今年の大河ドラマ「どうする家康」。舞台は遠江(浜松)へ。
家康はこの地にあった今川領の引間(ひくま)城を落とし拠点を移します。
3月18日に浜松の大河ドラマ館がグランドオープンした直後に行ってきたようすをご紹介します。
プレオープンのようすはこちら
浜松大河ドラマ館の立地
ここはもともと二の丸御殿があった場所です。
奥に見えるのが浜松城の天守。またこの撮影地点の背後(国道をはさんで東)に引間城跡(現在の浜松元城東照宮)があります。
引間(引馬とも表記)では縁起が悪いからと「浜松」に改名し、城の中心を移転したのも徳川家康が入った時代のこと。
プレオープンに行った時はどんより曇り空でしたが、今回は・・・
見事な晴れっぷり。出世広場に天守閣が映えます。
これから出世広場の芝生も緑になってくるとさらに美しくなるでしょうね。
平日の午後一番。
ゲート付近のボランティアさんに館内の混雑状況をお聞きすると「午前中は混んでたけど、今はそんなでも」と言われたのでGO!
オープン初日の18日は冷たい雨の中、並んでいる方がたくさんいるようすをテレビで見たのでどうか思いましたが・・・ 週末や連休は混雑必至なので予約をおすすめします。
葵の御紋の幕のあたりのがチケット販売窓口になっています。
私は前売り券を持っている(プレオープンとの共通)のでそのまま入口へ。
3月時点ではまだ検温・消毒と消毒がありました。
そして強制ではありませんが、マスクは継続という雰囲気でした。
館内の間取りはプレオープンの時と同じですが、展示内容がガラリと変わりました。
浜松大河ドラマ館 館内のようす
エントランス
全く並ぶことなく入れました。(平日の午後2時頃です)
チケットを提示した先では、松潤家康の大きなパネルとメッセージ映像(動画映像は撮影禁止です)でお出迎えです。
ドラマ紹介(脚本家などのメッセージ)やドラマシーンの写真を見ながら進みます。
浜松城城門のセット
浜松大河ドラマ館の最大のみどころは、原寸大のセット展示。
過去の大河ドラマ館でもたまにあったかもしれませんが、今年は(今のところ)浜松だけ。
ここにあるのは浜松城の門。
戦国時代の真っただ中、家康が浜松に来た頃は「多分こうだったんじゃないか」という門が再現されていますが、それにしてもみすぼらしい浜松時代・・・(悲)
旗なんて思いっきり手書きの三つ葉葵の原型!?みたいな感じ。
これが、のちに立派な三つ葉葵に変わっていくところも家康の成長ということでしょうかね。
出演者パネル
おなじみの出演者紹介と登場人物相関図です。
グランドオープンの式典には、本多忠勝の叔父 本多忠真を演じた波岡一喜さんが列席されました。書きたてほやほやのサインを見ることができました。
そして、本多忠真と夏目広次のふたりは、三方原の戦いで徳川家康を、もっといえばこの遠江を命がけで救ってくれた功労者。俳優さんたちの熱い演技にも注目!
※追記※
夏目広次を演じる甲本雅裕さんは、5月5日に浜松市中心部で行われる騎馬武者行列に参加されます。
【お田鶴の甲冑】
先日放送されたばかりの引間城主・お田鶴(おたづ)の衣装です。
紀行で紹介されたお田鶴を祀る神社(椿姫観音)がここから徒歩で10分くらいのところにあります。
そして大河ドラマ館の中でいちばん広いメイン展示エリアへ。
プレオープンでは、北大路欣也さまのお衣装なども展示されていたエリアです。
ドラマセット 出丸見張り小屋
浜松城の”最前線” 出丸にある見張り小屋のセット(スタジオ撮影で使用)です。
地元民でもこの「出丸」の存在を知っている人はほとんどいないと思います。
浜松城の南、現在の市立中央図書館の東の階段下にひっそり石碑と案内板がありました。
この付近には 重臣の鳥居元忠(ドラマでは音尾琢真さん演)の屋敷があり、鳥居曲輪(くるわ)という記録も残っているそうです。
わざわざ見に行くほどのスポットではないですが「家康の散歩道」がてらどうぞ。
衣装・小道具展示
家康と瀬名の衣装が間近で見られます。
撮影中だとレプリカの展示も多いのですが、こちらは「本人着用」だそうです。
右は、阿部”信玄”のお衣装。やっぱりデカっっっ。
ドラマで登場したばかりの小道具も展示されています。
阿部寛さんに関しては、他のドラマでよく見せる「嫌味でねちっこいヤツ」がまだ開花していないと思うのは私だけでしょうか? これからが楽しみです。
アトラクションコーナー&記念撮影コーナー
松潤家康と瀬名と一緒に撮影可能です。
私は地味に隅っこにいたこちらの方と撮影したいくらいでしたが(笑)
背景が甲斐の国(躑躅ヶ崎館)みたいですね。
「タイトルバックで遊ぼう」コーナーは「どうする家康」の文字を踏むと、スクリーンの映像が連動するしかけ。まあ、子供さんは楽しめるかな!?
4Kシアター(映像コーナー)
例年、大河ドラマ館 一番の人気コーナーです。
ここでしか見られないオリジナル編集映像が見られます。
2023年3月現在の公開映像は2本立て。
・浜松へ~家康天下人への足がかり~(約10分)
・ドラマと音楽~言葉にできないものを曲に込めて~(6分)
浜松ロケの様子などいわゆるメイキングなので、(地元民中心に)熱心に見ていました。20席ほどの椅子は満席の上、同数くらいの立ち見がいました。
どこでロケしたんだろう・・・と思っていたら2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台となった市内北部の井伊谷付近だそうです。
ちなみに南区の海岸付近で撮影されたものもあるそうですよ。あとは見てのお楽しみ~
この先は撮影出口まで撮影禁止区域ですが、「嵐ファン」「松潤ファン」がうれしいスナップ写真コーナーやサイン色紙などが展示されています。
ゆかりの地を巡るスナップは、岡崎大河ドラマ館にもありました。
所要時間は、4Kシアターをしっかり見て約30~40分ほどです。
なお、展示入れ替えがありますので、ご紹介した衣装や小道具が見られないこともあります。
以下に大河ドラマ館についての情報をまとめました。
浜松大河ドラマ館について
【名 称】浜松 大河ドラマ館
【所在地】浜松市中区元城町102-1 浜松城公園東
【開催期間】~2024年1月14日
【開館時間】10:00~18:00(入場は17:30まで)
【休業日】なし
【入場料金】おとな800円 こども400円
オトク情報① 浜松城とのセット券
浜松城の入場料はおとな200円。
大河ドラマ館とのセット券は、100円オトクな900円となっています。
(2021.329 撮影)
オトク情報② 大河ドラマ館相互割引
浜松、岡崎、静岡の3つの大河ドラマ館の相互割引があります。
入場券やリーフレット提示で割引(おとな800円→640円)が受けられますので、静岡や岡崎に行ってきたという方はご持参するとオトクですよ。
逆に浜松に行ってから、岡崎、静岡に行くという方も入場券は捨てずにお財布にでも入れておきましょう。
オトク情報③ 駐車場割引
浜松城公園駐車場は、グランドオープン後は観光バスなども入るため乗用車の駐車台数がかなり制限されています。
市内いたるところに「大河ドラマ館専用駐車場はありません」の看板が立っているので、基本的にはここには停めないほうがいいということのようです。実際、平日でも入庫待ちの車列ができていました。
対応策として、大河ドラマ館チケットをお持ちの方が提携駐車場を利用すると300円の割引が受けられます。少し歩いて民間の駐車場を利用するのがオトクだと思います。
最大料金が決まっている(500~1000円くらい)ところもありますので、家康ゆかりの地を散策したり駅周辺で浜松グルメを楽しんでいくことをおすすめします。
館内の情報や提携駐車場についてはこちらから
最後に個人的にオススメ駐車場をここでこっそり・・・
ズバリ!「D-Parking 浜松ゆりの木通り」です。