2022年4月に訪ねた修善寺温泉でチャレンジした「北条と源氏 ゆかりの史跡めぐり」のモバイルスタンプラリーの続きです。
赤蛙公園から少し歩けば、源範頼(蒲殿)のお墓があるようでしたが、お天気が良すぎて暑くなってきたのと、そこまで頑張らなくても8個ゲットが見えてきたので引き返すことにしました。
歩いている途中、「昭和の温泉街」の定番な風景に出会いました。
写真手前は比較的新しいお店ですが、少し先のもう1件は、昭和からそのまま時が止まったような雰囲気を醸していました。
この周辺はいわゆる修善寺温泉街のメインストリートで、高級なお宿が何軒も並んでいます。私が宿泊した「湯めぐりの宿 桂川」はこのメインストリートから少し離れたところでした。
温泉街から少し路地を入ります。
細い路地なのでちょっと不安になりますが、案内どおりにどんどん進みましょう!
5.源頼家の墓
源頼朝の嫡男で鎌倉幕府二代将軍ですが、病気を理由に修禅寺に幽閉された後暗殺されてしまいました。
頼朝が亡くなった後も、鎌倉幕府は身内での争いの絶えないドロドロとした歴史が続きますね(怖~っ)
ここで源頼家のスタンプをゲットし、続いて横にあるお堂へ向かいます。
6.指月殿(しげつでん)
頼家を弔うために母・北条政子が建立した経堂。
伊豆最古の木造建築といわれ、お堂の中には2メートル超という大きな釈迦如来像が安置されています。
ここでは北条政子のスタンプがゲットできます。
すぐ近くには、頼家暗殺後に謀反を企てたものの、事前に発覚し処刑されてしまった家臣たち十三士の墓もあります。
台風被害により(独鈷の湯と同様に)このお墓もこの高台に移設されたそうです。
頼家関連の史跡は源氏公園という少し高台になったエリアにまとまっています。
再び源氏公園から温泉街に下りて歩きます。
7.筥湯(はこゆ)
源頼家が入浴中に襲撃されたと伝わる湯です。
かつては修善寺温泉には7つの外湯がありましたが現在残るのは独鈷の湯のみ。
しかしその独鈷の湯も入浴はできません。そこで往時の雰囲気を再現して造られたのがこの温泉施設で、手ごろに日帰り入浴ができる施設となっています。
温泉に併設される仰空楼(ぎょうくうろう)は、無料の展望台。名称は修善寺温泉を愛した夏目漱石の漢詩にちなんでいるそうです。
こちらでは北条時政(北条パパ)のスタンプゲットです。
8.独鈷の湯公園
再び橋のたもとに戻ってきました。
この公園内にあるスタンプ(比企能員)をゲットして私はラリー終了です。
対岸の修禅寺の前もにぎわいはじめていました。人力車もあるんですね~
スタンプラリーの景品(8か所制覇)をゲット
コンプリートまではあと5個ですが、今回はこの後の予定もあるのでここまで。
8か所のスタンプをゲットしたスマホをもって、帰り道にある景品交換所へ立ち寄りました。
修善寺温泉旅館協同組合(修善寺総合会館内)
旧役場と思われる大きな建物です。
中に入って左側に窓口がありました。窓口でスマホの画面を提示し、確認やらのボタンを進めて完了~
「神鹿の力-パワー-」(縁起もののお守り)いただきました~
中には鹿の角のスライスのようなものが入っています。(ヘビの皮よりマシだわ~)
鹿は財運や豊穣のシンボル、厄除けなど縁起物とされているのだそうです。
スタンプラリー所要時間など
8か所を巡って約2時間。
最初からチャレンジしていたわけではなく、スルーした場所に引き返したり、ゆっくり写真を撮ったりしていたのでゆっくりペースですね。効率よく回れば1時間半くらいで巡ることができると思います。
これにプラスして源範頼の墓を含めた9か所なら徒歩で十分巡れます。
ただし13か所コンプリートを目指そうとするとなかなか体力勝負かもしれません。
北条義時のいる修善寺駅や源義経のいる奥の院などは、徒歩ではこれからの季節はちょっときつそうです。自家用車があれば大丈夫そうですが駐車場の確認もお忘れなく。
また、景品交換の場所が2か所しかありませんので、ルートをうまく考えて効率的にスタンプをゲットできるよう作戦を練っていくことをお勧めします。
修善寺温泉の駐車場
修善寺温泉街には無料駐車場がありません。1日あたり500円ほどが相場です。
時間制ではないので、半日くらいたっぷりと散策やお食事を楽しみながら歩くのが良いと思います。
また、宿泊する場合は早めに到着してお宿に車を置いて散策、あるいはチェックアウト後に駐車場が利用できるお宿ならばお昼くらいまでを目安に散策しましょう。
私はお昼まで駐車可能ということを確認して「湯めぐりの宿 桂川」に駐車させていただきました。玄関にいた男性スタッフさんが親切で、巡るポイントなども地図で丁寧に説明してくださいましたよ。
まとめ
今ふりかえれば、源範頼のお墓もお詣りしておくべきだったと後悔。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の中では癒しを与えてくれた人だったし、なんといっても我が郷土(遠江国=現在の浜松市周辺)出身の方でしたからね。
ドラマでは癒しを与えてくれたいい人たちが次々に亡くなっていくのを見ると切なくなります。
間もなく”ダーク頼朝”も亡くなりますが、最後はいい人として余韻を残して退場になるのかちょっと期待、です。