2022年6月の北海道の旅。
いよいよ最終日は富良野・美瑛の美しい景色を目指して走ります。旅の前半は曇りと雨でしたが、最終日はできすぎたくらいの好天に恵まれました。
- 富良野は広い!
- 富良野・美瑛めぐりのポイント
- 富良野・美瑛めぐりスケジュール
- 6月中旬の「ファーム富田」
- JR富良野線
- 北海道名物 まっすぐに延びる道路
- フラワーランドかみふらの
- 上富良野町での撮影について
富良野は広い!
パッチワークのような模様に起伏のある畑、ラベンダー畑を中心とした色とりどりの花畑、グルメスポットなどが目白押しのエリアですが、その範囲はさすが北海道な広さ。
北海道民以外は、これらすべてを「富良野市」だと思っている方も多いかもしれませんが(私も最初に行ったときはそうでした)このエリアは、富良野市、中富良野町、上富良野町、そして美瑛町という町で構成されています。
これに少し趣は違いますが(幾寅駅や金山湖のある)南富良野町も加えた面積は、なんとほぼ東京23区の広さ(2194平方キロメートル)と同じ広さです。
とにかく広いので、何をメインにするのか、いちばん撮影したいスポット、食事はどうするのか絞っておかないと走っているだけで時間があっという間に過ぎます(笑)
そして、このエリアの印象はお天気に左右される部分も大きいと思います。
これは3度目にしてやっと写真で見るような美しい景色を堪能できた私の実体験からです。
富良野・美瑛めぐりのポイント
ざっくりこんな絞り方があります。
- とにかくベストシーズンにラベンダー(主に7月限定)
- カラフルなお花畑で写真を撮りたい(6月下旬~8月)
- 青い池は絶対外せない
- 道の駅でお食事やショッピングも楽しみたい
- 起伏のあるパッチワークのような畑の絶景を楽しみたい
- とりあえずテキトーに走って景色を楽しめばそれでよい
また、見学スポット(特にお花畑)は有料と無料がありますので、予算をどこにかけるかというのも重要ポイントです。
そして足を何にするか・・・公共交通機関ではかなり範囲が絞られてしまうので、レンタカーあるいは自転車(電動アシスト)をおすすめします。
ちなみに私は20年前に普通の自転車を借りて美瑛を巡ろうとしましたが、かなりきつかった記憶から今回はレンタカー一択です。(帯広から走り続けていますが・・・道が広く、車も少なくてラク)
富良野・美瑛めぐりスケジュール
私は3度目の再訪、6月中旬ということでラベンダーの季節には少し早い時期でしたので、パッチワークの畑が見られるルートを巡りました。お花畑はあくまで無料で楽しめる範囲で。
タイムアウトとなる旭川空港到着まで約5時間ほどのルートです。
- ファーム富田(中富良野町)
- 江花パノラマロード・ジェットコースターの道(上富良野町)
- フラワーランドかみふらの(上富良野町)
- 青い池(美瑛町)
- 白ひげの滝(美瑛町)
- 美瑛パッチワークの丘めぐり(美瑛町)
お天気に恵まれ、ドライブしながら目に入る景色すべてが絶景すぎて、いちいち停車して写真を撮っていたら、これだけでも押しまくりのスケジュールになってしまいました(>_<)
この好天ぶりでは、ゆっくりティータイムとかご飯食べているヒマはありません(笑)
それでは、ドライブ前半のようすをご紹介します。
6月中旬の「ファーム富田」
ファーム富田のすごいのは、シーズン問わず駐車場も入園料も無料!!
もっと商売してもいいんじゃない?とアドバイスしたくなるくらいです(苦笑)
駐車場
(平日午前10時頃)こんなに余裕があるのはまだベストシーズン前だからです。見ごろのシーズンには、この時刻では駐車場に入る渋滞が起こるそうです。
ラベンダーはご覧のとおり
しかし、工事中好き♡な私は、けっこうこういう風景に和みます。(これから完成するワクワク感)
ラベンダーはまだでしたが、映え写真が撮れるようにちゃんと準備されているんです。
上の写真はラベンダー畑じゃなくて、手前はチャイブ(蝦夷葱)、奥はサルビアプラテンシスです。
トラクターもムダに可愛い♡
着眼点がズレまくりですね、私。
温室の中に早咲きのラベンダーが咲いていたので、香りは十分に楽しむことができました。
ギャラリーにある写真で丘の上のお花畑も見た気分に。(一応20年前にこのお花畑で写真を撮っています)
なんといってもゆったり歩けるのが一番!北海道に来てまで渋滞と人込みだけは勘弁願いたいのです。
六花の森では少しだけ咲いていたハマナシ(ハマナス)が駐車場付近で満開でした。
左がハマナシ 右はチャイブ
次はちょっと鉄道ネタ入りま~す(笑)
JR富良野線
さえぎるもののない直線のJR富良野線の線路が美しい~
前日訪ねた幾寅駅へもかつては列車がつながっていたと思うと、ちょっぴり染み入るものがあります。
この周辺は車でのアクセスがベストなのは間違いありませんが、旅の風情を楽しむひとつとして鉄道というのもありです。
ファーム富田へ徒歩圏内となる臨時駅「ラベンダー畑」には、期間限定・列車限定で停車します。
前回訪ねた時に乗車したノロッコ号(2002.7)
車両のようすは、現在もほぼこのままのようです。
写真を撮ってもらおうと声を掛けたら日本語が通じない・・・すでにこの時も隣国(台湾かな?)の観光客が多かった記憶があります。
北海道名物 まっすぐに延びる道路
ファーム富田から上富良野町にある「ジェットコースターの道」を目指す途中に偶然停車したスポットです。
パノラマロード江花
「かみふらの八景」のひとつです。
駐車場はありませんが、退避スペースのような場所から車が出たタイミングで駐車。
ジェットコースターの路
撮影地点にもよるのでしょうが、パノラマロード江花のほうが迫力ある感じですね。
しかし、いずれも目印の建物が少ないのでナビが時々迷います(苦笑)
フラワーランドかみふらの
上富良野町を代表する花のスポットで、駐車も入園も無料。
入口の建物は、おみやげやお食事が楽しめるスペースとなっています。
その先には正面に十勝連峰、眼下に上富良野の町が見下ろせる大パノラマが広がります。
ここもラベンダーは咲きはじめでしたが、ルピナスが満開。
以前訪ねた時もルピナスが印象に残っているので、どうやら私はほぼ同じ季節に来ているようす(笑)
ロケ隊がいましたが、遠目に見ていると高橋克実さんのようでした。
園内では名物「トラクターバス」も運行中(有料)
本来ならお花畑をゆっくり楽しみたいところですが、急いでクールダウン。
この日の富良野周辺の最高気温は26度でした。盆地の暑さ侮れません。
DIYな雰囲気がする建物の中で、これまた手作り感たっぷりのPOPを見てラベンダー氷フロートいただきました~
こちらは、フラワーランドかみふらの入口前の道。
このような道は各所にありますが、名もないこの道が、今回いちばん”ジェットコースター的”な雰囲気を味わえましたよ。
上富良野町での撮影について
この後向かう美瑛町と比べると、上富良野町の道沿いには駐車場や撮影スポットが特に設けられているわけではありません。(裏を返せば美瑛町は観光公害がひどくなり、そういう場所を設けざるをえなくなったともいえます)。
そのため、突然停車したり、無理なUターンはしないようご注意ください。
また農業をされている方の邪魔にならないように気を付けるのは鉄則。
そして、畑への立ち入りは言語道断です。作物の生態系にも大きな影響を及ぼすので絶対におやめください。
この後は、美瑛町のあの有名な池に向かいます。