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【北海道】絶景!ベストシーズン6月の「美瑛青い池」と「白ひげの滝」

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2022年6月の北海道の旅。

絶好のドライブ日和の中、上富良野町の「フラワーランドかみふらの」からほぼ真東に位置する人気スポット 青い池へ向かいました。

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青い池の場所と駐車場

美瑛町の中心から南東、白金温泉の近くにあります。パッチワークの丘のあるエリアからは20km近く離れているので移動時間のカウントに注意が必要です。

美瑛駅や上富良野駅から車で30分ほどの距離です。

見学は無料ですが、駐車場は2020年から有料化され、普通車は1回500円となっています。

滞在時間15~20分を考えるとちょっと高い気もしますが、有料化によって駐車場がアスファルトで整備され、トイレや売店もあります。

池周辺の環境を整備するためには必要な金額だと思います。

駐車場から池までは歩道を歩いて2~3分。

なんか見えてきた!

絶景!青い池

到着してすぐ、特に位置やアングルなど考えず、見たままに撮った1枚です。まったく手を加えずこの色、どうでしょう!?(カメラは Google Pixel 4a)

実はこの1枚がここに20分ほど滞在した中で、いちばんのお気に入り♡

風の動きで水面が波立ったり、雲の動きで影ができたり・・・水面は数分で変化するのです。

3分後に撮影したものです。

波立つほうがきれいという人もいるかもしれませんが、そこは好みで。

幸い人出の少ない時間帯だったので、しばらく立ち止まって撮影できました。

池の周りの歩道もこんな感じ。その後、数分で人が増えました。

北海道では、この6月中旬がいちばん若葉の色が美しいと確信しました。

立ち枯れのカラマツが池の美しさをひときわ引き立てています。

池の底の堆積物のせいでしょうか。ところどころ色具合が変化しています。

 

撮影におすすめの季節・時間帯は?

ベストな季節

四季折々の美しさがある青い池ですが、名前のままの「青い池」を撮るなら、日差しがもっとも強く、晴天の多い5~6月がおすすめといわれています。

とはいえ、雨が降るときは降りますし、今や全国どこでもゲリラ的豪雨も発生します。

雨の直後は池も濁ってしまい青さは消滅します。あとは運です(笑)

ベストな時間帯

午前中は逆光になります。午後も遅い時間になると日陰になるので、ズバリ!おすすめなのは正午頃です。

多くの観光客がお昼ご飯を食べてのんびりしている時間は穴場です。

私が撮影した時間は12時半頃。途中、道の駅に立ち寄ろうか迷いましたが、直行して正解でした。

今回、青い池の撮影に照準を合わせてルートを考えましたが大正解でした。

こんな調子なのでお昼ご飯は・・・帰りの空港で15分でラーメンを食べるという結果になりましたけど(爆)

 

同じような池の写真ばかりなので、ちょっと目線を変えて移動しました。

青い池が青く見えるルーツをたどる

そもそもなぜ青い池はこんな青い色になっている(見える)のでしょう。

青い池が青く見える理由

上流の白金温泉地区で湧出している「白ひげの滝」などからアルミニウムを含んだ水が、美瑛川の河川水と混じることにより、コロイドが生成されます。太陽光が水中のコロイド粒子と衝突し、波長の短い青い光が散乱されるため、青く見えると言われています。

(青い池の説明板より引用)

わかったようなわからないような・・・コロイドとは普通の顕微鏡では見えないほどの粒子だそうです。

この池は十勝岳噴火による火災泥流を防ぐために美瑛川に造られた砂防ダム(堰堤)により偶然に生まれたもので、知る人ぞ知る的なスポットでした。

この青い池が有名になったのは、2012年にApple社のパソコンの壁紙になったことがきっかけでした。どおりで2回も美瑛を訪ねているのに、ここを訪ねるきっかけがなかったわけです。

ダムと聞けばダム好きな私♡は即反応。砂防ダムが見えるスポットへ。

上の写真の左、展望スポットから川を見下ろすと・・・

川がせき止められて傍流となり、青い池に水がたまっているようすがわかります。

写真奥のコンクリート構造物が砂防ダムです。

しかし、この川の上流はどうなっているのでしょう。

説明板にも書いてある「白ひげの滝」がどうなっているのか気になります。

ということで・・・・

「白ひげの滝」に行ってみた

青い池から約4km。車で5分ほど。

白金温泉パークヒルズホテルのすぐ横。この橋から見下ろせます。

このようなゆったりした日だったので、橋の手前の空きスペースに駐車しました。

見学者用の無料駐車場があるので、休日などはそちらを利用しましょう。

橋の上から見た白ひげの滝

川が青い! 滝の流れも、新緑とのコントラストも全てが美しすぎる!

まるで糸のようですが「白ひげ」です(笑)

さらにすごいのは、この滝は(上に川や湖があるわけではなく)岩の割れ目から伏流水が染み出ている国内でも珍しい潜流瀑(せんりゅうばく)ということ。

滝の美しさもさることながら・・・

やっと全容を現した十勝岳連峰の山々と滝と新緑のコントラストが見事。

旅の前半は曇りと雨。途中の峠では真っ白な霧に包まれるほどでしたが、この晴れっぷり。逆ルートにしていたらこの絶景に出逢えませんでした。

こちらは美瑛川。写真の上(下流)に青い池があります。

青い池だけで満足して帰る人も多いと思いますが、これは見る価値あります!

正直に言うと、当初「白ひげの滝」に行く予定はありませんでした。名前からして「白糸の滝」程度のものだろうとナメていましたから(by.静岡県民)

しかし、ホテルのスタッフさんから「青い池に行かれるなら、ぜひ白ひげの滝にも行ってください。このお天気ならおすすめです」とアドバイスいただいたのです。

地元の人がおすすめする場所には素直に行ってみることを最近心がけている私。

ホテルのスタッフさんに感謝です。

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そしてもうひとつ感動した風景がこちら

美瑛富士

青い池と白ひげの滝に向かう間に、この感動的な姿が目の前に現れるのです。

(残雪の付き方が違うけど)形はかなり富士山に似ていますよ~

 

十分”晴れ女パワー”を発揮したので、ゆっくりティータイムでも楽しみたいところですが・・・このお天気をムダにしたくないので、この後 美瑛の丘を走り回ります。