2023年8月のシドニー旅行記です。
シドニー市内は近代的なビルと歴史的建造物が調和する美しい街並みです。
この記事ではオペラハウスと並ぶシドニーで見ておくべき有名建築をご紹介します。
その前に世界遺産のこちらもぜひ。
QVB(クイーン・ビクトリア・ビルディング)
ロックスマーケット散策後、サーキュラーキーからライトレール(L2またはL3)に乗ってQVBで下車。
QVB、チーズとよくにたスペルですが違います(笑)
目的地は停留所の前。まるで美術館か教会と思うような歴史的建造物です。
QVBの概要
クイーン・ビクトリア・ビルディング(通称 QVB)は1898年に当時の英国国王ビクトリア女王の即位50年を記念して建てられたもの。
ロマネスク様式の建築で、ドームなども備えた美しく豪華な造りになっています。
当時はコンサートホールやショールームなどが入っていましたが、のちにシドニー市役所として使われていた時代もありました。
老朽化に伴う解体の危機を乗り越え、1986年に現在のようなショッピングモールとして生まれ変わり、市民や観光客でにぎわっています。
ちなみにこの建物ができた1898年は日本では明治時代です。
国内の”同期生”となる建造物に美保関灯台(島根県)や道後温泉本館(愛媛県)、日本銀行本店などがあります。
QVBのアクセスと立地
ライトレール(L2/L3)の走るジョージストリート(Geroge.st)と主要幹線のヨークストリート(York.st)の間に立地。
地上4階、地下2階の細長い建物で、南側にはシドニー市役所(Town Hall)という市の中心部に立地しています。
建物はQVBの停留所のすぐ目の前ですので、ライトレール(L2/L3)に乗車していれば車窓からもその姿を見ることができます。
建物外観
このQVBは「世界一美しいショッピングモール」と称されています。
外観でも十分それが感じられますが、中に入るとさらに納得です。
ということでさっそくこちらから。
建物内部のみどころ
入口上部のステンドグラスも素晴らしいですが、天井ドームのステントグラスや階段の意匠も必見。
壁の色も階によって異なりカラフルです。
最上階からのこのこの風景、どうでしょう?
大きな時計もインパクトあります。
こちらの時計はグレトート・オースラリアンクロックで、オーストラリアの歴史がジオラマで表現されています。
ウェディングドレスの撮影と思しきカップルたちも。
こちらはもうひとつの時計 ロイヤルクロック。
毎時ちょうどになるとからくり時計が動きだすそうです。
吹き抜けが美しい! 回廊が美しい! 時計が美しい! 何から何まで上品☆彡
ショッピングフロア
上品なんだけど、どこかで見た風景というか・・・
ブログでつぶやいている人もいますが イオンモールみたいっ(笑)
しかしこのあたりはGINZA SIX並みの高級ブランドなので、目の保養に歩くだけ~(笑)
上層階はハイブランド中心です。
オーストラリア発祥といわれるUGG(アグ)も入っています。
しかし、奥まで歩いていくと何やら雰囲気が違うお店が・・・
おもちゃ屋さんっぽいので入ってみました。
まさかのガンダムに
われらが静岡県が誇るプラモデルのタミヤの商品もありました(^^)v
この品揃え、とても海外とは思えません。日本カルチャー恐るべし。
またまた余談ですが、静岡県中部地域がプラモデル生産の一大産地になった理由に、東照宮や浅間神社など徳川家康に関わる寺社関連の(木工)職人さんが多かったことが由縁といわれています。
このプラモデル屋さんはちょっと例外でしたが、上層階はハイブランド中心ですが、地下フロアはスポーツブランドや雑貨など、比較的お手頃なお店が並んでいます。
メルボルン発祥の紅茶ブランド「T2」もあります。
茶葉の箱もですが、ド派手な茶器やカップがずら~り。
このあたりならオーストラリアらしいおみやげも見つかりそうです。
予算が合わないという方はこちらへ
そしてこのあたりはイオンモールっぽい!?のでホッと安心するエリア(笑)
飲食フロア
QVBの中にはレストランやカフェもたくさんあります。
しかし、このように通路が客席になっているので落ち着いて食事できる気がしないゾ
1階に行ってみたものの、こちらは中央通路にベーカリーやカフェなどテイクアウトできるお店が出店している上に、すでに客席は埋まっていて人口密度高すぎです。
というわけで地下ならどうでしょう?
実は地下は近隣の建物とつながっていて、どこまでがQVBなのかいまいち把握できておりませんが・・・
けっこうな数のフードコートなどがありました。
アジア系のフードが多いなと感じました。
で、オーストラリア2日目だというのに、寿司を食べる私たち。
この手のものは日本人経営ではないのはわかっていますが・・・まあお手頃なので。
ライトアップされたQVB
隣接する市役所の建物も風情があります。
日中はデモのような団体がいてちょっと近寄りがたかったのですが、ライトアップする頃には静かになっていました。
まとめ
オーストラリアは歴史は浅い国ですが、イギリスやイタリアで見るような重厚で美しい建造物も数多くあります。
近代的ビルとの調和も素晴らしく、街並みを見ながら歩くだけでも楽しいです。
ふ頭に近いロックス地区周辺も古い建物が多く、背景には高層ビルとのコラボも見られておすすめです。(数少ないスタバも歴史的建造物に店舗を構えています)