2021年7月の函館~青森旅行記スタートです。
コロナ感染拡大以来、東京に足を踏み入れるのははじめて。それも一番リスキーな「空港」で復活!というのもなかなかのチャレンジャー!?
ANAの特典航空券利用で、名古屋(中部)発か羽田発か悩んだのですが、名古屋は便が少ない上に、空港までのアクセス(地元からのバス)が乏しく、結果羽田経由に。
新幹線代はかかるものの新幹線に乗れば2時間弱で羽田空港に到着でき、アクセスは悪くないはず、だったのですが・・・
浜松から羽田まで”新幹線で5時間半”
出発2日ほど前から降り続く雨で県内は大荒れ。とはいえ出発当日は県西部はすでに雨がやみ始めていました。東海道線は乱れていましたが、新幹線は10分遅れで到着。
この調子で東部も止んでいくんだろうなくらいに考えていたのがまさかの・・・です。
結果、静岡駅で3時間半停車。(自由席かつ、外に出られる環境は救いでした)
その後午前11時に動き出しましたが、三島あたりからずっと徐行。
熱海駅手前で「いったん停車します」と放送が入ったときは運転打ち切りかと思いましたが、数分停車して再び動き出しました。
熱海での災害を知ったのは東京に着いてからですが、よく通過できたと今さらながら思います。品川到着は12時25分でした。
本来予約していたNH553は9:55発です。すでに函館に到着済みの時刻です。
ANA特典航空券を後続便に振替
まったく運転再開の目途が立たないといわれた静岡駅からANAの窓口に電話しました。ネットでも手続きできますが、はじめてのことなのでANAのカードデスクに電話したところ振替ができるとのことで手続きをしてもらいました。
担当の方は「もう1便後にしましょうか?」とすすめてくださいましたが、「いや、大丈夫です!」と静岡駅で足止めされている身で13:15発に乗る気満々の私。
しかし、その後京急品川駅の自動改札で「通せんぼ」されて(新幹線の切符が払い戻し対象だったから?)駅員さんとやり取りしている間に羽田直通の快速に乗り遅れました。チーン!
これに乗ればギリギリで間に合うはずだったんですけど。
今度はWebで後続便に変更しました。こんなに次々に後続便があってよかったよ、さすが羽田。
しかし、こんなことなら1日1便の名古屋11:00発に乗ったほうが早かったんじゃ?ということになるんですが(苦笑)
羽田空港第2ターミナルにて
5時間半も新幹線に缶詰(体は動かしてないくせに)だったのでお腹はペコペコ。まあ乗り遅れて正解でした。
ダッシュして前の便に乗ったところで、空港で遊ぶ余裕もなければお腹ペコペコのまま函館までガマンでしたから。
東京の緊急事態宣言が解除されていた土曜日ですが、まだまだ人の戻りは少ないですね。(そしてこの1週間後には逆戻り)
本来北海道到着後に食べるご当地名物1食分をここで補おうとリサーチした結果
豚丼に決定!
東京カルビという牛タンのお店でしたが、この豚丼(テールスープ付)も美味しかったですよ。
時間はありますが行動範囲は(保安検査場)Aゲート付近で最小限に。これ以上乗り遅れるわけにいきませんからね~
この時間帯の運行状況を見ると、半分以上が欠航という中、ANAの函館便は頑張ってました。
しかし翌週同じ曜日に確認してみたら、13:15発を最終にして後は欠航でした。私って旅に関しては強運の持ち主のようです(苦笑)
今度は時間が余ったので、ラウンジ巡りでもしてみます。
あっ、もちろん航空会社のではなくてクレジットカードで利用できるやつですけど。
POWER LOUNGE CENTRAL
こちらのラウンジは制限エリア外(保安検査場Aの手前)にありますので、搭乗前だけでなく、降機後にも利用できます。
落ち着いた雰囲気で、スペースもゆったりしているものの眺めは建物内の通路だけ。
席も内側ソファーしか空いていなかったため、アイスコーヒーをいただいて短時間で出ました。
保安検査場は待ち時間ゼロ。
ゲートは55番なので保安検査場を出て左へ向かいます。
今となっては、国際線の深夜便を利用した時の混雑ぶりが懐かしくなります。
欠航が多いせいか小型機が並んでいます。
青チームの機体が集合
POWER LOUNGE NORTH
最近改修されたばかりだそうで、直前に利用したラウンジ同様きれいです。
こちらは外の景色(飛行機)が見える開放感のあるラウンジでした。
どちらのラウンジも飲み物の種類が制限されているのかあまり多くなく、こちらでは冷蔵ケースに入っていた紙パックの黒酢飲料をいただきました。
土曜日ということもあり、パソコンに向かって必死な形相の方は少なくゆったりした印象。
しかし、このイスがいいわぁ~ 2人は余裕で座れるくらいの幅があり、座り心地といい質感といい最高。
雑誌や新聞も用意されていて、ここはもっとゆっくりしたいところですが、あっという間に搭乗時間です。
急がなきゃいけないのに、入口の工芸品が気になりじっと見ていたらスタッフの方が展示内容のリーフレットをくださりしばし雑談。
グラスではなく、敷いてある竹細工が静岡のもの。名称がパッと見「竹千代」に見えてしまったのです(笑)
ゲートについたのは定刻15分前でしたが、あれっ、もうみんな乗り込んだ!?
ラウンジでくつろぎすぎて、優先搭乗なのに最後に乗り込んでしまった香港帰りみたいなパターンになってますね。
NH4759便のようす
変更した便は”北海道の翼”AIR DOが運航するコードシェア便です。
ANA/JAL以外の機体に乗ることも最近は楽しみにしているので、結果オーライ。
外からはよくわからなかったのですが、搭乗してみてびっくりしたのは機体のサイズ。
普段は名古屋(中部)御用達なので、小型機が多く、2-3-2のこのサイズは国際線くらいしか利用しません。札幌ならわかるけど、函館行きでこのサイズは大きすぎやしませんか~?
真ん中の3列席はほとんど空席。羽田発は混雑しているかもしれないという心配は空振りに終わりました。
極力後方席をとるようにしているので隣どころか周囲にはほとんど人もいなくて快適~
羽田を離陸するころには雨もやんでいましたが、離陸してすぐに外は真っ白な世界に。
落ち着いたころにふと頭上を見て気づきました。
このモニターに映っている地図って、国際線についているものではありませんか~?
でもAIR DOは国内しか就航していないはず。
そうなんです。後で調べたらANAで運航されていた機体だったんです。
当分国際線に乗ることはないと思っていたので、良い意味でのサプライズでした。
もちろん機体の内装はリニューアルされていて、AIR DO仕様のシートになっていましたけどね。
ドリンクサービスではオニオンスープをいただきました。
カップがかわいくてほっこりします。
そして、私は機内誌が大好きなので必ず目を通します。今回は座席にはセットされていなくて、希望者のみに配布ということでしたのでCAさんからいただきました。
特集が気に入ったのでお持ち帰りです。(アイスクリームも名古屋特集も、そしてローカルCMも)
本州から北海道へ上陸!
青森県あたりに差しかかると、下にくっきりと青森市街地や下北半島も見えてきました。朝、家を出た時の大雨がもう2~3日も前のことのようです。
(写真右)北海道もくっきり。
ここでちょっとサプライズがありました。
函館は2回目なのですが、前回は着陸直前に五稜郭を空から見たので、今回もどうかな?とCAさんに聞いてみたところ、調べてくださったのですがすでに降下のタイミングになってしまい見られませんでした。(私が座っていた席は海側だったので、反対側では見えたのかな?)
降機する際に、そのおわびと機内誌を気に入ってくれたということでお手紙までいただきました。それも2枚に渡る長文で(@_@) こんなことははじめてです。
朝からキリキリしながらここまでやってきたので(天災なので誰も悪くなく怒りのぶつけようもありませんが・・・)なんだかとても癒されました。
そして私感ですが、以前ソラシドエア(名古屋-鹿児島)に搭乗した時のCAさんと同じような空気感でした。AIR DOとソラシドエアの統合が決まったようですが、この2社ならうまくいくと思いましたよ。
函館空港に到着です。
恒例のターンテーブルウォッチングは”戸井のまぐろ”でした~(笑)
函館空港に到着したのは午後4時。予定では半日レンタカーを借りていたのですが、(静岡駅で足止めされていた時に電話)事情を話したところ今回はキャンセル料なしで対応していただけましたm(__)m
ということで、シャトルバスに乗車して函館駅までGO
観光時間は短くなりましたが、明るいうちに函館に到着できたのはラッキー。
夏なので日も長く、このお天気ならまだ歩けるぞ~(^^)v