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【北海道】帯広のソウルフード「カレーショップ インデアン」のカレー

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2022年6月の北海道の旅。

初日のお昼ご飯は、帯広市民のソウルフードとして名高いカレーショップ「インデアン」へ行ってきました。

www.momoyorozu.net

 

帯広といえばこちらも有名な「豚丼」と迷ったのですが、前歯治療中につき豚肉が嚙み切れない恐れがあり断念(悲)。ということで”ここでしか食べられない”インデアンのカレーに決定です。

 

インデアンについて

地元企業の藤森商会が展開しています。企業の創業は明治時代で、飲食店事業などを展開する中で、1968(昭和43)年にカレーショップをにオープン。

店舗は、帯広市内と釧路に12店舗のみ。

食の宝庫 十勝の地元素材をふんだんにに使ったカレーは、濃厚でボリューミーなのにリーズナブル。

地元では鍋持参でお持ち帰りするお客さんも多いとか。

 

インデアン 東5条店

独特な外観とは知っていましたが、これは目立つわ~

帯廣神社周辺を巡った後、近くで駐車場のある店舗ということでカーナビが案内してくれたのがこちらでした。

混雑を避けて午後2時頃におじゃましました。

後で知ったのですが、いちばん新しい店舗のようです。

駐車場は10数台分ありましたが、誘導のスタッフさんが案内してくださいました。

 

店内に入ると、レジ前の待機スペースに数人いたので、この時間でもすごいなと思いましたが、すぐに席に案内されました。

どうやらテイクアウトの方たちが待機していたようです。

 

店内は中心に厨房があって、ぐるりとカウンターが囲んでいるというスタイル。20人ほど座れば満席という感じです。

新型コロナ感染対策もしっかり施されています。

住宅街にあるこの店舗は明らかに地元民御用達で、観光客らしいのは私くらい。

というわけで店内の写真が少ないのです。ホントは壁のポスターとか撮りたかったんですけど・・・

駅に近い店舗なら観光客でも堂々と写真もバシバシ撮れると思いますが・・・

 

インデアンのメニュー

メニューはカレーのみ。ワンコイン以下で食べられるってすごすぎませんか?

※2022年7月から価格から少し値上げされています。

 

あらかじめメニューは下調べしていきました。

インデアンのカレーのベースになっているルーは3種類あります。

インデアンルー

牛肉をふんだんに使用し、数十種類のスパイスで熟成されたカレー

ベーシックルー

ビーフのエキスが溶け込んだルーに玉ねぎを加え、旨味と甘味をひき出したシンプルなカレー 

野菜ルー

大ぶりなじゃがいもと人参、玉ねぎが入ったカレー 

 

さらに辛さも5段階から選べます。

 

具の入ったカレー、例えばハンバーグはインデアンルー、チキンやシーフードはベーシックルーというようにメニューにはベースとなるルーが記載されていますが、この組み合わせも変更自由。トッピングという形で具を追加することも可能です。

私ははるばる北海道まで来た旅人なので、お店のオリジナルともいえるインデアンルーのカレーが食べたい! でもちょっと具が欲しいかな、と。

しかしハンバーグはボリューミーすぎるので、チキンにしました。

オーダーしてから小鍋で個別に温めるので、5分ほど待ちました。

色といい、ボリュームといい、器といいレトロ感満載です。

っていうか具もでかっっっ。(まとめればハンバーグと大して変わらない気がする)

実は私は外食でいただくカレーは、名古屋発祥のCoco壱番屋(ココイチ)か、インド・ネパール系のお店(ナンで食べるタイプ)の2択のみ。どちらもいわばサラサラ(シャバシャバ)のカレーソースです。

なので、このドロドロ系のカレーはある意味懐かしい昭和系といいますか・・・

 

テーブルの前にあった色彩豊かな薬味をトッピング。

定番の福神漬けに加え、シソのしょうゆ漬け、ガリという三つ巴で映えます(笑)

さらに辛さをプラスするスパイスもありましたが、オーダーの時に辛さを増していたのでかけませんでした。

とにかくルーが濃厚で味わい深いです。すっかり忘れていた懐かしい味に再会したような、いやいやこれは初めて食べる味だけど・・・不思議です。

インデアンルーももちろんおいしかったのですが、欲をいえば、ベーシックも気になっていたので、(何度も足を運べない観光客向けに)2種類あるいは3種類同時に味わえるハーフ(ミックス)があったらいいのに・・・と思ったりしました。

 

そして、食べている間に出入りするお客さんたちの様子もウォッチングしていたのですが、ウワサに聞いていた「鍋持参」の方が本当に多いのです。

私が食べ終わる頃には、カウンターで食べている人よりお持ち帰りを待っている人数の方が多かったくらいです。(伺った日は日曜日でした)

カレーを専門店で買って、鍋で持ち帰る文化が定着していることにも驚きでした。

そして、このカレーなら氷点下になる冬はもっと味わい深く、体の芯にしみるのでは?

この濃厚なカレーが愛されるひとつの理由に気候もあるのかもと思いました。

 

ご当地で長年愛され、そして全国展開しないという点では、静岡県内にしか店舗がないハンバーグレストラン「さわやか」にも共通するものがあります。

またお持ち帰りで家族団らんの味として定着していることについては、浜松の餃子文化と共通する部分もあるのかなと思いました。

ソウルフードって、胃袋だけではなく郷愁をも満たしてくれる大切なものですね。

末永く帯広の人たちのカレー愛が続きますように。

 

北の大地の濃厚なカレーごちそうさまでした~

 

www.fujimori-kk.co.jp