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【2024台湾旅行記】レトロ建築とオシャレ雑貨満載「台南 林百貨店」を探検

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2024年11月の台湾旅行記です。

近年注目されるレトロな建物をリノベーションした人気スポット「林百貨店」。

建物の美しさやレトロ感満載の”映え”スポットだけでなく、扱っている雑貨やおみやげもなかなかのクオリティでした。

www.momoyorozu.net

 

 

私はレトロ建築が大好き♡

買い物にはそこまで熱くならないタイプですが、店内は見ていて飽きることがなく、(ホテルの目の前だったので)毎日のように通ってしまいました。

 

林(ハヤシ)百貨店について

当時「台南の銀座」と呼ばれたこのエリアに、日本統治時代の1932(昭和7)年に山口県出身の林方一氏により創業しました。

設計は石川県出身の建築家 梅澤捨次郎氏。

モダンなつくりの6階建てで、最先端の工法や材料が使われていました。

戦後は製塩工場や派出所などとして使われていましたが、1980年頃には空きビルに。

その後リノベーションされ2014年に林百貨店として生まれ変わりました。

場所とアクセス

台鉄台南駅からは約1kmほどの場所にあります。(台南駅からのバス路線あり)

周辺には台南孔子廟や国立台湾文学館(旧台南庁庁舎)、美術館など歴史文化スポットが多数あります。

 

建物外観

ほぼ当時の姿のまま修復されています。

建物のライトアップが美しい!

周辺は高層建築も少なく、街全体がレトロな雰囲気にあふれています。

レンガも特徴があるようで・・・(中国語の説明板&AR解説あり)

店内に掲示されていた当時の写真

林百貨店も隣の銀行も当時のままの姿を残しています。

全フロア巡ってみた!

店内フロアはこんな構成です。

 

1階 台南リビングルーム

台湾のおみやげ(食品系)が並ぶフロア。

天井や床のタイルに加え、レトロなインテリアは映えを求める方に大人気。

さらにパッケージのデザインもどれも素敵です。

台南版「宮原眼科」ですね。(アイスはないけれど・・・)

茶葉の陳列も化粧品かと思うほどです。(写真右)

日中はなかなか空かないソファも、夜なら楽勝~

週末は夜9時まで営業しているので、閉店間際に行くのがおすすめです。

しかし日本人のツアーで来ていた買い物に興味なさそうなオッサンが、どかっと座り込んで動かなかったのには呆れましたが・・・ 

休憩用のイスじゃないってこと誰か教えてやってくれよ~

 

エレベーター

台南エリアでは最初の(デパート用)エレベーター。現役です!

修復されていてボタンなどは新しいものになっています。

1階から5階への直通のみ。定員は5名ほどなので乗れたらラッキー。

 

2階 台南デザイン

林百貨のロゴ入り雑貨や手軽な雑貨類が揃っています。

台湾に来て富士山雑貨には静岡県民もびっくりですけど~(笑)

 

色遣いがアジアンなカラフル雑貨も豊富です。

 

3階 台南ファッション

洋服やバッグ類、アクセサリーなどのフロア。

そこそこ良いお値段しますが(円安なのでなおさら)品質は良さそうです。

 

4階は「台南文化フロア」

記憶があやふやで立ち寄ったかどうか・・・すみません。

 

5階 台南ダイニング

カフェフロアですが、夜に行くとこんな感じでちょっとびっくり

改めて最終日のお昼ごろ行ってみました。

フロアには2店舗あり、1つは夜はお酒も飲めそうなカフェ 「林珈琲」

 

もうひとつは豆花スイーツのお店「山海豆花」

 

2つのお店は中でつながっています。

インテリア的には林珈琲の空間がいいなあと思いましたが、食べたいのは豆花。

ということで

きな粉とピーナッツなどトッピングたっぷりの豆花いただきました。

ひんやり甘くて美味しい~ 

見た目よりボリュームもありますが、ヘルシーな食材ばかりなので罪悪感なしに食べられました(^^)v

 

店の入口近くには第二次世界大戦での被弾跡もあります。

平和に感謝しつつ、こういうものもしっかり見ておくべきですね。

 

6階 屋上

小さな雑貨売場と屋上フロア

林百貨店の写真に出てくる象徴的なビジュアル。

台南名物の椪餅(ポンピン)というお菓子をモチーフにした(一応)ベンチです。

 

神社もあります

開業から半年後に完成した「末広社」

当時は一般公開されていないエリアでしたが、産業の守護神として信仰されていたそうです。

屋上からの眺め

 

林百貨店で購入したおみやげ

林百貨店パッケージのお菓子

1階で購入。

3種類のクッキー(それぞれ別の缶)となっていて3缶セットもあります。

中身は個包装ではないのが欠点ですが、ロゴ缶はインパクトあります。

 

台湾烏龍茶

左は凍頂烏龍の茶葉、右は香片(ジャスミン)のティーバッグ。

台南の老舗の茶問屋 振発茶行の茶葉を林百貨店で購入することができます。

茶葉は期待以上のものでした。

ティーバッグは箱のデザインもオシャレですが、個包装になっているので、お菓子などとあわせてばらまきみやげにもなります。

 

台湾ロゴ入り雑貨(鍋敷き)

屋上の雑貨売場で購入。

旧字体の台湾ロゴが気に入っています。鍋敷きですが壁飾りになりつつあります(笑)

 

もっと買いたいものはありましたが、台北へ行く予定もあったので控えめにしました。

結局、雑貨は台南でもっと買っておけばよかったかな・・・と。

 

まとめ

林百貨店は日本のデパートをイメージしていくと小さいかもしれませんし、有名ブランドの洋服や化粧品も扱っていません。

しかし建築物としてのみごたえに加え、台湾オリジナルブランドの雑貨などを見て歩くとあっという間に時間が過ぎるほどみどころ満載です。

最近はツアーでの立ち寄りも増えているようですが、30~40分ほどの立ち寄りですと1階と屋上くらいでタイムアウトです。

2~3時間くらいあれば、一通り店内巡って、カフェで一息も可能かと思います。

 

私が台湾好きな理由のひとつに、日本の文化や歴史(建造物を含む)を大切に後世に残してくれることがあります。

最近ではさらにひと手間加え、人気スポットによみがえらせる台湾人の知恵と心意気に感服させられます。

今回の旅では、台南で日本人が後世に残した大事業の歴史もたどります。

 

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