2024年11月の台湾旅行記です。
台湾は美食の国として知られていますが、古都として栄えた台南は独自の食文化があります。
そんな台南で食べたおいしいものや珍しいものを記録としてまとめてみました。
台北にも出店している有名店もありますが、やはり町の雰囲気とともに台南で味わうのは格別です。
といっても、私は並んで待つことが旅のストレスになるタイプ。行き当たりばったり的に食べ歩いた記録です。
宿泊したホテル(台南富華大飯店 向かいには林百貨店)から徒歩でも苦にならない半径1kmくらいの範囲です。
意麺(福栄小吃店)
1日目の夕食。日曜日の夜、林百貨店を見てから出かけたところ、20時過ぎには次々にお店が閉まっていて・・・かろうじて見つけたお店です。
店頭で迷っていると、人のよさそうなおばちゃんが現地語で声をかけてくれました。
日本人とわかると、身振り手振りで店内へ案内してくれて、日本語メニューも出してくれました。
魚丸湯と肉燥飯(台南版の魯肉飯)、煮卵をオーダーすると肉燥飯は売り切れ。
勧められるままに意麺にメニュー変更。
意麺(イーメン)は台南市塩水地区発祥の小麦粉と卵でつくった麺を油で揚げたもの。
あとで知ったのですが、このお店は意麺の人気店でした。
汁なしでいただきました。
ちぢれ麺のような感じですが、くどさや辛さもなくマイルドなお味でした~
そして、魚丸湯は私にとって”台湾版味噌汁” 体にしみます。
行き当たりばったりでしたが、運よく名物の意麺を堪能できました。


後日「福栄小吃店」で検索したところ、「阿瑞意麺」として表示されました。
閉店間際だったため急いで食べ終え、晩酌はホテルにて。
ホテル近くのセブンで買ったビールと福岡空港で買ったJagabee
ビールはいつもと違うデザインの缶。(一般的なものはラガータイプ)
クラシックは、すっきり軽めの飲みやすいビールでした。
担仔麺(度小月 中正旗艦店)
これも台南発祥の担仔麺(タンツーメン)
豚やエビをベースにしたスープに、そぼろの肉などをトッピングして小さな器で提供する麺料理。
ニンニクを入れるか聞かれますので、OKで。
こちらも辛さはなく、コクのあるスープがしみます。台湾のスープ絶対外しません!
麺は小サイズを注文し、主菜を一緒に参加していた夫婦とオーダーしたものをシェアしました。
ホテルの近くに本店がありましたが、ひとりで入るにはためらってしまい・・・
オプショナルツアーの昼食で(自由食でしたが)ガイドさんが参加者の希望を聞いて当日予約してくれたので、並ばずに入店できました。
牛肉湯(鴻牛温体牛肉湯南門店)
牛肉湯(ニュウロウタン)は生の牛肉に熱いスープをかけた料理。
台南には肉牛の市場があり、新鮮な牛肉が流通することで生まれたご当地料理。
特選牛肉湯と白飯をいただきました。
牛肉がスープに埋没している写真ですみませんm(__)m
スープは肉系の出汁も出ていますが、これもさっぱり。
お肉も下味はないので、セルフサービスの生姜や調味料を加えると味変していい感じになります。
これとご飯だけでちょっと物足りなかったのですが・・・炒め物頼めばよかった。
チェーン店のようで、利用したのは孔子廟のすぐ近くにある南門店
カフェみたいな内装のお店でした。
ちょっと食べたりない気はしますが夜なので。
朝食(ホテルのビュッフェ)をもりもり食べて調整(笑)
ということでここからはデザートへ。
季節のフルーツ(莉莉水果店)
人気のフルーツショップ。
しかし時は11月。私の大好物のマンゴーはありません(泣)
かき氷を食べるにもちょっと寒いので、カットフルーツ(総合水果 小)をいただきました。
りんごがメインとはちょっと意表をつかれましたが・・・ どれも美味しかったです。
一緒にパイナップルレモンジュースをオーダー。
フルーツもジュースもオーダーしてから作ってくれるので少し待ちました。
次はマンゴーの旬の時期に再訪して、かき氷食べたい!
お店は孔子廟のすぐ前。
高鐵台南駅からの無料シャトルバス(H31)で乗降したバス停の近くでした。
豆花(度小月/山海豆花)
豆乳を凝固剤で固めたスイーツ 豆花(トーファ)。
ひとことでいえば「豆腐プリン」
絹ごし豆腐のようでもあり食感はビミョーに違います。
甘い蜜やフルーツ、ナッツなどトッピングもバリエーション豊富です。
こちらは度小月でいただいたもの
シンプルな黒糖ベースの蜜でいただきました。
こちらは林百貨店のカフェにある「山海豆花」というお店のもの。
タピオカ、ピーナツ、きな粉がトッピングされたもの。
度小月のものより蜜の甘さは控えめ。多彩なトッピングの食感が楽しめました。
材料が大豆なので食べ過ぎても罪悪感がありませんし、それどころか中年女性には大豆イソフラボン摂取は切実な課題なのでございます(笑)
最後にお食事ではないけれど、紹介しておきたい台南名物
焼き菓子「椪餅」
実は、林百貨店の屋上あいるこの「饅頭ベンチ」の正体を知りたいと思っていました。
ふわふわに見えますが、コンクリート製で硬いです。
きっとこういう饅頭があるに違いない!
水仙宮市場をうろついていた時にその”実物”を見つけました。
購入したのはこのお菓子屋さん?
アウトレット的なパイナップルケーキやカステラなどを購入する地元の人がひっきりなしに立ち寄っているお店でした。
椪餅(ポンビン)という焼き菓子でした。
実物を見て驚いたのは、お饅頭でもお餅でもありませんでした。
焼き印を見ると、何かお祝いごとに使うお菓子かも。
なんと!中は空洞 当然軽いです。
内側には黒糖が塗られていて、割って食べると甘いお煎餅になりました~
中身のないカルメ焼きみたいですが、カルメ焼きほど甘くないです。
この形といい味といいすっかり気に入ってしまいました。
軽いのでおみやげにいいかも、と思いましたがこういう形状なので、帰国したときに1個はすでに穴があいてました(苦笑)
無事に日本に持って帰るその難易度は、まるで名古屋の「ぴよりんチャレンジ」だわ。
気になる方は、台南のお菓子屋さんで探して「ポンビンチャレンジ」みてください。
まとめ
宿泊したホテルの徒歩圏内は、町の食堂的なお店もかなりレベルが高かったです。
ひとり旅だとシェアして食べられないのが欠点ですが、比較的ひとりでも入りやすいお手軽なお店が多く、台南名物といわれるものを一通り制覇できた気がします。
もっとリサーチしたり、現地のスタッフさんにお聞きすれば、もっと有益な情報が得られたかもしれませんが、グルメ食べ歩きが主目的ではないので…
ほどほどに食べて、建築を見て歩き、が私の旅のスタイル。
都会の台北とは違う雰囲気がとても気に入りました。
マンゴーの産地が近いということなので、次はぜひ夏に行きたい!と思うのでした。