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【宮崎】高千穂神社で毎日開催「高千穂神楽」を鑑賞

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2021年秋の宮崎・大分旅行記です。

順番が入れ替わりますが、到着した日の夜に見た高千穂神楽についてご紹介します。

www.momoyorozu.net

 

 

「高千穂の夜神楽」とは

高千穂の夜神楽(たかちほのよかぐら)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町に伝わる民俗芸能。毎年11月中旬から2月上旬にかけて、町内の20(※)の集落でそれぞれ氏神を民家等に迎えて奉納される神楽の総称である。

幸多き秋の実りに感謝し、来年の豊穣を祈願するため神々に33番の神楽を奉納する。

現在は神道信仰に基づく行事として行われているが、実態は狩猟採集文化や農耕文化の名残を留めつつ、修験道、陰陽道、仏教の影響、さらに国学による修正もうかがわれ、日本の文化を織り成す多様な要素が混在する

(Wikipediaより引用)

※2021年11月現在、開催する集落の数は18となっています。

 

夜を徹して行われるお祭りで、全国からこの夜神楽を見るために人々が集まりますが、コロナ禍で昨年、一昨年は神事のみとなり地域での開催は縮小・中止されています。

 

観光客向けに毎日開催される「高千穂神楽」

先述のとおり 高千穂の神楽 は1年のうちの数か月だけの行事です。

これに合わせて遠方から高千穂に行くのも大変。

そこで、観光客向けに高千穂神社を会場にして毎日開催されるのが、観光協会が主催する 高千穂神楽 です。

高千穂神社境内の神楽殿で毎晩20時からスタートし所要1時間です。

三十三番ある神楽の中から代表的な4番「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」が披露されます。

観光協会主催といっても、舞うのは、実際に各集落で”現役”で活躍する奉仕者(ほしゃどん)の方々。本物がダイジェストで見られるというわけです。

はじめて高千穂に行く、また夜神楽ははじめてというならまずこちらがおすすめ(そういう私も初心者です)。

 

高千穂神楽の予約について

料金はひとり1000円。WEBで1ヶ月前から予約が可能です。

クレジットカード決済もでき、当日はスマホまたはタブレットの画面のQRコードで入場できました。

また、当日のチケット購入も可能です。

私が行った時は、当日購入の方が多かったような印象でした。

新型コロナの緊急事態宣言により半年ほどこの高千穂神楽も中止されていましたが、2021年10月に再開されました。

※当面はコロナ感染拡大の状況により開催中止となる場合もありますので、事前にスケジュールの確認をお願いします。

 

高千穂神楽を鑑賞

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(上の写真は鑑賞翌日に撮影したものです)

神楽殿の左に受付窓口。当日入場もこちらでチケットを購入します。

入場の際には入口で検温と消毒、また換気用のファンや舞台との境界にはパーティションが設置されるなど、細心の感染対策がとられていました。マスクは必須です。

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開演30分ほど前に到着すると、すでに室内には20名近い人が着席していました。

はじまる頃には会場はいっぱいになりましたが、隣の人との間隔は心配ない程度にとれました。

定員は100名強。従来は200名近く定員を設定していたそうですが、コロナ禍により半分ほどなっているとお聞きしました。

席は畳座りで自由(板の間に持ち込みの椅子を置くスペース若干あり)です。

私が宿泊してくれたホテルでは座布団の貸し出しもありました。借りられるならぜひ持参しましょう。

 

開演するとまず夜神楽の責任者の方?宮司さん?が説明をしてくださいます。

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高千穂神楽初心者にもわかりやすく、話も軽快で楽しいのでずっと聞いていたくなるくらいでした。(ご本人もしゃべりが止まらなくなるとおっしゃっていました)

舞い手(奉仕者)は、地区ごとに交代で務められているそうです。みなさん日中のお仕事を終えての神楽ということでご苦労さまです。

なお、舞台頭上の切り絵のような飾り物は「彫り物(えりもの)」といい、陰陽、五行、干支などを表しています。しめ飾りとあわせて独特で美しいですね。

 

5分ほどしてスタートです。

写真撮影は特に禁止されておらず、動画を撮る方もいらっしゃいましたが、後ろの方の視界の邪魔にならない気遣いも必要かと思います。

 

内容はご存知の方も多い「天岩戸伝説」に基づくお話で、スサノオノミコトの乱暴ぶりに悲しみ岩戸に隠れてしまった天照大神(アマテラスオオミカミ)を外に出すために神様たちが奔走するというストーリーです。

1)手力雄(たぢからお)の舞  

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手力雄命(たぢからおのみこと)が、天照大神が隠れている天岩戸を探し当てるところを表現した舞です。

手に持っているのは、カラフルな紙垂(しで)がついた御幣と鈴。力強い動きとやさしい鈴の音が対比的に感じられる舞でした。

2)鈿女(うずめ)の舞

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天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で、奥にいる天照大神を岩戸より誘い出そうと舞います。

赤い紙垂と日の丸のついた扇子を持ち、やさしいお顔で優雅に舞います。

 

3)戸取(ととり)の舞

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戸取明神が天岩戸を開き、天照大神を外に出すという舞。

手に持った赤い布をたすき掛けにし、杖を振り回し、最後には岩を持ち上げるという、動きが大きく力強い舞いです。

 

4)御神体(ごしんたい)の舞  

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国生みの舞とも呼ばれ、伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の二神によって演じられます。

収穫したばかりの新穀からお酒を造り、それを飲んで酔っ払い抱擁するという夫婦円満を象徴する舞です。

力強かった戸取りの舞から一変、イチャイチャするシーンもあってほんわかムード。

実際の夜神楽では真夜中の演目となり、見物する人たちも瞼が重くなる時間帯。アドリブ!?でいろいろと笑わせて「目覚ましの舞」となっているそうです(笑)

 

まとめ

これで一通りの舞が終了です。あっという間の楽しい1時間でした。

全国津々浦々、このような郷土色豊かな神楽はあるそうです。

が、私は御神楽というのものを拝見したのが伊勢神宮のみ。いきなりそこか!というすごいところで何回か拝見しているのですが、場所が場所だけに、背筋ピーン、膝を崩したら罰が当たりそうで・・・ なかなか内容が頭に入ってきません。

御神楽は神聖なるもので堅苦しいものというイメージでしたが、今回こんなにリラックスして御神楽を楽しめたのは、正直カルチャーショックでした~(苦笑)

 

次代の担い手の問題などもあるそうですが、このような素晴らしい伝統芸能を絶やすことなく繋いでいってほしいと心から願います。

実際の夜神楽も見て見たい気もしますが、もう若くないので徹夜で鑑賞できる自信がまったくありません(爆)

しかし機会があれば、神々のパワーがたっぷり感じられるこの地を再訪してみたいと思うのでした。

 

高千穂のみどころ、まだまだ続きます!

 

takachiho-kanko.info