今年も大河ドラマ館に行ってきました。
今回行ったのは、紫式部ゆかりの地である滋賀県大津市にある大河ドラマ館です。
展示内容やおみやげ、飲食店の情報などをまとめました。
2024年の大河ドラマ館はどこ?
2024年は、大河ドラマ館が滋賀県、京都府、福井県にあわせて3か所開設されています。
- びわ湖大津大河ドラマ館 滋賀県大津市(石山寺境内)
- 越前大河ドラマ館 福井県越前市
- 宇治大河ドラマ館 京都府宇治市
大津は、紫式部が参詣し、源氏物語の着想を得たといわれるお寺。
越前は、紫式部が唯一京都以外に住んだ地として。
宇治は、藤原道長が築いた町。源氏物語最後の十帖の舞台として。
びわ湖大津大河ドラマ館について
ドラマの場面でも度々登場する石山寺(いしやまでら)に開設されています。
境内には紫式部ゆかりの史跡などもあり、一か所で存分にドラマの世界観を楽しめます。
位置関係はこんな感じ(境内案内図より)
※画像を加工しています。
地図下の東大門から丸で囲んだ「明王院」へ
石山寺までは公共交通機関を利用して行きました
ゆかりのある寺社境内に大河ドラマ館というのは、ここ数年恒例になっているようです。
2022年の「鎌倉殿の13人」では、鎌倉 鶴岡八幡宮境内にある旧美術館の建物。
2023年の「どうする家康」の静岡大河ドラマ館は、徳川家康が元服式を行った歴史のある静岡浅間神社の境内にある旧.静岡市文化財資料館の建物。
石山寺は、紫式部が度々参拝に訪れ、源氏物語を書くきっかけになった地。
「光る君へ」のストーリーにも度々登場し、蜻蛉(かげろう)日記を書いた藤原道綱の母と出会うシーンもありました。
石山寺と大河ドラマ館
石山寺は西国三十三所 第十三番札所の大きなお寺です。
7月なのでそれなりの暑さでしたが、木々の下に入ると涼しい~ さらにミストも。
入場券売場とチケット情報
【住所】滋賀県大津市石山寺1-1-1(石山寺境内)
【営業時間】9:00〜17:00(入場は16:30まで)
【定休日】2025年1月31日まで無休
大河ドラマ館の入館券、石山寺の拝観券を購入することができます。
それぞれ単独では600円。セットなら1000円です。
クレジットカードなどキャッシュレスにも対応しています。
このチケットで、他の大河ドラマ館や近隣の展示施設で相互割引が受けられます。
リーフレット形式で、裏側は同時開催されている「恋するもののあはれ展」への入館券になっています。
時間と体力に余裕があれば石山寺の拝観も一緒におすすめします。
また、境内の最奥にある宝物館 豊浄殿でも紫式部に関する展示が行われています(別料金)
明王院(大河ドラマ館)入口
靴を脱いでの見学となります。
入口にスポットクーラーあります(;'∀') また建物の隣にはトイレもあります。
大河ドラマ館の展示
紫式部(まひろ)パネル
主役を演じる吉高由里子さんの大型パネルです。
久しぶりの女性が主役の大河ドラマなので華やかで新鮮ですね~
基本的に撮影禁止の展示物と動画撮影を除いて撮影は可能とのことでした。
制作スタッフや登場人物の紹介
前2作はデジタルサイネージを使ったものもありましたが、いたってシンプル。
しかし半年視聴していても藤原姓が多すぎて、相関関係が整理できません(泣)
平安時代、馴染みが薄いので勉強しないと・・・
衣装展示
雅(みやび)な平安時代が舞台なので、衣装を楽しみに行かれる方も多いと思います。
私が行った7月は清少納言(演.ファーストサマーウイカさん)の衣装展示でした。
期間中数回の展示替えがあるそうです。
小道具展示
まひろが石山寺参詣の時につけていた帯などが展示されています。
赤いリボンで着物を巻くアレはなんだろうと謎でしたが、懸帯(かけおび)というもので、参詣の印として、心身を清めるために懸けるそうです。
4Kシアター
7月下旬は、「平安の世を生きる」というテーマの作品でした。
メイキングやドラマの世界観の他、平安時代の文化について出演者や専門家の方が語っています。(11分の映像)
毎回、こちらは人気のコーナーで立ち見も多く大盛況でした。
等身大パネル
藤原道長の娘 彰子とまひろの間で記念撮影できます。
こちらは清少納言(ききょう)と
平安時代の女性の物語とはいえ、ドラマでは個性的な男性俳優さんの演技もみどころ。
展示衣装やパネルに男性陣のものがあったらオバサンたちは嬉しいかも(笑)
この先には、出演者のサインコーナーもあります。
源氏物語 恋するもののあはれ展
隣の建物には、源氏物語の世界観を体験できる展示館。床も展示スペース。
イラストや占いコーナーなどカジュアルな雰囲気で若者向けの展示という印象でした。
館内の撮影について
例年どおり、館内で放映されているVTRやシアター映像(静止画、動画ともに)とサイン色紙の撮影は禁止されています。
見学所要時間の目安
大河ドラマ館だけなら30分。石山寺も含めると2時間くらいが目安です。
昨年、一昨年と比較すると、大河ドラマ館の規模はこじんまりしていますが、みどころたっぷりの石山寺や宝物館などもあわせて見学することをおすすめします。
大河ドラマ館のおみやげ
参道沿いにある 「拾翠園」と書かれた門をくぐるとおみやげ処があります。(有料エリア外)
石山寺物産館 紫
ドラマの雰囲に合わせた雅(みやび)なおみやげが並んでいます。
御朱印帳やお香、ろうそくなどお寺らしい雑貨もあります。
お菓子類も和三盆やお茶など、持ち帰りやすいサイズで、パッケージがオシャレ。
箱菓子が並ぶ中に、こんなもの発見! 鎌倉に怒られません?(苦笑)
昨年に続き、エコバッグ&缶バッジのガチャもありました。
私はこちらを購入。
右は石山寺本堂の源氏の間をモチーフにした和三盆糖。
地元の畳屋さんが作ったコースター
ところで、滋賀らしい名物ってないの?と思っている方、あります!
石山寺を出て、門前に並ぶお店へGO!
大河ドラマ館周辺の飲食店
門前には3~4件のおみやげ&飲食店が軒を連ねています。
右の灯篭が境内への入口です。
全国のデパ地下でもおなじみ 高級和菓子の「叶匠寿庵」
叶匠寿庵は滋賀県大津市に本社があるんです。
写真は和カフェ入口。隣の店舗では石山寺名物の「石餅」が購入できます。
余談ですが、近江八幡市には和菓子のたねやが展開するスイーツ施設もありますよ。
駐車場近くには飲食店の入る新しい建物があります。
Ishiyama Terrace
お芋スイーツ、プリン、ベーカリー、そして和食処と老若男女すべてに対応する飲食店が揃っています。
暑いし、スイーツ食べたいのでこちらへ。
ISHIYAMADERA cafe
お芋スイーツ屋さんの上にあり、各店舗で購入した商品を持ち込んでの飲食も可能。
ドリンクも良心的な価格です。
私は、こちらのお芋がのったパンケーキをドリンクセットで。
14時頃でしたので、ゆったりした空間で、瀬田川を眺めながら涼をとることができました。
おみやげと飲食すべてが完結してしまう石山寺でした~
まとめ
ほぼ毎年のように大河ドラマ館を渡り歩いている私の率直な感想は、今年は例年の落ち着きに戻ったなということ。
昨年の「どうする家康」は主役が人気アイドルということで明らかに客層が違いました。開催地の地元民として、盛り上がりに随分貢献してくれたことには感謝です。
加えて浜松市と岡崎市にいたっては、自治体がフィーバーしすぎ(苦笑)
大河ドラマ館の規模も大きく、出演者を招いたイベントもしょっちゅう開催されていました。
ということで、落ち着いて観覧できた「びわ湖大津大河ドラマ館」でした。
いよいよドラマも後半。
源氏物語を本格的に書き始めるまひろ(紫式部)のようすを楽しもうと思います。