2022年7月の山形旅行記スタートです。
名古屋小牧からフジドリームエアラインズ(FDA)を利用して旅に出ました。
県営名古屋空港のコンパクトさが便利すぎて、これからの旅の計画が根底から変わりそうです。
名鉄西春駅から路線バスでアクセス
セントレアができる前の名古屋空港だった時代は、友人と自家用車で空港まで行くことも多かったのですが、年も重ねたおひとり旅では鉄道一択。
名鉄豊橋駅からはゆったり特急指定席を利用。”プラス360円の極上空間” 一度味を知るともうやめられませ~ん。
名鉄名古屋駅で犬山線に乗り換え、西春駅発着の路線バスを利用しました。
名鉄バスの運行で所要は25分、バス料金は350円でした。
前回(帰りの便のみ利用)利用した名古屋駅直通のバスと比較してみようと思ったのですが、結果時間的にはほとんど変わりませんでした。
ただ、名古屋駅のターミナルから屋外へ出てバス停まで歩く必要がないのはラクかも。
県営名古屋空港ターミナル
かつては多くの路線が発着していたターミナルですが、今は完全に地方空港といったターミナル風情です。
運航しているのはフジドリームエアラインズのみ(JALとのコードシェア)
8都市に就航していて発着便はそこそこありますが、利用した午前9時台は便が少なくこんな感じ。
自動チェックイン機もあります。
が、私はバースデー割(Web購入のみ)でチケットを購入しているので、カウンターで誕生日の確認手続き(運転免許証を提示)がありました。
チェックイン手続きも無事済ませ、荷物を預けました。
ターミナル内のショップ
小規模な空港ながらも、1階フロアには、コンビニ(ファミリーマート)、ギフトショップ、コーヒーショップ(タリーズ)、レストランが入っています。
愛知県が生んだ天才棋士 藤井聡太さんは愛知県瀬戸市のご出身
何が人気だろうと眺めていたら、我がふるさとの銘菓がランキング1位じゃん!(うれしいけど、三重県の赤福が殿堂入りとか・・・ちょっとビミョーだわ)
なお、県営名古屋空港にはラウンジはありません。
3階の展望デッキから
まだ時間もあるので3階へ。本日搭乗する機体は黄色(7号機)です。
この時間、駐機場にはこの1機のみですが、こちらの展望デッキは機体も近く、金網もガチガチではないので撮影しやすいのです。
下は機内から見た展望デッキのようす。
保安検査場から搭乗待合室
みなさん行動が早いようで、すでに保安検査を通過していて待ち時間ゼロ。
保安検査場を超えたら搭乗待合室。このコンパクト感どうでしょう!?
左側にソファー席が少しあるくらいで、待合室はこれがほぼすべて。
出発便が重なるとかなり人が密集しそうな気がしますが・・・どうなんでしょうね。
正面のガラス越しに、機体が待機している様子が見えます。
羽田空港やセントレアのように、(ターミナル内で遊んでいるのでいつもギリギリ)保安検査場を過ぎてから搭乗口まで足早に歩き汗だくになることもありません。
若いころはでっかい空港の方が楽しいに決まっていましたが、今や往路ならすぐに搭乗できるこのコンパクト感がありがたいです。
FDA381便(JAL4321便)搭乗
優先搭乗はハンディキャップがある方のみ。
大手の場合、航空会社の上級会員からの搭乗になりますが、フジドリームエアラインズにそんなものはなく、JALの上級会員も”平民”になります。(笑)
ローカルチックですが、案外便数多いんですよこの空港。
正面の搭乗口へいざ! その先はこの通路をまっすぐに進みます。
ゲートBの案内を左へ。いったん屋外に出て、タラップから搭乗。
この解放感が素晴らしい! 雨が降っているときは傘も用意してくださいます。
6~7割の搭乗率でした。一時に比べたらずいぶん回復していますね。
相変わらず私の隣は”隣席ブロック”状態です(笑)
FDA381便(JAL4321便)離陸
今回いちばん驚いたのは、プッシュバックせずに前進のみで滑走路へ向かったこと。
駐機している位置が絶妙で、ちょっと前進してそのままゆっくりUターンしたのです。
ヘリコプターやセスナ、航空自衛隊小牧基地など、この空港にはたくさんの飛行機たちがいます。
しかし離陸待ちなんてありません。滑走路に入ったら即離陸。早っっ。
地元民ではありませんが、名古屋周辺は地理感覚もあるので眺めていると・・・
小牧山城発見!
城好きにはたまらないこの絶景!
小牧長久手の戦いでは徳川家康が陣を置き、豊臣秀吉に屈しなかったという歴史に残る名城です。
朝食クロワッサン付きドリンクサービス
わずか1時間弱の搭乗ですが、ドリンクサービスもあります。
そのうえ、フルキャリアの航空会社の上をいく素晴らしいサービスがあります。
朝の便ではクロワッサンがついてきます。コーヒーとともにいただきます。
それ以外の便でもシャトレーゼの焼き菓子やご当地のお菓子が提供されます。
クロワッサンは小牧に本社をおく株式会社コモさんの提供。おしぼりは、静岡県島田市のハラダ製茶さん。
各機体には自治体のスポンサーがつくこともあります。この黄色の機体は、島根県とコラボしていて、機内ではCAさんから島根のPRもありました。
企業や自治体とコラボしてサービスにつなげる・・・素晴らしい経営能力ですね。
バースデープレゼントはオリジナルポーチ
バースデー割の利用者がいただけるプレゼント。
今年はカラフルな飛行機が描かれたオリジナルデザインのポーチでした~(*^▽^*)
昨年いただいたネームタグも愛用させていただいています。
今回のルートはほぼ内陸。岐阜から富山、新潟から山形というルートでした。
浮かれて写真を撮っている間に機体は下降しはじめました。
山形上空は山(奥羽山脈)がとても近く、スリリングな飛行でした。
着陸直前には、フルーツ王国を感じる果樹園らしき景色が見えてきました。
「おいしい山形空港」着陸
山形県東根市にある空港です。
山形にはもうひとつ庄内空港がありますが、いずれも空港名に「おいしい」を冠しています。公募で決められたこの名前にはこんな意味があるそうです。
「おいしい」という言葉には、「味が良い」という意味だけではなく、「好ましい」、「見事だ」という意味があります。 「食、景色、祭り、温泉などすべてがおいしい。」そんな思いを込めて、愛称を「おいしい山形空港」に決定しました。 (山形空港公式サイトより)
ご当地名物がディスプレイされるターンテーブル周辺はご覧のとおり
米どころ、酒どころの山形ですね
こちらも小さい空港なので、到着してターンテーブルで荷物を受け取るまで10分もかかりません。ワンダフォ~
出てすぐの観光案内ブースで情報収集。
こちらのスタッフさん、とても親身になってアドバイスしてくだり有益な情報をたくさんいただきました(特に日帰り温泉はよかった~)
空港前には到着に合わせて山形駅行きの赤いバスも待機していましたが・・・
地方都市はレンタカーで走り回りるに限る!!
レンタカーで観光に出発
通常はここから営業所などに送迎となるのですが、今回はカウンターで手続きをしたらキーを受け取り、駐車場まで各自歩いて勝手に乗っていくというスタイル。
コロナ感染対策やら人手不足やらでの対応策のようです。
営業所のスタッフがいないのをいいことに、折り返し出発を待つ機体を撮影したり、スマホをBluetoothにつないだり、のんびりと準備をしていました。
すると、ここには来ないはずのスタッフさんに「どうかされましたか?」と声をかけられてしまいました(>_<)
操作がわかってないんじゃなくて、いろいろスンタバイすることがあるんですよ~(多分、機械音痴のオバサンだと思われたんだろうな)
まあせっかくなので、おすすめのルートや立ち寄り情報など教えていただきましたよ。
ということで、山形県内走ります!