2024年11月の台湾旅行記です。
旅の目的地である台南に新幹線を使って移動しました。
あらかじめWEBで外国人パスを購入し、指定席を予約して乗車しました。
高鐵桃園駅ホーム
地下ホームです。
指定席は1~5、8、9号車、自由席は最後尾の10~12号車です。
確保した指定席は1号車。ホームの端まで歩きました。
渡航3日前くらいに予約したのですが、ほぼ満席で良い席がとれませんでした。
ダメ元で外国人用パスを発行してもらう窓口で変更を希望しましたが撃沈。
台湾新幹線ナメてました(T_T) 週末夕方はこんな状況です。
在来線(台湾鉄道)に比べたらバカ高いけど、台湾新幹線大人気!
台湾新幹線には「のぞみ」「ひかり」のような区分はありませんが、停車駅に若干差があります。
私の乗る列車は各駅停車・・・静岡県民の宿命だと思いましたよ(-_-;)
といっても全区間乗車しても走行距離は約350km(東京-名古屋間くらい)で、1時間半ほど。
桃園から台南までなら最速のものと比較しても所要時間の差は15分くらいです。
ついでに(東海道新幹線の余談)
「のぞみ」しか利用しない都会の方々にはわからないかもですが、「こだま」は駅停車中の「のぞみ」「ひかり」の通過待ちが長いんです。
時間もですが、乗車している横を300km/h近くのスピードで通過されるアレ、けっこうストレスですわ~
台湾新幹線にはそういうのもありません(苦笑)
台湾新幹線に乗車
定刻通り入線してきました。
新幹線には初乗車ですが、ワケあって似たような列車(こちらも日本製)に乗車したことがあります。
それはさておき・・・
新幹線車内のようす
1号車最後尾、3列の真ん中席です。そこしか指定席空いてなかったんです(T_T)
普段は(ほぼ自由席ですが)まずこんな席に当たることはありません。
キャリーケース抱えて、「すみませ~ん」な感じで真ん中の席へ。
それにしてもこの車内。写真だけ見るとまんま(一世代古い)日本の新幹線です。
700系車両をベースにJR東海と西日本が開発した「700T型」というタイプです。
当然ですが座席サイズも日本のものと同じです。
テーブルや座席ポケットの仕様もまったく同じで、座席も180度回転するそうです。
もっというと、新幹線のすれ違いやトンネルに入る時の「シュッ」という独特な音や振動まで一緒です。
両隣は若い方で標準サイズとはいえ窮屈感は否めません。
そのうち降りるだろうと思っていたら、みなさん台南・高雄方面へのご乗車。
他の席も降りたらまた乗ってくる・・・というように台南までほぼ満席でした。
日曜日の夕方の南行きは事前に指定席を確保しておくのがベターです。
高鐵桃園駅のコンビニで購入した軽食を食べる気満々でしたが、この状況では飲み物を飲むのがやっと(泣)
そんな中登場したのは、東海道新幹線ではすでに”絶滅”となったワゴンサービス
台湾新幹線の車内販売は現役続行中
この光景に「懐かしい~」と思う日本人(笑)
超余談ですが、大学生の時、夏休みの短期バイトとして新幹線の車内販売を経験しました。
ワゴンサービスは社員さんが専任。学生バイトは「シンカンセンカタイアイス」「水割り」「おみやげ」などの単品売りでしたけど・・・
昭和末期はまだ「のぞみ」もなく、「エキナカ」もショボイ時代で、車内販売は大量のバイトを雇って売りまくるほどの大盛況だったのです。
話を戻します。この状況では何も買えないし食べられないので諦め・・・
帰りの新幹線では駅弁を持ち込み、車内でコーヒー買いました。
ごみ回収スタッフが巡回
日本にはないけど素晴らしい!思ったサービスがごみの回収。
大きなごみ袋(郵便ポストの収集袋のようなタイプ)を持ったスタッフがごみを集めにやってきました。
お弁当の空容器もペットボトルも回収してくれるのでありがたいです。
日本では降りる時に自分のごみは片づけるのがマナーですが、荷物が多い時にごみを一緒に持って行くのも大変なことがあります。
また、最近はインバウンドも増えて片づけできない人たちもいるので、こんなサービスあったらいいなと思います。
台南駅に到着
到着する頃には外は真っ暗。
ホームのようすを撮影しながらターミナル内へ。
改札のある2階から1階へおりるエスカレーターからのようす
週末の夕方のターミナルはにぎわっていました。
ということで、初台湾新幹線乗車記でした。
まとめ
日本の新幹線そのまんまの台湾新幹線は、日本人にとっ外国でいちばん馴染みやすい鉄道だと思います。
驚くべきはほぼ満席でも車内は日本の新幹線より静かでした。
日本の新幹線は、日中はキーボードをたたく音がうるさい、平日夜はビール片手にテンション上がるおじさん連中、傍若無人に大声で話すおばちゃんグループ、子どもが走り回っても放置の親子連れ。それに加え無法地帯と化している外国人観光客・・・
今では日本の新幹線の方がマナー違反が多くてストレスたまりそうです。
往路は身動きがとれずにじっと耐えていましたが、復路はいろいろと観察もできましたので、改めて別記事でご紹介したいと思います。