんでいただきたいものです。

 

なお、おはらい町とおかげ横丁のお店の混雑具合はこちらに情報が提供されていますので、休日に行く場合はチェックして密を避けてくださいね。

vacan.com

 

この後は記事が前後しましたが志摩市にある別宮 伊雑宮へ。

続いて志摩の絶景ポイントも訪ねました。 

www.momoyorozu.net