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【シドニー旅行記15】雨のブルーマウンテンズ国立公園とルーラの町散策

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2023年8月のシドニー旅行記です。

現地ツアーに参加し、郊外にあるシドニー動物園で1時間。

続いて向かうのはこのツアーのメインスポットでもあるブルーマウンテンズ国立公園です。

www.momoyorozu.net

 

動物園を出発して再び高速道路を走り約1時間。

ブルーマウンテンズ国立公園に入ってきました。

ブルーマウンテンズ国立公園について

シドニーの中心から約100kmほどに位置する標高600~1000メートルほどの山々が連なる国立公園。Blue Mountains National Park

その広さは100ヘクタールで青森県とほぼ同じ広さです。

2000年に世界自然遺産に登録されています。

 

ユーカリの木や、太古の植物が生息。オーストラリア固有の生物も多い地域で

ブルーマウンテンズの名称の由来は、ユーカリの葉の油分が蒸発する時に太陽に反射して青い霞が発生することから。

ちなみに高級なコーヒー銘柄で知られるブルーマウンテンはジャマイカにある山の名。そちらとはまったく無関係です。

 

油分が多いと聞いて納得しましたが、この周辺では2019年秋頃に大規模な森林火災発生しました。

この時の火事は日本でもニュースになり、シドニー市内にも煙が流れてきたそうです。

実はこの翌年の春にシドニー旅行を計画していた私たちは、このニュースをきいて旅行先をカナダ(バンクーバー)に変更したのですが、それもコロナ禍の拡大でキャンセル。結果、当初の予定通りシドニーというわけです。

 

視界がガスってきてしまい、これはまずいなぁ…

キングステーブルランド

別名 リンカーンズロックといわれる展望スポット。

ブルーマウンテンズは2億3千万年前の地質だそうで、その歴史はアメリカのグランドキャニオンより古いのだとか。

書きやすいのか岩には落書きがいっぱい。これ合法!?

断崖絶壁にせり出す岩に座ってスリリングな写真が撮れる人気スポットですが・・・

周囲が真っ白なので迫力に欠けてしまいました。

しかし、ここには柵のような構造物はありません。海外あるあるですが、岩場から谷底に落ちても自己責任です。

こんなお天気なので20分ほどの滞在で次!

 

シーニックワールド

ブルーマウンテンズ国立公園のツアーでのメイン観光となります。

一帯はかつては炭鉱だった場所。閉山した炭鉱跡に乗り物などを整備し、観光スポットとして開発されたようです。

 

台湾の人気観光地 九份(きゅうふん)に近い金瓜石も鉱山跡を利用した公園や博物館施設、日本式の住宅跡が整備されていました。

www.momoyorozu.net

日本では、ダム開発のためにつくられた交通手段を観光客向けに解放した立山黒部アルペンルートみたいな感じでしょうか?

www.momoyorozu.net

 

シーニックワールドでは3つの乗り物とウォーキングで大自然と炭鉱の歴史などを楽しむことができます。

バスを降りて早速乗車です。

Skyway(スカイウェイ)

通路と思って進んだ先は巨大なゴンドラの中。

景色はご覧のとおりで・・・これも晴れていればもっとスリリングな空中散歩かと。

自称 晴れ女の私ですが今回の旅で唯一残念なお天気となりました。

振り返ってみるとロープウェイやケーブルカーとの相性が悪いようです。

カナダ バンフのゴンドラの時もこんな感じでした。

www.momoyorozu.net

 

ランチタイム

ケーブルカーに乗って2分ほどで大きなレストハウスに到着。

ここでランチタイムです。

今回のツアーではシーニックワールドの乗り物とランチクーポン全部込み。

ツアーによってはこれらが現地払いの別料金となることもあります。

クーポンはひとり26ドル分(当時のレートで約2500円)あるというので、たらふく食べられると思いましたが・・・

フィッシュアンドチップスとドリンク。プラス チュッパチャップス。

これでクーポン使い切りました。これは円安というより物価高&観光地価格の洗礼。

選択肢としてはハンバーガー(2種)もあります。

普通のハンバーガーと名物の黒いハンバーガー(炭鉱にちなんで炭の練りこまれた黒いパン)。

フライは揚げたてサクサクで美味しかったですけどね。

 

食後は再び乗り物に乗って谷底へ向かいます。

 

Railway(レールウェイ)

世界で最も急な乗り物ともいわれるケーブルカーです。(斜度は約50度)

左は乗り物を待つ階段状のスペース 右がケーブルカーの車両。

シートベルトのような設備はなく、バーにつかまって谷底へまっしぐら。

そこらの遊園地のアトラクションよりスリリングでしたがほんの一瞬でした~

下から見上げたらこの傾斜にびっくりです。

 

Walkway(ウォークウェイ)

谷底に着く頃に雨が強くなってきました。

しかし、ここからはしばらく森林の歩くコースです。

木々のおかげで多少雨がしのげたのと、冬ですが気温もさほど低くなかったのが幸いでした。

歩道沿いには炭鉱の名残を紹介する展示もあります。

私たちが歩いたのはほんの一部ですが、全長7kmにも及ぶウォーキングコースでは、絶景スポットなどを周遊できるそうです。

10分ほど歩いて、再び乗り物です。

 

Cableway(ケーブルウェイ)

このケーブルカーもかなりの傾斜です。急降下して来た分、上っていきます。

これを待っている間に土砂降りに。あと10分遅かったらヤバかった・・・

ということで、シーニックワールドはこれにて終了。

昼食時間を含めて、約2時間でした。

 

エコーポイント展望台

最後の見学スポットです。

世界遺産ブルーマウンテンズのもっとも有名なスポットでもあります。

10分ほど滞在するうちに視界が少しずつ晴れてきて、かろうじてこれ!

奇岩 スリーシスターズ撮れました(^^)v

霧の雰囲気がなんとも水墨画っぽく見えませんか~?

お天気が良ければその先にユーカリの油分で青く見える森が広がるのですが・・・残念。

 

ガイドさんのお話では、アメリカのグランドキャニオンとも肩を並べる景勝地ということですが、そうかなぁ。

ということで昔の写真を発掘してみました(2003年8月撮影)

地質は似ているのでしょうかね。しかし規模はアメリカに軍配かな?

オーストラリアは国土の真ん中にすごいのが控えてますから~

 

Leura(ルーラ)の町散策

ブルーマウンテンズ国立公園から15分ほどの小さな町で40分ほどの散策。

ちょっとレトロ感のある商店街には、雑貨やチョコレートなどのショップがありました。

冬で夕方近くということもあり観光客は少なく、閉まっているお店も多い印象でした。

ここで買い物という気分ではなかったので、ぶらぶらウィンドショッピング。

アーケードの中にあった駄菓子屋さんが、日本っぽくて面白かったです(写真右)

 

これにてツアーは終了。ルーラの町を出発し、約1時間でシドニーの中心へ。

朝はホテルに迎えに来てくれましたが、帰りはライトレールの駅に近い3か所ほどのポイントで各自希望するところで下車となりました。

大半の参加者が降りたシドニータワー近くで私たちも下車し、お買い物をしてホテルへ戻りました。

 

まとめ

丸1日たっぷり楽しめたツアーでした。

日帰りツアーにしては料金は高めでしたが、入場料がどこも高いのですべて込みだと思えば納得。

電車を利用して自力で行くこともできるそうですので、どうしても予算があわなければそれもあり。

日本人だけのツアーでしたのでバスに乗って連れて行ってもらうだけのこの気軽さと安心感は、オーストラリアがはじめてという方にはおすすめです。

そして、前記事と重複しますが、私はガイドさんから聞く情報もツアーの醍醐味だと思っています。

今回のガイドさんは大当たり。

若いけれど解説がとてもお上手。行きはこれから観光する場所や国についての解説。帰りはシドニーのおすすめのお店や食べ物、おみやげ情報など、みんなが聞きたいことを上手にまとめて話してくださいました。

参加された方も、みなさんマナーを守られていて良いツアーでした。

 

旅はいよいよ最終日へ。