2021年秋の宮崎・大分旅行記です。
天岩戸(あまのいわと)神社の参拝を終えて、ここまで来たら必ず立ち寄りたい人気のパワースポットへ向かいます。
それが天安河原(あまのやすかわら)です。
神話で、岩戸に隠れた天照大御神を外に連れ出すために八百万の神々が集まって相談をしたいう「集会所」がこの天安河原です。
天岩戸神社から天安河原への行き方
天照大御神が隠れたという天岩戸からほど近い場所にそれはあります。
天岩戸神社西本宮の裏手にある鳥居を出ます。
車の乗り入れはできませんので、天岩戸神社の駐車場においたままです。
天安河原にはトイレなどの施設はありませんのでこちらで済ませておきましょう。
天安河原宮のご朱印についても、天岩戸神社の授与所でいただくことになります。
天岩戸神社からは徒歩で10分ほど。川沿いに降りる途中には茶店なども数軒あります。
そこから川沿いの歩道に入ると、自然あふれる渓谷です。ここを歩くだけでも十分癒し効果があります。
歩道はしっかり整備されていますが、階段や橋の傾斜などがありますので、車いすや歩行が困難な方は注意が必要です。
太鼓橋
この橋も某スピリチュアル系な方が絶賛していたとか、元 宮崎県知事の東国原氏(宮崎県出身)が知事選に出る前にここで不思議な体験をして出馬・当選したという話もつい最近知ったことですが。
私はそういうのはわからないのですが、この橋付近から見る渓谷が神秘的。
というのもこの渓谷伝いに進めば(現実的には立ち入りできないと思いますが)天岩戸の洞窟の岸壁につながっていますから、それなりにパワースポットなのかも。
天安河原宮でお詣り
ゴールはこちら。
大きな岩(洞窟)の下に天安河原宮の鳥居と祠があります。
そして細いながらも長いしめ縄(高千穂特有の七五三縄)がかけられています。
社殿
こちらにお祀りされているのは、思兼神(おもいかねのかみ)と八百万の神々。
歩き回れる範囲はそんなに広くないのですが、ここで圧巻だったのが、社殿のまわりに無数に並んでいた石積み。
最近は各地の寺社でみかけるのですが、ここでは願いを込めて石を積むと願いごとが叶うということで、多くの人が積んでいかれるようです。ここが発祥なのかな?
不器用な私にはムリそうだったのでやめておきましたけど。
私は、この石積みが多数あるのを広島県宮島の弥山(みせん)に登る途中にみかけました。当時は外国人観光客が多く、外国の文化なのかと思ったものでした。
こちらには住職さんは常駐しておられませんが、天岩戸神社からの案内付きで参拝している方がいらっしゃいました。
こういうルート(人脈?)がある方、ちょっとうらやましいです。
太鼓橋を渡って神域から俗世に戻った瞬間、甘いものが食べたくなりました(笑)
コロナ禍なので、人の少なそうなゆっくりできる場所へ。(こちらのお店はテイクアウトの方の利用が多い雰囲気)
宮崎県ともこれでお別れになるので、宮崎スイーツ食べ納めのマンゴーソフト!
渓谷沿いにあるデッキをひとりじめです。御神水をサービスしていただきました。
川は見えませんが渓谷の音が聞こえる清々しい場所で、心落ち着く時間をしばし過ごせました。
まとめ
天岩戸神社を訪れるならばプラス30分。ぜひこの天安河原へ足を運んで自然の癒しと神さまたちのパワーをいただいてきましょう。
宮崎県はこの高千穂だけでなく全県にわたって神話にまつわるスポットが点在しています。
天岩戸神社をスタート地点として、宮崎県を縦断するように全長300kmほどの ひむか神話街道という観光ルートが設けられています。
今回はこの後大分県に向かうのですが、時間ができたら(できたら、ではなくて作るものですが・・・)3~4日かけてのんびり、テーマを絞って巡るというぜいたくな旅もしてみたいものです。
神話の都 高千穂でたっぷりパワーチャージをして、大分県竹田市へ向かいます。
こちらは、国道325号線沿いにあった高千穂神楽の人形たち。